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【朝渋week】チームの原理原則×超一流の習慣

こんにちは!
今日は新しく始めたいなと思うお仕事の面接に
行っていたので、
午前中の内に更新するのが難しく、
スケジュールの関係上いつもより
3時間後倒しになってしまいました。

先月は諸事情でなかなか朝渋自体に
参加出来ていなかったのですが、
今週から始まった『朝渋week』に乗っかり、
また『朝渋イベント爆速レポーター』復活します

今回はトークイベント2回分になりますので、
かなり長編となることが予想されます。
途中で飽きてしまうかもしれませんが
最後までお付き合いいただけたら幸いです(*^^*)


■《チームの原理原則》人の弱さを前提にした強い組織を

朝渋week初日を飾ったのは

この2冊同時刊行を果たした、北野唯我さんでした。

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昨年『転職の思考法』という本を見つけて
(読んではいないんですがずっとチラ見し続けていて)
から、『天才を殺す凡人』など、
なかなか面白いタイトルの本が多いなとは
思っていたのですが、
まさか今回の朝渋week初日を飾ってくださるとは!

本を読む前に著者さんと相まみえたことが何よりも嬉しかったです。
本来なら書籍を読んでから参加した方が
ずっといいのかもしれませんが、
朝渋さんが用意する素晴らしいゲストさんの
イベントペースが
私の読書スピードと金銭問題を凌駕してくる
ので、
毎回イベントを拝聴して、
ご本人の想いだけでなく人柄に惚れ込んでから
お財布と相談しつつ厳選に厳選を重ねて、
イベントの内容を書籍で復習・補填する
形で
楽しませてもらっています。

ですので、今回はずっと気になっていた北野さんに
お会いできて本当にありがたかったです。

多くの企業の経営課題TOP10に上がるのが
『人材の長期育成』だと北野さんはいいます。
(満足度としては全体の0.4%という圧倒的低さ)

また、同時に働く社員側の社員の皆さんとしても
自分たちの育成に関することに不安を持っている。

双方で同じ悩みを共有していながら
それが解消できていないのは、
人材育成に対する期待値が高すぎる
(『青い鳥』を追っている状態)からだ
と北野さんは仰ってました。

確かに言われてみれば、上層部・現場共に
「○○○○してほしい」
ばかり
ですよね……。
お互いの趣旨思考が見事にちぐはぐになっていて
実になるどころか酷いところでは根腐れしている
状態にもなっている。

加えて『時代の変化が激しい』ことから
『事業の発展・減退が激しい』こと、
リモートワークや複(副)業が始まり組織に対する
思い入れは強くなる。

こうした背景からも人材育成の部分での苦労は絶えないそうです。

こと転職などで着目されやすい社風の
『風通しのよさ』『社員の士気』などは
多く注目されるそうですが、
その本質をはき違えてはいけないと北野さんは言います。

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『風通しのいい会社』
そう聞いて皆さんはどんなことを想像されるでしょうか?

何でも気軽に話せる上司・同僚?
自分の意見が反映されやすい会社?
やりたいことをやらせてもらえる環境?

人それぞれかと思います。
しかし、『人材育成』に関して言えば、
ただ単にフラットな関係であるということは
良くない
そうです。

北野さんが語る『OPENNESS』の中では
『優しさ』の部分について触れていました。
北野さんが言う『優しさ』には2種類あるそうで、

①相手を慮って、何も言わない
②人格としていることを切り離し、言うべきことを言う

と2つあるのだとか。
そして、『OPENNESS』には②の優しさが必要だと仰っていました。
これを聞いた時、「あぁ、私と同じ考えだ!」と感動しました。

①の優しさは日本人特有のモノですが、
その優しさは現代社会の『人材育成』のスタイルに
合わない
そうです。

ふた昔前のように、
『新人は先輩や上司の背中を見て育つもの』
なんて考えはもうだいぶ化石に近く、
「今の人は、言ったことしかやらない」
と嘆く管理職の人もそう珍しくはありません。

しかし、そこで言うことを諦め、
何も言わなくなってしまっては育つに育ちません

そして、働く側の皆さんも
「ちゃんとわかるように言ってくれないからやらない」
というスタンスであっては、
自らの成長する機会を放棄しているも同然。

これらのことは
お互いに自ら『成長(育成)の芽』を摘んでいる
ようなものです。

だからこそ、
ここで②の優しさが必要になってくるんだと
私は思いました。

また、本当の意味での『風通しの良さ』というのは
②の中でこそ起こるもの。

そう、言うべきことを言う、その瞬間の
コミュニケーションこそが本来の『風通しの良さ』

であると私は思いました。

②の優しさでは、
『言うべきことを言う』際には『怖さ』を伴うもの
だと北野さんは話します。
その怖さが、怖いし、
余計な波風が立つ(かもしれない)のが嫌

なんですよね。
また、自分が思っていることを言った際に
それが相手を攻撃する言葉になるんじゃないか?
という不安
もあるのかもしれません。
(私は構わずにズケズケと言い放ちますが。笑)

だからそれもあって、何も言わ(え)ない。
それが①の優しさに繋がってしまうのでは
ないでしょうか。

北野さんが大事にしている言葉で、
『客観は意義を与え、主観は幸せを与える』
というのがあります。

客観視で話すと心理的安全性を作り切れず、
 相手とのコミュニケーションが上手くいかないが、
 相手の主観(立場・価値観)で話してみると
 本質的な心理的安全性を確保することができて、
 結果的に離職防止になる

