一个糖葫芦,去山楂

早稲田大学から唐土は北京大学に留学中の歴史オタク。 皆もすなるnoteといふものを我も…

一个糖葫芦,去山楂

早稲田大学から唐土は北京大学に留学中の歴史オタク。 皆もすなるnoteといふものを我もしてみむとするなり。 留学中の生活を記録していきます。

最近の記事

中国点描#12 帰国前一人旅① 許昌・開封

こんにちは糖葫芦です。 さて、今回からは(本当に)予告通り、帰国前一人旅の旅行記になります! (前回予告詐欺してしまいましたが…) 改めてご説明すると、帰国前一人旅の期間はおよそ1週間、許昌、開封、西安、そして成都の4都市を巡り、最後は成都の空港から香港でトランジットして日本に到着という旅程です。 というわけで早速、今回は許昌と開封の旅行記をお届けします。 1.許昌最初の目的地は河南省にある許昌。河南省にはすでに2月に洛陽、5月に安陽と二回訪れています。河南省は古来「中

    • 中国点描#11 帰国前一人旅⓪ バイバイ北京!また会う日まで!

      こんにちは。糖葫芦です。 さて今回からは予告通り、私が期末試験終了後、帰国するまでに巡った4都市、河南省の許昌・開封、陝西省の西安、そして四川省の成都の旅行記をお届け…する予定でしたが、 その前に今回は、期末試験が終わってから北京を出発するまでの日々を記事にしたいと思います。 本当は、旅行で巡った最初の2都市、許昌・開封と一緒の記事にする予定が、予想以上に長くなったため単独で記事を書くことにしました。取り留めのない文章ですがどうぞご覧ください。 1. 帰国手続きと荷造

      • 中国点描#10 上海・南京旅行記(後編)

        こんにちは。糖葫芦です。 今回は、上海・南京旅行の後編・南京編をお届けします。 前編はこちらから↑ *今回は少し記事の内容が重め、かつセンシティブなものになります。あらかじめご了承ください。 1. 第一天1. 侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館  江蘇省の省都、南京。中国南部の中心地であり、「三国志」の孫呉をはじめとする六朝や南宋、太平天国などこの地に築かれた政権の首都になることも多数ありました。 そして、南京は日本人にとっても因縁浅からぬ都市の一つでもあります。

        • 中国点描#9 上海・南京旅行記(前編)

          すっかりご無沙汰してます。糖葫芦です。 さて、帰国してから今月ではや1年。 更新していなかったのは他でもなく、就活が本格化していたからです…(ごめんなさい) とはいえ先月無事に進路も決まったので、書き溜めていた旅行記をぽちぽちと吐き出していこうかと思います。 さてその第一弾は、去年(2023年)の1月に行った上海・南京の2都市です。 今までの旅行はほぼ一人だったのに対して、今回の旅行は留学同期の総勢7人の大所帯。 上海と南京をそれぞれ二日ずつ楽しむことになりました。

        中国点描#12 帰国前一人旅① 許昌・開封

          中国点描#8 北京大学DD攻略!

          またまたご無沙汰しております。糖葫芦です(咱们就活生同学要写ES!!なのです!!) さて、 来年の北京大学DD留学への派遣が決まった皆様、おめでとうございます!!! 充実した留学生活を過ごせる事を祈っております! とはいえ。  とにかく情報が少ないのが中国留学。ましてコロナの影響で3年ほど国境が閉ざされてしまったこともあり、ここ最近の中国留学事情についてはほとんど知る機会がないのが実情ではないでしょうか。    ということで、今回は主に北京大学DDへの派遣が決まった人向

          中国点描#8 北京大学DD攻略!

          中国点描#7 全人類河南省に住もう 安陽旅行記

          前置き 五一(労働節、ゴールデンウィーク)中の5月7日、課題途中にTwitterを(VPN経由で)見ていると、あるニュースが私の目に止まった。去る4月29日、河南省は安陽市の郊外に「安陽曹操高陵博物館」なる施設がオープンしたとのことである。    「曹操」、三国志オタクにはもうおなじみの名前ですが、政治・軍事・文学に優れた才を発揮し、魏の礎を築いた人物です。近年、彼のものとされる陵墓が発見されたことは知っていたのですが、まさか自分が中国にいる間にその陵墓に博物館が建てられると

          中国点描#7 全人類河南省に住もう 安陽旅行記

          中国点描#6 薬屋のひとりごと(药屋少女的呢喃)アニメ版放送開始!

