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更にまた新しい活動

田舎暮らしをしたり、イラストレーターをしたりしていた僕ですが、昨年から人前で歌わせて頂いたり、作詞作曲した歌を提供させて頂くような活動もさせて頂いております。
そしてさらに、また新たな活動が始まりました。

今年の1月から、放課後デイサービスたまみずきというところで、発達障害の子供たちに絵を教えています。
「絵を教える」なんて偉そうに言いながら、実はそんな教えられることなんてないんですよね。
絵は自由だから。

僕は中学高校の頃、美術の成績が悪かったんです。
美術の授業ってなんかおかしくないですか?
なんかそれらしい課題があって、それに沿った絵を描いて、先生が評価する。
その評価って一体なんなんですかね?
ただの好き嫌いでしょう?
その評価のせいで、自由な絵が描けない。
良い絵を描かないと評価を得られない。
範疇を越えられない。
範疇を越えるのも芸術のひとつなんじゃないですかね?
どこで教わったかわからない、先生のもっともらしいアドバイスのおかげで、どんどん自由を失っていく。
そんな不満を抱えていたことで、絵を描くのは好きなのに美術の授業は苦手でした。

じゃあ僕がたまみずきで教えられることってなんなんでしょう?
僕は施設でクラシック音楽をかけ、子供たちに課題を出しました。
「この音楽を聴いてイメージするものを自由に描いてください」
たぶん、今まで言われたことがなかったのでしょう、子供たちも戸惑っていました。
そんな様子を見て、僕は筆をとり、画用紙に頭の中のイメージのまま、自由に絵を描きました。
すると、それを真似するかのように子供たちも次々に描き始め、終了の時間になっても描き続ける子供や、何枚も描く子供が現れました。
その絵は、宇宙や恐竜、アニメのキャラクターなど様々でした。

絵って、自由だから楽しいし、面白いんです。
空が黄色くても、土が青くても、人間より猫が大きくても、地球の中に宇宙があっても、その人の自由。
正解や不正解、優劣なんてない。
子供たちの自由をなるべく奪わないようにしながら毎月課題を変え、絵を教えています。

そして、それが何か子供たちのちょっとしたきっかけになれば、僕は嬉しいなと思います。

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