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【片付けられない人へ Part2】片付けない人の心理 ”片付ける理由がわからない”

こんにちは。

前回の記事 「片付けられない人へ PART1片付けはどこから始めれば、何から始めればいいのか」に続く、片付け編の第2弾です。

前回記事

片付ける理由、片付けない理由

世の中には、様々な理由で、“片付けられない人”というのが存在します。

そして、片付けられない理由は、人によって、それぞれ違います。
また、そもそも片付ける気など、まったくないという人もいます。

私は、この家事代行の仕事を始める前まで、どちらかというと片付けは苦手で、部屋の中は散らかっているような生活をしていた時期もありました。

しかし、片付けられないことで悩んだことはあまりありませんでした。

その理由は、自分の部屋がそれほど散らかっているとは思っていなかったこと。
そして、片付けられないことで、困ったことがなかったからです。

そもそも、人が片付けをするのは、何のためでしょうか?

純粋に片付いた部屋で暮らしたいとか、家族に片付けろと言われて仕方なくとか、人によって、その理由はさまざまです。

ですから、かつて片付けられない私は、片付ける理由がずっとわかりませんでした。
たぶん、その理由がわからないから、片付けられなかった(片付けしなかった)のだと思います。

普段、仕事をしている中で、「家族が散らかして、なかなか片付けてくれなくて困っている」という相談をお客様から受けることがありますが、それはその片付けない家族にとっては、片付けなくてはいけないという理由がないからなのだと思います。

そして、片付けてくれないと悩んでいるその相談者には、その人なりの片付ける理由があるのです。

つまり、

片付ける理由がある人→片付けられる人

逆に、

片付ける理由がない人→片付けられない人

なんです。

片付けは目的ではなく、手段

そもそも、片づけることは、目的ではなく、手段です。

家に帰ってホッと一息ついて、リラックスした気分でいたいとか、探しものをするのに時間を取られたくないといった目的のために、片付けるという手段が必要なだけです。

ですが、すっきりシンプルに暮らすよりも、ほどよく散らかっていたほうが集中力が増すという人もいます。
また、たくさんの物に囲まれて生活していたほうが良いと考えている人もいます。

そんな人にとっては、片付けることは目的ではないので、他人から片付けるようと言われても、「なんのために片付けるの?」という気持ちがあるんです。

どちらかというと以前の私がこのタイプでだったので、そういう人たちの気持ちがすごくよくわかります(笑)

そんな片付けない人でも、散らかっていることで困る時が出てきます。

大事なものがいつまでも見つからなくて困ったり、人に部屋の状態を指摘され、恥ずかしい思いをして、初めて”片付けたい”という欲求が湧いてくることがあります。

こうやって、自分から片付けたい、片付けなきゃと必要に迫られた時になって、初めて人は片付けようと思うようになります。

逆にいえば、困ることが起きない限り、人は片付けをしようと思わないのかもしれません。

気づくことが第一歩

片付け方がわからない人に、片付け方を教えたり、代わりに片付けてあげることは、意味があることだと思います。

しかし、片付けない、片付け用と思ってない人に対して、無理に片付けさせようとアプローチすることは、難しいというかナンセンスだと思います。

そもそも、そういう人にとっては、大きなお世話なんです。
片付けないんじゃなくて、好きでそうしているんです(笑)

そして、部屋が散らかって困っていると思っているのは、散らかしているその相手ではなく、あなた自身です。

もし、家族などが片付けをしなくて困ってるとしたら、他人のためではなく、自分のために片付けをすると思ってください。

これは余談ですが、いつも散らかっている部屋だと家族もそれが普通の状態と思って、あえて片付けようとはしませんが、部屋が片付いて徐々にキレイになるにつれ、家族も少しづつですが散らかさないようになっていきます。

これは、実際のお客様のお宅でも証明済みです。

また、他人に迷惑をかけない程度の散らかり具合だったら、各々の生活スペースを分けるなどすることもお勧めです。

現在の私は、ある程度散らかっている部屋にいると落ち着かない、いい気分がしないようになってしまい、片付けられるようになりました。

その分、片付けてる時間は、以前に比べれば増えたのですが、

「キレイな部屋で過ごすことがこんなに気持ちがいいものなんだ」

ということに気づけるようになり、自分的には今の状態にとても満足しています。

ですので、今になっては、人に(仕事でもお客様に)無理に片付けましょうとは言いません。

ただ、かつて片付けられなかった私のように、そういう気持ちに気づいてもらえる人が少しでも増えればいいと思っています。

片付けられない人へ PART3

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