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【朝渋】東大読書×ドラゴン桜に学ぶ読書術

おはようございます。
本格的に寒さが増し、
明日はついに最高気温が一桁になるという
予報が訪れた札幌です。

そんな今朝は1週間ぶりの休みということもあり、
今朝はのんびりめに1日をスタートさせています。
午後からとあるコワーキングスペースの利用見学に
行き、あとはゆっくり過ごす予定です。
そんな今朝の最初の『やりたいこと』が、
先日参加した朝渋オンラインのトークイベント
『東大読書×ドラゴン桜に学ぶ読書術』の参加レポを
書くことでした。



ドラゴン桜1と2の違い

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現役東大生である西岡さんは、岡本さんと一緒に『ドラゴン桜2』の制作に携わっているとのこと。
現役東大生ならではの勉強法などをリサーチし、作品の情報資料提供をされているそうなのですが、ここで1で2違う点を教えてくださいました。

それが、
漫画としての面白さ
 と
より現実的な手法の提供
ということでした。

実は、私自身『ドラゴン桜』を知らないんです。笑
ものすごく流行った(っている)作品なのは
知っていたのですがどんな作品なのか知らないんです。
(そもそもドラマ自体見ないし、
 マンガはジャンプ系のみでしたので……)

イベントではその作品の相違点について
取り上げてくださったので、
内容を知らない私としてはありがたかったです。

話を戻しまして。

そう、1と2では
主人公の『偏差値』の設定が違うんですね。
1では『偏差値35』に対し、2では『偏差値52』。

つまり、『どん底からの起死回生劇』から
(平均的な)誰もが狙えるかもしれないサクセスストーリー
になっているのだとか。
そのために、西岡さんは現役の東大生の皆さんに
自分がしてきた勉強法や、本の読み方、
モノの考え方などをリサーチして作品に反映させて
くださっているそうです。

こういう裏話的なことを聴くと、
是が非でも『ドラゴン桜』を読みたくなってきますね!笑
ここが朝渋のすごいところだと思います。






『地頭力』をつけること

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今回のイベントで私が最も興味を引いたのが
『地頭力』という言葉でした。

皆さんはご存じでしたでしょうか?

こんな記事もあるそうです。
西岡さんのお言葉を借りて言うなら、

『教科書(教本などで得た知識と、
 実際の日常生活の中で得た知識
 関連付けすることができる力』

「あ、これ教科書(本)に載っていたやつじゃん!」

ということだそうです。
岡本さんは

知識を持っているだけに留めず、
いつでも取り出せる状態にしておくこと」

ともお話しくださっていました。
そしてこの状態を作る一番のポイントが
能動的に動く(読む・見る・聴く)』こと
だそうです。

過日ありました『ハートドリブン』でも
塩田さんが取り上げられていましたが、
これもある種『意識する』ということですよね。

知識は『宝』のように思えますが、
コレクションじゃない。

情報を基に実際に体験する。
インプットとアウトプットの狭間において
感情と思考を経由し、
繰り返される輪の中で得たものこそが
『宝』といえる知識。

人はそれを『経験』と呼ぶのかもしれません。

能動的に、意識して、
日頃から自分が何気なく行っていることに
目を向けることで、
自分なりの仮説を立て物事の本質を理解し、
それ基に実際の行動に移す中で実証検分する。
そしてそこから得た結果を基に自分流を確立していく。

だから、プロセスの中で様々な情報に触れても、
今目の前のことに直接関係はなくても、
違うシーンで役に立てる『応用』が利くんですね。

こういう思考回路がある人が
『放っておいても育つ』人であり、
そういう思考回路に至らない人が
『言われたことしかしない』人の違い
なのかもしれません。

けどそれは、
先天的なものではないと西岡さんは仰います。






全ては『準備力』の有無

例えば、自分が何か「知りたい!」と思ったなら。
その時に本や雑誌、ネットのニュース記事などを
読んだりすると思うのですが、
その読む時にちょっとしたポイントがあるのだそうです。

