お茶するでー!~手頃な臨場感を醸す~
お茶ってなに?
カフェってどういうとこ?
テーブルを囲んで、そんなちょっとした疑問を共有するイベントを開催したことがありました。
参加者の皆さんの喫茶店とか、カフェとかの思い出を話してもらって盛り上がりました。
そうすると面白いことに、その時代の雰囲気が頭の中に再生されて。
自分の記憶じゃないのに、その場にいるような不思議な気分。
とある場所でお茶を淹れた時の写真。
ここでどういうことがあったんだろう?
どんな話が出たんだろう?
ちょっと想像すると面白くないですか。
お茶がメインでなくても悪くないと思うんです。。
お茶の役割には、みんなが集まれる少しの時間を作るハタラキがあると思ってるので。
いろいろな茶器を使うことで見えてくるお茶の世界もあるのだけれど。
そういう込み入った難しい話より、みんなで気軽にしゃべりしながらテーブルを囲むのが楽しい。
ついでに、役立つ話がしおりみたいに挟まってたら、便利とか納得とかが出て、使い出が出てきたりして。
ふわふわした自分の心の中にあったアイデアを、写真でザクザクっと出してみました。
この写真たちから、どんなことがあったのか、どんな話が出たんだろう、と読んだふり読書会のように、想像と妄想とこじ付けとゴリ押しなんかをごちゃまぜにして物語を作ったら、お茶がもっと楽しくなるかも。
記憶は薄らいだり、違う経験と混ざって印象が変わったり。
撮影している当人としては写真から思い出すこともあるのだけれど、その場にいなかった人に写真を見てもらって、「どうだったのか、想像してみて!」と促すことで湧き上がるイメージがあったらいいなぁ。
ここまで読んでくださったあなたは、たぶんその場にいなかったのだから。
みんなでしたお茶の写真が自分じゃない他人の新しい記憶となったら、変なんだけど不思議で面白いかも。
ちょっと聞きかじった、ミラー細胞が働く心地よさかな。
というわけで、かなりふわふわしたことを書いてみたんですけど、いかがだったでしょうか?
お茶が少しでも楽しくなっておいしくなったなら、うれしいです!!
では、また~♪
日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間「種ノ箱」。 種ノ箱は、昭和三十年代に建てられた大阪玉造の木造長屋の中にある茶の間です。 四畳半のたたみと三畳ちょっとのキッチンがついた和室で、紅茶と日本茶のゆるいセミナーをやってます。