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地域と起業家結ぶ 『ちいクラ』 in福島・郡山

先週土曜日、福島県郡山市で、地元の起業家を応援する地域クラウド交流会(通称:ちいクラ)が開催されました。

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コロナ禍により、郡山では初めてのオンライン開催。県内外から計85人が参加し盛り上がりました。

🌱地域クラウド交流会とは

地域クラウド交流会は、起業家支援と地域活性化をテーマに、サイボウズで2015年に始まった事業です。日本のみならずアメリカでも開催され(!)、23の都道府県と州で累計2万1000人以上が参加しています。

🌎ちいクラ開催実績マップ
https://chiiki-cloud.qloba.com/#

交流会では、地域の起業家がプレゼンターとなり、自身の事業や取り組みについて各自3分間の発表を行います。
参加者である地域住民は、プレゼンや対話を通して応援したいプレゼンターを決め、自分が持つ一票を投票。最も多く票を集めたプレゼンターが優勝です。また、集めた「応援投票」の得票数は商品券に換算され、賞品としてプレゼンター全員が、受け取れることになっています。
クラウドファンディングとして資金面の応援を受けられるだけではなく、起業家は事業のPRや地域の人的ネットワークを広げる機会を得ることができ、地域全体の繋がり強化やビジネス活性化が期待されています。

🌱第3回郡山ちいクラ プレゼンターは

今回参加した地域起業家は、こちらの5人。

1)株式会社FREES CASE 代表取締役 門澤真由美さん
2)福島VRプロジェクト 山崎葵さん
3)(一社)地域おこし協力隊活動推進協会 代表理事 菅井恵美さん
4)株式会社WAS MARKETING BRAND MANAGER 宗像 康弘さん
5)SFF | 郡山の集い 秋山風凜さん

3分と言う短い時間ですが、映像や音声、スライドなどを駆使しながらご自身の事業について語ってくださいました。

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(※門澤さんはオンラインでの参加)

中でも苗子の印象に残ったのが、ただ一人高校生として参加した秋山さん。
“震災から10年経った今でもネガティブなイメージが根付く福島を変えていきたい””福島の学生に夢を見つけるきっかけ作りをしたい”という思いを胸に、熱くプレゼンしていました。年齢や経験を問わず、自分の思いを口に出し発表できるのが「ちいクラ」のひとつの魅力。

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参加している地域住民の皆さんも、「自分の住む地域でどんな事業が起こっているのか、それに対してどんな思いが詰まっているのか」…釘付けになってプレゼンに耳を傾け、その後のブレイクアウトルーム(参加者をいくつかのグループに分け、プレゼンターと話をするために設けられた部屋)でも積極的に話を聞くなど盛んな交流が行われていました。

🌱感動のフィナーレ

プレゼンや交流会の後、いざ投票へ。票数は拮抗している中、優勝したのは(一社)地域おこし協力隊活動推進協会 代表理事の菅井恵美さん!おめでとうございます!🎉
東京出身で福島に移住した菅井さんならではの視点を活かし、地域や活動のPRができる場づくりをしたいという熱い思いが多くの参加者の胸を打ちました。

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さらに、ちいクラではサイボウズのkintoneが活用されており、得票数の他イベントの満足度も集計されます。今回の第3回郡山ちいクラでは参加満足度が96.8%と高く、開催に尽力したオーガナイザーの三部香奈さんも感激の涙を流し、大きな拍手が起こっていたのも印象的でした。
起業家、参加者、オーガナイザー…それぞれの立場から、「地域を活性化したい」と言う共通の思いが繋がったのを感じました。

コロナ前は全国各地で”リアル”で開催されていたちいクラ。
コロナ禍で”オンライン開催”となっても、『地元活性化を実現したい』というそれぞれの思いが重なり、イベントを介して強く結束してくように感じました。

ちいクラについてもっと知りたい方は、ちいクラのWebページまで。また、オーガナイザーの三部さん、各起業家の思いが詰まった郡山ちいクラのブログもぜひご覧ください!

☁️サイボウズ地域クラウド交流会
https://chiiki-cloud.qloba.com/
☁️郡山地域クラウド交流会ブログ
https://chiikicloud-koriyama.com/

注)「地域クラウド交流会」はサイボウズ株式会社の登録商標です。