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やや変態トンボに出会う

どちらにしようかな
へのへのもへじ
あかとんぼ
しろとんぼ
くろとんぼ

地域性が分かれるどちらにしようかなソング。
小さい頃から優柔不断なわたしは、この歌によく助けてもらった。
けど、実際、白トンボも見た事なかったし、黒トンボの存在もよくわからなかった。

山で暮らすと、どっからどうみても真っ白なトンボが飛びまわり、頼りなく羽ばたく真っ黒な羽のトンボがいる。(こどもたちは神様トンボって呼んでた)
毎日見た事ないトンボに出会う。

どんどんうまれる

トンボってキレイだな。

力強く飛ぶトンボ、縄張り意識が強いこもいたり、儚く揺れるように飛んだり、警戒心が強めだったり、トンボの性格もそれぞれ。

あ。わたし、トンボ好きかも。


日々の出会いでそう感じた。思えば、子供の時、両手の指の間にびっしりトンボを捕まえながら歩く子だったから、トンボ好きの片鱗は十分にあったのかも。
トンボに対する好意を確信した矢先、今日、新たなトンボに出会う。

見た瞬間、戦慄が走った。

わたしこのトンボ、苦手。


そう思った。
街歩いてたら、前から歩いて来た人のファッションが個性的で。それはそれでいいんだけど、初対面であんまり見たらいけない少し変態気質な部分をかいま見てしまったような。気まずい感じ。

うーん。きみ、

やや変態トンボと命名

ぼやけてる

ぼんぼり付きの頭の触覚。
胴体の毛深さ
しっぽが絶妙にいびつで角度がやや斜め
羽が下向き
そして、自信に満ちた堂々たる態度
まったく逃げない

なんかやだ。

なんかやだ。


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