見出し画像

お茶のことがしゃべれる場があっても、いいんじゃない?

レトロな昭和30年代に建てられた木造長屋の茶の間、『種ノ箱』。
本日は、お茶の勉強会で、セイロンティーを取り上げました。

スリランカで作られた紅茶が、セイロンティー。

大阪市北区堂島にかつて、ティーハウスムジカ堂島店がありました。
60年ちょっと、堂島に店を構えられていた老舗紅茶屋さんです。
筆者は、常連でした。

2013年11月から芦屋に移転されて、ムジカティーとなりました。

ムジカは、初代が当時オーディオが普及していなかったことから、音楽喫茶を始められました。レコードをかけて、音楽を聞かせる喫茶店。

ムジカの最初のロゴは、レコードがあしらわれています。

2017年のムジカティーのセレブレーションブレンドにプリントされているので、持っている人は見てみてください。

持っていない人は、ネット検索すれば出てくるはずです。

というわけで、本日のお茶の勉強会、セイロンティー。
最初はムジカティーのプライドオブスリランカで。

紅茶屋さんに業態を変えた当時の昔のティーハウスムジカのスタッフさんが好んで飲まれていたので、おそらくヌワラエリヤと同じくらいかその次くらいに古い商品なんだと思います。

お客さんは、「これはおいしい!」と言われてました。
細かい葉っぱなので、淹れるのが失敗しにくいです。
また、しっかりと味も水色も出ます。
香りもよいので、通な紅茶好きにも喜んでもらえると思います。
そもそも、元スタッフが長年好んで飲んでるくらいだから(省略、笑)。

少し毛色を変えたく、次はルフナに。
スモーキーな香りの紅茶で、少し薄く淹れてしまったので、ストレートでお客さんは飲まれていました。

その間も、参加者各自の住んでいる場所がかなり離れていたので、おのおのの紅茶事情のおしゃべりがあったり。

サー・トーマス・リプトンのアールグレイは、普通においしいベルガモットな柑橘系の香りの紅茶でした。落ち着く感じ。

お茶請けに淡路島洲本市の長手長英堂さんのオレンジピールを出したり

最後の〆は、ムジカティーのラグジュアリーセイロン。
ラグジュアリーな感じで(笑)

写真を見返していたら、今日は、いろいろお茶の話、海外の話、自分の住んでいる近所の話とか、あったなと。

種ノ箱は、まちのあちこちに本のある場所をつくる私立図書館の取り組みの「まちライブラリー」に参加しています。

卒業研究に、まちライブラリーを取り上げられた大学生から、取材を受けたことがありました。

「まちライブラリーのいいところは?」

と尋ねられて、筆者は

本のことをしゃべれるところ。
本のことをしゃべれる場所が、
他には、なかなかないから

と答えました。

今日の種ノ箱は、お茶のことをしゃべれるところになってました。
というわけで、タイトルに。

お茶のことがしゃべれる場があっても、いいんじゃない?

いろんなところに、そういう場所が増えたらいいなぁーと思ってます。

おあとがよろしいようで(笑)

では、また~!!

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 500
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間「種ノ箱」。 種ノ箱は、昭和三十年代に建てられた大阪玉造の木造長屋の中にある茶の間です。 四畳半のたたみと三畳ちょっとのキッチンがついた和室で、紅茶と日本茶のゆるいセミナーをやってます。