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FP3級の試験対策や実技の選択、受検して良かったこと等

9月13日にFP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定3級(金財・個人資産相談業務)を受検しました。

帰宅してから模範解答で自己採点をしたところ、どうやら合格点には届いたようです(マークミスがなければですが)。

前回のnote「FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定3級を受けることにした」では、受検の理由等について書きました。

今回は試験対策や実技の選択、受検して良かったこと等についてお話ししたいと思います。


学科試験は共通だが、実技試験は3つに分かれる

FP3級の受検を考えている方のために、最初に知っておいて頂きたいことがあります。

FP資格には、金財と日本FP協会という2つの実施機関があります。

学科試験は共通の試験なのですが、実技試験は金財「個人資産相談業務」又は「保険顧客資産相談業務」、日本FP協会「資産設計提案業務」の3つから選ぶことになります。

金財「保険顧客資産相談業務」は保険関係の仕事に従事している方の受検が多いようなので、以後は省略します。

僕のような金融・保険業界になじみの無いFP初心者の場合は金財「個人資産相談業務」か日本FP協会「資産設計提案業務」のどちらかを選ぶことが多いと思いますが、この選択は意外に重要です。

合否を左右することもあるので、しっかりと情報収集して慎重に選ぶことをオススメします。

詳しくは順を追って説明します。


試験対策について(使用した参考書等)

まずは滝澤ななみさんの「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 」を1回さらっと読みました。ポイントが整理されていて、とても良く出来た本であると僕は思いました。

次に同じ著者の「みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 」に取り組みました。上記の教科書を使用する方は、問題集とセットで使用するととても覚えやすいです。問題を解きつつ知識を整理することで、基本的な出題には十分対応できるようになると思います。

この他にFP3級過去問道場というHPで過去問を解きました。無料で使えるにも関わらず解説もしっかりしていて、クオリティーが高いです。

実技が合否のポイントであると僕は考えてましたので、実技の過去問をたくさん解きました。これで試験対策は万全のはずでしたが・・・


試験後の自己採点

試験後に主催者のHPに掲載された模範解答をみて自己採点しました。

 学科 57/60点  実技 37/50点                 (学科・実技とも合格ラインは6割以上)

学科は基本的な出題が多く、9割以上の得点でした。自分でも驚くほどのデキです!

実技も7割以上の得点でした。余裕で合格のように見えるかもしれませんが・・・


金財(個人資産相談業務)の実技試験はヤバかった!

実技が終わった後は予想以上の難しさに唖然としました。正直不合格も覚悟していました。

金財「個人資産相談業務」の実技試験は15問出題され全て3択となります。50点満点で30点が合格ラインで、1問の配点は問題により3点か4点のいずれかとなります。

僕は37点なのであと1~2問ミスしても合格ではありました。しかし実のところ3問ほど運良く正解した問題がありました・・・

つまり学科で9割以上取れても、実技で不合格となる可能性があったということです!

試験後にTwitterで受検者の反応をチェックしてみました。日本FP協会「資産設計提案業務」で受検した方は合格の喜びのツイートが多かった一方で、金財「個人資産相談業務」で受検した方は「実技は不合格だった、もしくは難しかった」というコメントが多数ありました。

少なくとも今回の実技試験では、日本FP協会「資産設計提案業務」よりも金財「個人資産相談業務」の方がかなり難しかったのは間違いないようです。

同じFP3級の試験なのに、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?


そもそも合格率は、金財<日本FP協会である

「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 」には過去6回分の受検者のデータの表が載っています。学科と各実技ごとの合格率も書いてあります。

日本FP協会「資産設計提案業務」の実技の過去6回の平均合格率が86%に対して、金財「個人資産相談業務」はなんと58%です!

日本FP協会の受験者のレベルが高いことも一因かもしれませんが、いくらなんでも差がありすぎです。同じFP3級の試験でありながら、金財と日本FP協会の難易度を近づけるような調整は行われていないようです(苦笑)。

僕が金財「個人資産相談業務」を選んだのは、受験会場が自宅から比較的近かったからです。その点はとても良かったのですが、もし不合格だったらきっと後悔していたと思います(汗)

今後傾向が変わることもあるかもしれませんが、FP3級の受検を申し込む際には慎重に選択した方が良いでしょう。


FP3級を受検して良かったこと

今回のFP3級の受検勉強により、今後の人生で役に立ちそうな知識をたくさん得ることができました。

特に年金や税金、相続の基本を理解できたのは、僕にとって大きな収穫でした。

僕個人の人生観ではありますが、「可能な限りお金に左右されない、物よりも心の充実した人生を送りたい」というものがあります。

そのような人生を送るためには「お金のことから逃げるのではなく、お金のことをよく知っておくことが大事ではないか」と最近考えるようになりました。

そのような意味でも、今回のFP3級受験はとても意義のあるものであったと確信しています。


おわりに

FP3級はとても有用な知識が得られる資格であると僕は考えていますし、ぜひ多くの方に受験をオススメしたいと思っています。

FP資格に興味をお持ちの皆様の参考となれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!