製造業の後継者問題についての意見
こんにちは。
大征工業株式会社/棚元将太郎です。
私は1970年創業で、従業員100人規模の製造業の経営者をしています。
2年前ほどからM&A業界からのレターが毎日のように事務所に届いています。それほどM&Aレターの効果が大きく、M&Aの選択肢がなかった企業が、生き残りのために選択しているのだなと感じます。
会社を経営する以上、出口戦略はきちんと持っていないといけません。
「上場」「承継」「売却」「清算」「倒産」
私は現在28歳ですが、選択肢としては「上場」「承継」かなと思っております。「売却」は大株主の意向で基本は考えてないのが現状です。
製造業に携わって6年目ですが、後継者問題がかなり浮き彫りになってきていると感じております。
昨今の材料費の高騰、輸送費の高騰、電力費の高騰、賃金の高騰で政府は補助的対策をしているものの「いままで儲かっていたのに、気づいたら儲からないようになっていた」という企業の声を耳にすることがあります。
また、後継者がいないことにより仕事をする能力・気力はあるが長期的な不安から仕事をもらえない状況になっている会社様の話もよく聞くことがあります。
その事例を踏まえて、製造業の経営者が今からやるべきこと
①後継者を見つけて、育成する(3年間程度)
②5年後のB/Sの目標を策定し、整理しておく
③買収・売却する際の候補先に事前に目星をつけ、アプローチする
④生産性改善と、コスト削減を投資レスで考案・実行しまくる
⑤会社をとにかく5Sできれいにする
まずは、②に重点を置き、5年後にめがけて経営資源を整理していけば、不測の事態に耐えうる経営基盤ができると思います。
また、①に関しても当期PLでは固定費増になりますが、長い目で見たらかなりの利があると私は考えます。
①~⑤のフォローは私にもできることはあると思いますので、もしお困りの経営者様おられたらぜひ一度お話しできたら嬉しいです。
製造業から栄えた日本の企業が、製造以外の悩み事がなくなり、本来あるべき製造に集中し、世界に活躍できる世の中を実現できたらと思います!
大征工業株式会社/棚元将太郎
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