瀬沼優司の移籍


個人的な今年の瀬沼のベストプレーはこのゴールの起点となったドリブルです。50メートルぐらいドリブルし中央へクロス。それを阪野がすらし逆サイドから上がってきたアルヴァロが決めた同点ゴールでした。


システムの変更とシャドーに求められる役割の変化。この二つの要因が瀬沼の出番を減少させてしまったと感じています。特に今、南と小林という中央でボールを受けてパスやドリブル・シュートが出来る選手が主体となり攻撃を組み立てています。この起用が上手くいっていることから二人とタイプの違う瀬沼はなかなか出番が来ませんでした。


1-2で逆転負けした新潟戦。リードしていたにも関わらず防戦一方。攻め手はカウンターのみ。

「こういう試合こそ瀬沼の力だよな」そう思っていました。


瀬沼の良さは攻守両面でとことん走れるスタミナ。カウンターで上がっていく事もボールを失って守備に戻るときも全力で走ることが出来る選手です。これからのJ2では僅差の試合が増えてくることが見込まれます。その時瀬沼のパワーが生きる試合も出てくるだろうと考えていました。


しかし、瀬沼は環境を変えて勝負することを選びました。横浜FCは似ているタイプのジョンチュングンを岡山に放出し瀬沼を迎え入れます。横浜は3-1-4-2のシステムをとっており、シンプルな攻撃が持ち味のチーム。特にロングカウンターの指標60.2はリーグ5位、シュート率23%はリーグ2位の成績を残しています。

データ参照:Football LABより(下記リンク)

走力を持ち合わせている瀬沼の特徴を生かせそうなチームと言えるでしょう。カウンター発動し最後は瀬沼・・・というシーンも想像できそうです。


サッカー選手として自らの道を切り開こうと決断した瀬沼優司。今後の活躍を祈っています(もちろん山形戦以外でお願いします。笑)

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