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【LINEコラム】隠れ病を発見する手段に!『人間ドック』のおすすめ検査項目7選《前編》(2022.3.3配信)

こんにちは!
多角的な視点と根本から治す健康づくりで充実した人生を目指すライフデザイントレーナーの丹後友里です(@tanchan0630)。

先日定期健診に行ってきました。
今年は『満35歳』ということで、健診の名称が『特定検診』に変わっており、改めて『年齢の壁』を感じ、心臓がヒュンッとなりました。

緊張していたバリウム検査も

「なぁんだ!
 ただのヨーグルトスムージーじゃん~~!!
 余裕余裕ぅ~~(≧▽≦)♪」

と美味しくゴクゴク飲み干し、検査ベットの上で先生からの高速指示と格闘しながらゴロゴロ転がり回って(「あ、ここ噴門映してるのかな、あ、この角度だと幽門?」と臓器について妄想して)あっという間に検査終了。

楽しかった。普通に、楽しかったです。
毎年検診が楽しみになりました。

ちなみに『定期健診』と『特定検診』で字が違うのはなぜかご存知ですか?

健診(健康診断・定期健診)
病気でないことを前提に、将来の病気のリスク、危険因子を発見し予防につなげるために実施」(1次予防)するもの。
  ⇅
検診は(特定検診・がん検診)
特定の病気の早期発見・早期治療につなげるために実施」(2次予防)するもの。

35歳から『検診』に変わるのは、生活習慣病の罹患がピークになる40代を前にした予備軍であり、改善行動が早ければ早いだけ症状の固定化がなくなり、改善しやすくなる(もしくは罹患しにくくなる)と考えられているからです。

先日健康診断について、Instagram・LinkedInでも投稿してみました。

皆さんそれぞれ感じることがあるようでした。

「頭ではわかっているけど……」
健康管理と聞くとどうしても良い印象を捉えられない方には厳しい内容になってしまうかもしれませんが、生活習慣病はもちろんのこと、新型コロナ禍において自分の身を守れるのは自分しかおらず、感染症や各疾患・ケガの良好な予後を作るのは日頃の健康状態(基礎的状態)であり、その良し悪しが感染回避・感染中の回復速度・感染後の予後に大きな影響をもたらすと考えています。

ですので、定期健診・特定検診時期になりましたら、すごくすごく、嫌かもしれませんが勇気をもってトライしてみてください。

また、健康診断の結果こそが『あたなのパフォーマンスを最大限に引き上げるための指標』になります

健康づくりで何を取り組んだらいいのかわからない、という方はまず定期健診・特定検診を受けてみることから始めてみてください。



さて、だいぶ前置きが長くなってしまいました。

今週のコラムは健康診断にあやかって【 人間ドック 】についてです。

皆さんは人間ドックってしたことありますか?
私はまだそこまで手が出せていないのですが、厚生労働省で定められている検診で『子宮頸がん検診』を受診したことがあります。

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当時地元の自治体では受診率向上のために該当年齢の女性には『無料で受診できるクーポン』が配布されており、私も25歳の時にクーポンを利用して受診しました。

結果、検査中に肉眼で子宮口のふちに『何かある』ということで、

「ええぇぇぇ………どうしようかなぁ………
 クーポンの検診だし、どうしようかなぁ……
 でも場所が場所だしなぁ……どうしようかなぁ……


 ………えいっ!

