雑記|ラーメンは身体に悪いけれど元気が出るんだ。
ノートを開いたけれど、何を書くつもりだったかは思い出せない。
とりあえず何かを書き出せば思い出すかなとペンを走らせると色は青。
色弱の僕はすぐにそんなの気づかない。
気づいた途端に嫌になった。
色弱の癖に色んな色のペン持つなよ。
自分の部屋にいたくない。家にいるのに帰りたい。
気が紛れたら良いなと、米を研いでみたけれど、水が白濁とすればするだけで食欲も意欲もイマイチ湧かなかった。
なぜか、そんな時は散歩に出る。
目的のない深夜の散歩は、結局弱さと光のせいでラーメン屋かコンビニに吸い込まれる。
家に食べ物は割とあるのに、無駄に深夜に食べるラーメン。吸い込まれていく千円札。岩海苔が沢山乗っていても罪悪感は拭いきれない。
自傷行為の様なラーメンが一番美味い。
イヤフォンから、忌野清志郎が励ましてくる。アルゴリズムに選ばれた忌野清志郎も忌野清志郎だった。
店員が締め作業をしている。こんなタイミングで来てごめんて。
店を出る。二十四時間やっているスーパーに寄って、豆腐とバナナと牛乳を買いたかったけれど、現実的過ぎるだろと思って寄るのをやめた。
駅前にはオジサンと若者が転がっていた。
少しだけ、書きたい事を思い出して来たのでユラユラと遠回りして帰った。
家に帰り、炊飯器を開けると、スイッチを押してなくて、二時間ほど水に浸かっていた米がいた。
なんだかやる気がなくなって寝た。