【片付けられない人へ Part3】片付ける時間がないという人の共通点
今までいろいろなお客様のお宅に伺っていて、わかったことがあります。
片付けの仕事で、「時間がなくて片付けができないというお客様」には、ある共通点があることに気づきました。
片付けをまとめてやろうとしない
それは、”片付けを含めた家事をまとめてやろうとしている”ということです。
きっとそのほうが、効率が良いと思っているんだと思います。
小さいお子さんがいたり、ペットがいれば、片付けた傍から散らかります。
また、普段仕事をしていれば、なかなか時間も作れず、やっと時間ができた時には、もう片付けたいと思う気持ちも薄れてしまって…
その気持ちわからなくもないです。
ですが、いつもスッキリとした部屋で暮らしている人に聞くと、ほとんど片付けはしていないという答えが返ってきます。
いったい、これはどういうことなんでしょう?
片付けが得意な人というのは、そもそも片付けているという認識があまりないのではと思いました。
散らかしたら、すぐに片付ける。
洗い物がひとつでも出れば、当たりまえのように洗う。
ごく当たり前に、生活スタイルの中に取り入れられてるということです。
本当は、1日の中で何度もこまめに片付けをしているんですが、一つ一つは小さなことなので、いちいち片付けをしているという認識がないんでしょうね。
私もかつてあまり片付けられなかった時は、やはりまとめてやろうと思ってました。
そして、散らかりすぎると、もうやる気がなくなる、の繰り返しでした。
そして、片付けられないのは、時間がないせいだ!となんとなく自分を納得させていたような気がします。
忙しい人こそ、こまめに片付けをしたほうがいい
片付けは、あとでまとめてやろうと思うと、どんどん散らかってしまいます。
忙しくて時間がないと口癖のように言っている人というのは、たいてい時間の使い方が下手です。
手が空いた時にまとめてやろうと思っていても、いざ時間が空いたら、少しでも自分の身体を休めたいと思うのが、普通の人の感覚だと思います。
忙しいなら、何かする時は”片付けまでセットにして行動”したほうが、絶対に楽です。
自分の中で“片付けてる”という意識がなくなりますから、極限まで散らかるということもなくなります。
また、寝る間もないほど、本当に忙しい人は散らかす暇もありません。
ひとり暮らしで、本当に忙しく、片付ける時間もないとういう人は、散らかす時間もないはずです。
でも、気づいたら散らかってるという場合は、本人が散らかしているっていう自覚がないんだと思います。
かつての私自身がそうでした。
ただ生活してるだけでなぜ散らかるのかと思ってましたが、ただ単に”出したら、仕舞う”が身についていないだけでした。
”出したら、仕舞う”をセットにしたら、本当に散らからなくなり、仕事が忙しくなっても、なんとかそこそこは綺麗な部屋を保っていられるようになりました。
時間がなくて片付けられないなら、自分だけでやらなくてもいい
それでも、やはり時間がなく、忙しくて片付けられないという人は、ぜひ第三者の力を借りてください。
特に極限まで散らかってしまったら、一人でなんとかすることなんて、簡単にはできません。
家族でもいいし、プロの力を借りるのでもよいと思います。
そうすることで、気持ちにも時間にも余裕が生まれます。
余裕が生まれると、「今後、どんな時間の使い方をしたらよいか」が客観的に見えてきます。
そして、一度きれいに片づいた部屋をどうやったら散らかさないようにできるか、どうすれば時間を有効に活用できるかも考えることができると思います。
極論をいえば、”時間がないから片付けられない”は言い訳にすぎません。
片付けは、根性や精神論で出来るようなものではありません。
片付けのやり方やテクニックがわかれば、誰でもできるようになると私は思っています。
さて、今回3回に分けて、片付けに関することを書いてきましたが、
片付けとは・・・
巷にある片付け本に載っているようなモデルルームみたいなスッキリ、モノが少ないお部屋にすることではありません。
いかに自分が”快適に生活できる部屋にするのか、家にいて楽しいと思える空間を作るのか”が目的です。
そこを間違えてしまうと、一生片付けはできないですよ(笑)
片付けられない人へ PART1
片付けられない人へ PART2
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