プロダクトはまだ作るな!失敗しないプロダクト開発のコツ
プロダクト開発を考えているけど、どうやったらいいんだろう?
こんなサービスがあれば売れると思うんだけど、どうだろう?
でもプロダクト開発って結構、失敗するようなイメージがあるんだけど、どう思う?
と聞かれたので、今回は失敗しないプロダクト開発について解説しようと思います。
まず、私がコレまで見てきた中で、これはアカン・・と直感し、結果的にたち消えていったプロダクト開発の事例を紹介します。
パターン1:こだわりすぎてコスト高で詰む
画像のアップロードのときのアニメーションはこう
いいねを押した時のアニメーションはこうしたい
色合いはこうで、アップした写真が1枚のときはこう魅せて、
3枚の時はこう魅せて、、、、
・・・気持ちはわかりますが、これ完全なるコスト高になることが多いです。
Instagramのアップロードアニメーションを覚えていますでしょうか?
アップロードのアニメーションが可愛いからといってそれがサービス継続利用の決め手になるでしょうか?
パターン2:将来を見据え過ぎて身重になったシステムで詰む
とにかくスケールアップを意識して、高価なサービスを利用しようとされる方がいらっしゃいます。
1ヶ月数万もする動画配信サービスをいきなり利用しようとしたり
有料のアクセス解析サービスをいきなり入れる。
でもリリースしてみたら、実はアクセスが月10名くらいだった、、動画も方で数えられるほどしか再生されない、、
スイッチングコストは確かに高いけれども、スイッチングするまでの損益分岐点を上げてはいけない。
パターン3:機能を盛り込み過ぎて遅延が相次ぎ商機を逃すパターン
アフィリエイト機能を追加したい、広告出稿機能をつけたい、SNSシェアボタンをつけたい。
本来のコア機能とは別に集客の為・コレがないとユーザーが定着しない、という顧客の声に押し負けて、追加開発で早1年、、気づいたらマーケットニーズが変わってて全然利用されなかった・・
とにかくユーザーに来てほしいが一心で、利用者の顔が見えないままに過剰なまでの機能開発を求める方がいらっしゃいます。
しかし、実はソフトウェアの3分の2の機能は使われていないという調査結果が出ていたりします。
機能はシンプルにして、早く世に出して使ってもらったほうが良いかと思います。
機能はシンプルにして、早く世に出して使ってもらったほうが良いかと思います。
それでは、どのようにプロダクトを開発したらいいのでしょうか?
1つ目:まずは、人力でなんとかする。
集客して手運用で出来るところまで手動でオペレーションすると良いです。
プロダクト開発が失敗する大きな要因の一つとして、ユーザーの顔が見えていないまま開発が進む、ということがあります。
実際にリリースしてみたらユーザーが全然つかなかった、という話もしょっちゅう聞きます。これはユーザーが見えてないからにほかなりません。
まずは集客し、手動でサービスを提供して、そこからプロダクト開発に進むほうが地に足がついた開発が出来ると思います。
2つ目:豪華な機能よりシンプルな機能を目指す。
システムは3度生まれ変わり、そして定着する
という格言があります。(前職の上司が言ってた言葉ですw)
ビジネスが成長するにつれ業務フローも耐えるデータ量も変わってきます。
10件だったデータを処理するシステムと10万件を処理するシステムは、その構造からして全く違う設計が必要となります。
だからといって最初から10万件を処理するようなシステムを作ってはコスト高となる上に、実際にそこまでビジネスが成功するかもわかりません。
なので、初めてのプロダクトは、限りなくシンプルに、わかりやすく、使わる機能にフォーカスしたプロダクトを作るほうが良いのです。
開発には費用がかかるので、なるべくコストを書けずに、ブレークイーブンを早く迎えることが大切です。
3つ目:損益計算書を最初に作る
実際に入ってくるユーザー見込みと売上予測から、何ヶ月で開発費を回収し、利益に乗せるかを明確にすると良いです。
そうすると、必然的にシステムに使える投資予算が定まってきます。
特にプロダクト開発の初期は、自分の思い込みによって「ユーザーが集まるはず」と盲目的に考えていたり「売上はシステムが出来てから考えよう」というアプローチを取る方が多数いらっしゃいます。
ですが、そうなった場合、ユーザー集めに時間がかかったりすると、キャッシュフローが圧迫され経営的に辛くなります。
作ってから、そうならないように、まず、見込み顧客と売上を見比べて、開発への予算をはじき出すと良いかと思います。
最後に
最後に、以前上司から教えられ非常に感銘を受けたものづくり10か条をシェアして終わりたいと思います。
ものづくり10か条
1.自己満足よりも顧客満足
2.独断で決めるよりユーザを巻き込む
3.仕組みを創るよりもニーズを創る
4.場当たりよりも価値を優先付ける
5.作りたい機能より使われる機能
6.立派な印象よりも平易な印象
7.豊富な機能よりもシンプルな機能
8.作りきるよりもスモールスタート
9.時間をかけるよりも短時間ですます
10.単発で終わらすよりも継続する
更に書きたいことがあるので後日加筆予定
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