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【「水星の魔女」最終話24話】予想以上の驚きと感動を語る!【雑感・感想】

人気絶頂で最終回をむかえた「水星の魔女」。タイトルへの驚きや感動した最終話への想いを語っていきます。

前回22話、23話と考察や感想に好評をいただきありがとうございました。
これで「水星の魔女」note記事は最後となりますが、みなさんで語り合いながら盛り上がりましょう!

ネタバレ注意なので未視聴の方はご了承ください!

最終話は語ることが多く、エピローグでの細かい情報は別途この記事に書きましたので、イースターエッグ(小ネタ集)としてお楽しみください。



1.まさに魔女が見せた魔法だった

スレッタがキャリバーンを操り、エリクトと生み出した奇跡の数々が起きる
最終話クライマックスシーン。
思い浮かんだことは、
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」という
SF作家アーサー・C・クラークが定義した法則の言葉でした。

魔女と人から呪われた存在が、奇跡を起こし人から称えられ「祝福」を受ける。また、道具は人次第で良くもなり悪くもなるという言葉もテーマなのではないかと考えられるシーンです。
最終話にして戦闘シーンが全くなかったことも、印象的でした。

2.シャディクの印象的なセリフ

最終話で印象的だったことは逮捕され、ストーリーから離脱したと思われていたシャディクの登場とそのセリフでした。
ミオリネが企業解体と資産売却を提示した言動の裏にシャディクの協力がありました。
その際に放ったシャディクの言葉「やっぱり君には敵わないな、アーレア・ヤクタ・エスト」(訳:賽は投げられた)歴史上の有名な言葉です。

決闘前の立会シーンで既にシャディクが発言していたセリフです。
「アーレア・ヤクタ・エスト 決闘を承認する」
このシーンでは後戻りはできない意味合いが強く感じられます。

今回のシーンでは「一度事を始めたら最後までやるほかない」という
シャディクの変わらない気持ちと、
諦めずにとことん最後まで進もうとするミオリネを称賛する気持ちとが
混ざった言葉に聞こえます。
深みのあるダブルミーニングならぬトリプルミーニングであるセリフです。

また、3年度のシャディク最後の言葉「ありがとうミオリネ、さようなら」
も自分のすべき事をやり切った上で、ミオリネに対しての好意から、あえて全ての罪を背負った割り切った顔でのこのセリフも印象的でした。

シャディ蔵(※筆者の勝手な愛称)がこんなにも愛くるしいキャラになるとは予想外でした。

3.プロスぺラの深い闇に光が当たる

もう一つキャラクターで印象的だったことは、
主人公スレッダとエリクト達によりプロスぺラの深い闇に光が当たり、
彼女の心が解けたことです。
「ごめんねエリー、スレッタ」の言葉がより際立たせました。

全24話をかけて長いわだかまりが解けるカタルシスは衝撃的でした。
加えて、最終話にて母の居場所・帰る場所を主人公である娘達が協力して作り上げる本作は珍しいと考えます。

過去のアニメ作品では、最終話で主人公のために家族や仲間が居場所・帰る場所を作り上げ待つということが多い傾向のため。

4.予想以上のタイトル!その優しさに涙する

一番心が揺れ動いたことはタイトルと最後の楽曲でした。
放映前まで「最終回」という仮タイトルのまま、SNSではタイトル予想が盛り上がりました。
タイトルは「祝福」で初代OP主題歌が流れて欲しいと期待していました。
実際には予想以上のタイトルと予想通りの楽曲に感動しました。

最終話は「目一杯の祝福を君に」
英語版タイトルは「May All Blessing Find Their Way to you, I’m Wishing it」
ちょうど初代OP主題歌「祝福」および英語版「The Blessing」の最後のフレーズです。
ちょうどその歌詞とともにこの物語は終わりました。

言葉自体も優しさのある良いものだと考えます。
「目一杯の祝福を君に」からは
等身大の気持ちで今できる限りのことをしようとする素直で前向きな気持ちを表しています。

「May All Blessing Find Their Way to you, I’m Wishing it」
私なりに英訳するならば「あなた達の人生、全てに祝福があらんことを。私は願い続けます」。

日本語と英語の最初が「メイ」と韻を踏むかのようにシャレになっていますし、また「May」という表現も興味深く、「かもしれない」と50%程度の可能性の時に使われる言葉です。
I’m Wishing itと現在進行形になっていることも興味深いです。
願っていますではなく願い続けていますとの意味合いに取れます。
日本語と同じように優しい言葉だと感じられました。

【参考】公式YouTube動画「祝福」

【補足】最終回挿入歌があるという素敵さ

最終話劇中歌として流れた「宝石の日々」も素敵な歌でした。
♪祝福を紡いで そっと
のフレーズがOP主題歌に関連していることも美しく感じます。



以上で最終話感想は終わりです。
とても優しさと愛に溢れた作品に出会えたことに感謝です。
また「水星の魔女」好きなみなさんとこうして最終回まで盛り上がれたことにも感謝です。
このお話は終わりですが、また何度も見返して楽しめる面白さもあります。
本当に良い作品をありがとうございました。

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