というのだそうです。
でもこれって

「相手の立場になって考えてごらん?」

という小学校の先生や親御さんから
言われたことがある割と当り前のことではないでしょうか?
これってごく普通のことだと思うんです。

それなのに、
「そこまで余裕がない!」
「そんなことに気を回してられない!」
と言って、大人同士の世界ではそれができていない。

なんということでしょう
(某建築リフォーム番組風に)

最後に、
北野さんは自らの部下の皆さんを
『人材プロデュース』と銘打って企画書を作る際、
プロフィール写真をプロのカメラマンを呼んで撮影し
北野さん自らスタッフ全員の強みやPR要素を考え、
1人1人に企画書を作って配布した
という物語を話しながら、
人を育てることはとても面倒なこと
だと平然と言い放ちました。笑

企画書作りまでしなくても、
そのくらいの熱量を持って何かに打ち込むというのは
どんな仕事でも活かせますよね。
こと、人対人であれば、社外社内は関係ありません。
本質を理解し、ちゃんと行動が出来ている人は、
何をやってもちゃんとできる。

もし自分が悩んでいることがあるなら、
まずはどうしてそのことで悩んでいるのか
本質を理解することから始めても
いいのかもしれませんね。

HR業界に関心があって
これから自分のライフワークにしていくためにも、
北野さんの回は、学びの要素が各々深すぎたので、
ちゃんと本を買って読み込もうと思います。笑




■《超一流の習慣》全職種に通じる仕事の極意『編集力』

続いては本日のトークイベント、松田紀子さんの『編集力』です。

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今日のトークイベントでは『編集者』としてのお仕事を
書籍と雑誌2つの領域に分けて話してくださいました。

書籍編集の楽しさでは『個人競技の楽しさ』に例え、
雑誌編集の楽しさについては『団体競技の楽しさ』
例えてお話しされていました。

松田さんの書籍の作方は主に3パターンあるそうです。

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今まで編集者のお仕事『著書の編集』くらい
しか思っていなかったのですが、
書籍の編集では
「どんな本をどうやって作ろうか?」という視点を
持って作られていた
ことにびっくりしました。
しかも、
著者限定に考えているのかと思っていたのですが、
その著者さんにお願いする形の場合でも
ある程度テーマや方向性を決めていたり、
著者さん自身の育成に繋がるような
プロデュース思考なのもまた新鮮でした。

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この書籍編集ではカバー作りも粗方に担いながら
売り出しや告知など営業面的なことも考えていく
そうで、
本当に編集者個人の技量が問われる仕事だなと
その凄さに圧倒されました。

対する雑誌編集の場合は『団体競技』な部分が
あるとのことで、自分一人の力量だけでなく、
周囲を巻き込んでのプロデュースが良いと
話されていました。

特に『レタスクラブ』の刊行では、
出版業界の不況の中
・2016年に6万部越えの発行
・4号連続完売
など、出版業界に大きなインパクトを
与えられた松田さん。

その大きな結果に貢献したのが、
佐藤尚之さんの『ファンベース』という

ファンを大切にして、ファンをベースにして、
中長期的に売上や事業価値を高めていく

考え方だそうです。

月に一回、読者の皆さんをオフィスに呼んで
(交通費全額負担・参加報酬は500円のクオカードのみ)
雑誌の企画について壁打ちになってもらったり、
実生活においての悩みのシェアなどを聞いて
そこを解決できるような内容の雑誌にしていったり、
王道コンテンツの他にも他分野で話題になっている
ものを取り入れて雑誌の内容の幅を広げたりなど、
たくさんの努力をされていることがわかりました。

これって、雑誌編集の世界だけでなく、
私たち働く人自身にも大いに活かせることだと
思いませんか?

・企画について壁打ちになってもらう(業務相談)
・悩みなどを聞いて解決できるようなもの作り
・自社で取り扱っているコンテンツ以外の
 他分野で話題になっているものを取り入れて
 自社サービスの質を高める

こうしたことは普段の仕事の場でも、家庭の場でも、
コミュニケーションを取る全ての場において
活かせる内容だなと思いました。
また、こうした内容は以前朝渋のイベントでもあった
『コミュニティマーケティング』や
『僕らはSNSでモノを買う』の内容にも通ずるものが
あると思いました。

三方で共通していることは『ファン(顧客)』を
大切にすること。

ファン(顧客)の力を自社が提供するサービスに
活かす仕組み作りを積極的に行っている
という点です。

だから、物は売れるし、人は留まる。
その場に来てくれた人を満足させ
その要望を(すべて完璧にではないにしろ)
一定の水準まで引き上げ、質を担保してくれる

そうした活動があるから、ファンは根付くんですね。

全ての職種に『サービスの提供』というものは
ありますし、
こうした考えや活動内容は本当にどんな職種にも
通ずるものがある、と私は思いました。

私もイベント講座を開いたりしていますので、
実に参考になることばかりの内容でした。




■終わりに

朝の高エネルギー注入は活力が漲る反面、
夜のぐったり動いた感への反動は大きいなと実感。笑
何故なら、おかげで今朝は久しぶりの
『7時間超え睡眠』&『快眠度90%超え』でしたからね!

何にしても、朝の時間を使って、
頭がクリアな内に良質な学びを行うというのは、
本当に人生の質が高まるなぁと実感しています。
皆さんそれぞれ人生の楽しみ方はあると思いますが、
早起きで学びの変態な私にとって
朝渋のようなコミュニティは本当に最高で最適です。

私がやっている『手帳の使い方講座』でも
朝TUBEの動画を参考資料として流して
講座をやらせてもらっていますが、
その趣旨は
早起きをして朝の時間を使い、
 自分の人生を自分で選択できるように
 なってもらいたい』

という朝渋のコンセプトと同じだからです。

毎回毎回本当にありがとうございます。
また明日からもある朝渋week、
とても楽しみにしています!!

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