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迷子の外国人の話

 おはようございます。


 色々な場所に行くために電車を使います。特に東京の駅構内は複雑で、東京で働き始めた頃は乗り換えに苦労しました。ここはどこ?ってなるのです。


 日本人が迷子になるのに、外国人旅行客が迷わないわけがないのです。もう、何回案内したことか。


 しかも、大抵の外国人が渋谷に行きたがる。乗り換え画面を見せてきて、どうやっていけばいい?改札はどこ??と。日本人が迷子になるところなのに、外国人がたどり着けるわけがないのです。


 そんな中出会った、オーストラリア人と仲良くなりました。またまた渋谷方面に用があったのでそっちに向かおうとしたときにバカンス中の彼に出会ったのです。


 私が使える英語は英検2級レベル。それも日本にいる限り、あまり喋らないから会話に難があります。きっとネイティブスピーカーが聞いたら、
「駅、向こう!切符買うます!」
って聞こえるでしょう。アーニャみたいな感じで。
 それでも、上手って行ってくれるんだから、優しいものです。それかアーニャみたいに見られてるのかもしれません。さすがに無理だって。主に歳が。


 なんでも、日本に来るのは4回目だそうで。その日は酒を飲んでから、日本人の友だちに会いに行くんだと。しかも、すでに遅刻してるって。遅刻してるんかーい、とツッコミを入れたら、彼は大爆笑。あとは、ラーメンが好きだったり、DJをやってたりと通訳アプリを使ったりして会話をしました。


 もう彼はオーストラリアに帰り、仕事をしているそうですが、たまに英語と日本語を使って会話をしているのだから、グローバルしてるなって思います。


 いつか、オーストラリアに行きたいなと思いながら、今日も電車に乗るのでした。

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