といってその場でピンセットでブチっと引きちぎられました

取り出されたものを見てみると、なんと7cmくらいのびろ~んとした細長い腫瘍だったんです。本来ならできることがないと言われている子宮の入口できていたので心配になったのだとか。

「多分良性だと思うけど一応念のために病理検査に回すね~」と言われ、腫瘍と6,000円(検査代)をむしり取られたことを私は生涯忘れることはないでしょう(このとき先生にも言われましたが、体質的に筋腫・腫瘍ができやすいのかもしれなく、それが昨年の手術につながったと思われます)。

こんな感じで(どんな感じだ)皆さんは定期健診以外に検診を受けたことはありますか?ましてや人間ドックなんて検査も検査代も比較にならないほど大変なものになると思われますが、昨今では『費用効果の高い人間ドック』というのもあるそうです。

人間ドックを受診する際、いろんな検査を選択することになりますが、その時に下記のポイントを押さえた上で選ぶと良いそうです。

◎健康診断や検診などであまり受けられないもの
◎比較的リーズナブルの予算で取り扱っている施設が多い
◎でも重要な病気の早期発見や発症リスク判定につながる

そしてこれら3つのポイントを押さえた検査というのが……

【 おすすめ検査 】
 ①腹部超音波
(腹部エコー)
 ② ABC検診
 ③ 眼底検査
 ④ 頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)
 ⑤ 上部消化管(食道・胃・十二指腸)
   内視鏡検査
 ⑥ 乳腺超音波(乳腺エコー)
 ⑦ HPV(ヒトパピローマウイルス)検査

になるそうです。
それでは1つずつどういうところがおすすめなポイントなのか簡単に解説していきますね。


① 腹部エコー

《 発見可能疾患 》
 脂肪肝・胆石・腹部大動脈瘤・膵臓がん

《 受診のポイント 》
 特定健診で肥満と診断されたり、
 血液検査の結果から肝機能に異常あり
 と言われている人。

腹部エコー検査は、日本人間ドック学会が定めた基本検査項目に含まれているので、どこの人間ドックでも受けられます。


② ABC検査

《 発見可能疾患 》
 ピロリ菌の抗体確認 → 胃がんのリスク判定
《 受診のポイント 》
 ・比較的若い人
 ・既にピロリ菌に感染しているのが
  わかっている人はABC検査よりも
  内視鏡検査が重要

若い世代ではピロリ菌感染は減ってきているそうですが、人間ドックで一度ピロリ菌の有無を検査しておくことで、その後の胃がん検診の頻度を決める参考になるそうです。


③ 眼底検査

《 発見可能疾患 》
 緑内障・加齢黄斑変性 → 失明のリスク

《 受診のポイント 》
 目や耳の機能に違和感を感じている人

目や耳など感覚器の病気はいったん進み出すと後戻りすることができません。眼底検査は簡単な検査で、人間ドックでは基本検査項目に入っているのでぜひ受けてみてください。


④ 頸動脈エコー

《 発見可能疾患 》
 動脈硬化

《 受診のポイント 》
 ・過去に高血圧脂質異常症
  (コレステロールや中性脂肪の異常値)、
  メタボリックシンドローム(メタボ)などを
  指摘されたことがある人。
 ・血縁者に心筋梗塞を起こした人がいる人

動脈硬化が進みやすい頸動脈は、脳に血液を送る太い血管。首のあたりで外頸動脈と内頸動脈に分かれていることもあり、ここがもろくなってしまうとあとあと大変なことに……。



いかがでしたでしょうか?これ以上書くと長くなりそうなのと、いろいろ気が滅入ってしまいそうなので、残りの内容は来週のコラムで紹介しようと思います。笑

人体って、本当に複雑ですよね……。
最後にこんな事例を紹介して、今週のコラムを終えようと思います。



私が昔勤めていた整骨院の院長先生が、独立と結婚をした節目として30歳の時に人間ドックを受診したそうです。その時の結果で発見されたのが

肝臓がん:ステージ2

でした。早急に手術をして事なきを得て、現在も元気にお仕事されていますが、やはり若いからといって安心できることではないですよね。

皆さんもぜひ、日頃の健康管理気をつけてみてください。



今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
少しでも皆さんの健康力向上にお役に立てできましたら幸いです。

コラムの内容について質問・疑問・感想などありましたら、お気軽にトーク画面よりお声掛けください (*^^*)/


【 参考 】



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