           大家好,糖葫芦です。  今回は今までと少し趣向を変えて、僕の好きな作品のご紹介(いちおう中国関連)。 その名も「薬屋のひとりごと」(原作:日向夏)  薬学の知識豊富な主人公「猫猫(マオマオ)」がひょんなことから中華風の後宮(皇帝に側仕えする女官の住まう場所。日本で言えば大奥)にお仕えすることになり、その薬の知識を用いて謎を解く、というミステリ・ラブコメ小説。  もともと僕は小学館版の漫画版をずっと読んでいたのですが、実は漫画版にはこれだけでなく、スクウェア・エニックス

          中国点描#6 薬屋のひとりごと(药屋少女的呢喃)アニメ版放送開始!

          中国点描 #5 留学を終えて これからの中国との向き合い方

             ご無沙汰してます。糖葫芦です。相も変わらず不定期更新をしているこのブログですが、実は更新していない間の去る七月、無事に日本に帰国いたしました。  その後、就活やら資格試験の勉強やらをしているうちに、いつの間にか10月に。留学から3ヶ月以上が経ってしまいました。  留学が終わった以上、このブログも終わろうかな〜とは思ったのですが、実は下書きを書くだけ書いてまだ公開していない記事(旅行記とか)が何個かあるので、もう少し続けていくつもりであります。  さて、今回は留学を終え

          中国点描 #5 留学を終えて これからの中国との向き合い方

          中国点描#4 内モンゴル旅行記(今更)

          長い間ご無沙汰を致しておりました。糖葫芦です。  前回の投稿が3月中旬なので約三ヶ月ぶりの投稿。継続って難しいね()。投稿していない間に、中間試験も終わり、期末試験も終わり、先日とうとう成績まで(ほぼ)出揃ってしまいました。  過去の記事に詳細を記しているため参照していただきたいのですが、私は早稲田大学から北京大学にダブル・ディグリー(DD)留学をしている身。北京大学で所定の単位を取らねば学位が取得できないのですが、成績が開示により必要単位の取得が確認できたため、無事DD成功

          中国点描#4 内モンゴル旅行記(今更)

          中国点描#3 襄陽・洛陽 二都市周遊記

          はじめに今日は2本連続で投稿していこうと思います。糖葫芦です。 今回は、冬休み中に行った襄陽・洛陽旅行について書こうと思います。 冬休みにはほかにも天津や上海、南京などの都市にも行ったのですが、これらは比較的有名な都市で見聞録が多くあると思うので、今回はちょっとニッチなところを記事にしていこうと思います(といってもそのうち上海や南京のことも記事にする予定ですが)。 洛陽・襄陽を選んだ理由はシンプル。三国志スポットがたくさんあるからです。小学生の頃から三国志が好きだったので

          中国点描#3 襄陽・洛陽 二都市周遊記

          中国 点描#2 北京大学の授業

          はじめに好好大家ご機嫌いかが? どうも糖葫芦です。  今回は、私が通っている北京大学の授業について書いていこうと思います。私は北京大学の「社会科学学部・国際関係学院」というところに通っています。「学院」が日本の大学でいう「学部」に相当するので、簡単にいえば国際関係学部に通っているということです。その上にある社会科学学部は、複数の学院をまとめている存在です。早稲田大学でいえば〇〇学術院に近い存在といえるかと思います。  国際関係学(論)は、その名の通り国際関係を様々な理論や

          中国 点描#2 北京大学の授業

          中国点描 #1 これまでの留学生活まとめ

          ごあいさつはじめまして。大家好!  私は早稲田大学の学生で、2022年9月から北京大学の国際関係学院というところにダブルディグリー留学をしています。 (ダブルディグリーとは、一定の条件を満たすことで,元の大学の学位に加え留学先の大学の学位を取得できる留学プログラムのことです。)  すでに留学開始から半年ほど経っていますが、留学生活の記録を残すべくnoteを始めました。よかったら見てやってください。    今日は初投稿ということで、昨年9月に渡航してから、秋学期が終わるまで

          中国点描 #1 これまでの留学生活まとめ