それが、『準備力』です。

『準備力』とは、読んで字のごとく『準備する力』。
どういうことかというと、
これも『地頭力』に回帰するのかもしれませんが
能動的に読む
ということ。
つまりは
「私は○○○について■■■思うんだけど、
 果たしてそれで合っているのか?
 それとも何か別に違う視点があるのだろうか?」
という
『自分なりの仮説(目的)を持って読む』
ということです。
そして、本を読んだ後に実際に行動してみる。
『知識の実証検分』ですね。

東大生の皆さんは、
授業が終わった後もたくさん質問する
のだそうです。

意識的に先生の話に耳を傾ける。
これってある意味
『人の話に心を傾けて聴く=傾聴』
ではないでしょうか?
そして疑問を残さない。

『わからない』ことに対して
         恥ずかしさを持っていない

 のは『能動的に相手の話を聴いている』から。

それをわかりやすい例として例えていたのが
記者(インタビュアー)』です。

記者の方はわからないということに対して
恥ずかしさなんて持ち合わせていないですよね。

わからないことを解明する。

むしろ『わからないことを残しておくこと』の方が
恥ずかしさを感じるでしょう。
(プロとして中途半端な仕事になってしまうので)

そういう視点で考えた時、西岡さんの
記者になったつもりで話を聴く(本を読む)』
相手に質問するために、相手の話を聴く。
という表現は言い得て妙でした。

本を読む時も同じです。
著者に対して
『自分が知りたいこと・思っていること』を明確にし
それを前提として整合性や見解を確認する心積もりで
本を読む。
(要約アプリ『flier』で気になる著書の要約を読んで、
 そこから感じたことを基に実際の著書を読む
 という手法も良いと西岡さんは仰ってました!)

そういう点でいくと、
まさに朝渋のトークイベントは
『地頭力や準備力の育成場
』としては最高ですよね。






『努力できる人』か否かは『脳』で決まっている

最後に面白いテストを行ってくれました。
それが、
利き手と反対の手の小指で21秒間机を100回叩く
というものでした。

皆さんもやってみてください!












皆さん、最後まで机を叩けましたか?笑

では、判定です。

・21秒間最後まで小指で机をたたき続けられた
 ➡『努力できる』人

・叩いている最中に
 「これって何の意味があるの?」と感じて止めた
 ➡『努力できない』人

だそうです!笑
ちなみに私は最後まで叩き切った
(むしろ100回超えても叩き続けていた)人でした。笑

これ、とある大学の検証試験なのだそうです。
結果はこんな感じ。

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どちらかの良し悪しを測るものではないので、
あまり自分を責めないでくださいね。

大事なのは
『自分に合った努力の仕方——努力の方向性——』
を見つけることです。

自分に合わないことを続けていても身になりません。
それどころか、労力も時間もお金もすべて無駄に
なってしまう。
自分にあった努力の仕方を理解して実践した方が、
良い結果を生みやすいということなんです。






『本を読む=学ぶ』ことの意義

今回のトークイベントでは、
なんだか大きなギフトをいただいたような
気持ちになりました。

現代社会では様々な方面で『改革』が推し進められています。
その中では新しいことを積極的に学び、
新しいことにチャレンジしようとする人も
少なくありません。

そこでやはり大事になってくるのが
『なぜ?それをやるのか?』
『そもそも何がしたいのか?』
という目的意識(軸)を持つことなんだな
と改めて感じました。

日頃から
『ただ施しを受けてばかりで言われたことしかしない』
ようでは、やはり何も変わらない。

積極的に自分が求めていることが何なのかを
把握・理解して、それに見合った行動をする。

周りや環境に合わせ、流れるように生きていても、
結局自分がやりたいことなんて何一つできない。

『自分の時間をつくる』

現代社会で生きている人々には
なかなか難しいことかもしれません。

けれど、それができるようになれば、
自分の可能性は無限に広がることに繋がります。

『地頭力』をつくり、『準備力』を持つ。

これもまたある意味
『自分軸で生きる』
ということに繋がっていくのかもしれませんね。

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