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「CEOと経営」

今回は編集部から、弊社 CEOにインタビューを行いました。
インタビュー第1回目は「経営」にフォーカス。
CEOが経営に興味を持ったきっかけや、ターニングポイントで影響を与えた書籍・人物について聞くことができました。

テキストをなぞっただけでない、生活に経営を溶け込ませた独特の感覚に引き込まれます。

第1回インタビュー「CEOと経営」

____経営に目覚めたきっかけは?

CEO:きっかけというよりも「経営者になるべくしてなった」というほうが自然ですね。
家庭環境や時代の流れが私を経営へ導いてくれたように思います。

経営に携わる最初の経験は保育園のころ。
発注業務が始まりでした。
私の父親は、店舗経営をしていました。
当時は店長で最終的にはオーナーまで昇りつめた父親は、今考えても「凄腕の経営者」だったように思います。
そのため、私にとっては経営が身近な存在でした。
そして、ある日たまたま店に遊びに行った時。
父に在庫管理を教わったことがこの世界に踏み込むきっかけとなりました。

そう考えると、経営に興味を持つべくして持ったといえる。
生まれ育った環境が経営者になるために最適だったんでしょうね。
だから「経営者になるべくしてなった存在」と自分では思っています。

編集:いま経営者となった立場から見ても「すごい」と感じるお父様から、小さな頃から学び取っておられたのですね。
生まれ育った環境はもちろん、小さなころから財務や在庫管理などの観点に興味をもつCEOの感性に特別なものを感じます。

____影響を受けた人物・書籍について

【1冊目】松下幸之助さんの「道をひらく」

CEO:当時、私たちの世代は読書に重きを置いていました。
そのため、小学校時代は朝の読書や読書週間など、読書の機会が多かったと記憶しています。
そこで私は、その後の人生に影響を与える一冊の本に巡り合いました。
それは「経営の神様」と異名を持つ、松下幸之助さんの『道をひらく』という書籍。
小学校高学年の時でした。

小学校高学年ですから、周りの友達はありふれた児童書を読んでいました。
しかし、私が読んでいたのは、人生を深く思考し綴られた随想文。
周囲の友人からは、さぞかし異質な存在と思われていたでしょうね。
しかし、この時に読んだ『道をひらく』が、私の思考や生き方の原点となっています。

編集:小学校高学年と言うと、歴史の漫画やファンタジーの本を好んで読む子が多かったですね。
そんな中、ビジネスマンが自身の方向性を探るための本をチョイスするCEOはやはりこの頃から「ぶっとんでいる」と言えるでしょう。
そしてこのあとCEOには、今日に至るまで2回のターニングポイントがあったそうです。
その際に出会った2人の人物についてもお話を聞いてみました。


【2冊目】10年前、経営を始めた時に出会った高野登さんの書籍

2冊目は高野登さんの書籍『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』
出会ったのは、実際に医療の経営を始めたときのこと。
経営が順調すぎるあまり「このままではまずい」と思い、自分を追い込んでいた時にのことだったそう。

CEO:いまから約10年前に医療の経営をスタートしました。
医療の経営はすぐに軌道に乗って、9月に起業して11月にはもう安定。
何も心配がありませんでした。
しかし、経営がうまく行っているからこそ「このままではまずい。
人としてだめになる。」と危機感を覚えました。そこで私は半年の間、ギリギリの生活を送ることにしました。

具体的には、1日100円生活です。
自分の生活費は最低限に抑え、収入も増えすぎないように患者様も最低限。
いわゆる「お金がない状態」を作り出しました。

だけど、本当にお金がない状態と違った点はひとつ。
勉強には惜しみなくお金と時間を使っていました。
施術を抑えて浮いた時間は勉強会や書籍に費やす。
だいたい1日にセミナーや勉強会を3本こなしていましたね。
移動と就寝時間以外は読書と勉強に費やした半年間でした、楽しかったですよ。

そんな時に手に取った高野さんの書籍『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』は1ページ目から見事にドハマりしました。
自分の中で燻っていた思いや、悩んでいた答えが書いてあり夢中になって読みました。
さらに高野さんの書籍は、当時出版されていたものを全て取り寄せて、2日で完読。
その後は書籍で見かけた勉強会に申込みに参加、ご縁は今もなお続いています。

編集:経営がうまくいくと、自信がつきついつい浮足立ってしまう人が多い中、自分を律することができる。なかなかできない思考・行動です。

【3冊目】 t&t合同会社設立時:稲盛和夫さんの書籍で人生の答え合わせを

そして3冊目は稲盛和夫さんの書籍
ちょうどt&t合同会社を設立するタイミングでのことだったと。

CEO:稲森さんの書籍は過去に読ませてもらっていました。
しかし、最近になって読み直してみると
「俺の人生、正解じゃん」って書籍を通して気がついて(笑)
同じ書籍でも、自分の経験や思考の変化によって違った観点でみることができるなと。
稲森さんの書籍には共通して「真面目にコツコツと」というフレーズがあり、まさにこの「真面目」「コツコツ」が自分の仕事や人生そのものを指している気がして。
「ああ、正解だったんだな」と安堵しました。

編集:節目にはいつも書籍がヒントとして現れる。
ただし、そのヒントはアンテナを張り巡らせていなければ得られない。
長い時間をかけ感性を研ぎ澄ましてきたCEOだからこそ、ヒントをキャッチして次のステップに進めたんだな、そう思います。

経営が身近な環境にあり、小さな頃から経営そのものを体感。
さらに自分を律する力と現状に満足せず学び続ける姿勢、行動力
これらの要素が相まっていまのCEOがあるんですね。

次回は本人は「これは普通」というけれど、一般的にはストイックに見える「自分を律する力の源」「t&t合同会社の今後」について聞いていきたいと思います。
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