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なぜ子供はおもちゃ箱をひっくり返すのか?

子供の行動、7不思議の1つです。

せっかく片付けたおもちゃ箱。お気に入りのおもちゃを見つけ、それだけを取り出せば良いのに、なぜか全部ひっくり返す。

こんなこと、ありませんか?

我が家の3人兄弟を見ていても、全員が該当。この行動は我が子だけの特性ではなく、子供全般に当てはまるのでは?と考えました。ちょっと分析したので、皆様からのご意見もお聞かせいただけると、うれしいです。

音が気持ちいい

おもちゃ箱をひっくり返すと

「ジャー、バラバラー」

という、おもちゃたちが接触する音。
特にミニカーがたくさん入ったおもちゃ箱で有効です。

おそらく、缶ビールを開けて注ぐ音。これと同じ原理で(なんの原理?)、爽快感をもたらすのではないでしょうか?

缶ビールを開けた時の「プシュッ!」という音。これがなかったらちょっと寂しいですよね。

同じように、おもちゃ箱をひっくり返した時の音に、嬉しさを感じるのかもしれません。

いっぱいあるぞ感を満喫

リカちゃん人形の衣装。先ほどのトミカ。なんとかウォッチのメダルなど、大量に収集された結果、おもちゃ箱を占領していきます。

しかし、どれで遊びたいのかがわからない。正確にいうと、ありすぎてわからないという状態。

だからこそ、ひっくり返してから決めようという作戦です。ひっくり返して最初に目についたものから遊ぶ。そうすることで、効率性が高まるのかもしれません。

決めきれない思いよ、さよなら

上記で記載したような収集物や、おままごとセットに使う野菜や果物、料理道具などは、どれから遊んで良いかがわかりません。

そのため、えい!っとおもちゃ箱をひっくり返すことで、まずはおもちゃで遊ぶ第一歩を決めることができるのです。

子供の将来を考えると、自分がやりたい!と思ったことと行動を一致させていくこと。これで自己肯定感が育まれます。だからこそ、自分でおもちゃ箱をひっくり返し、遊ぶという行動を選択し、突き進むことができる。

私に迷っている時間などない!という渾身の一振りで、おもちゃ箱をひっくり返しているのです。

結局どうなの?

おもちゃ箱をひっくり返し、遊び始めていると、違うおもちゃに目がいってしまい、最初にひっくり返したおもちゃとは違うもので遊び始める。

もしくは、おもちゃ箱をひっくり返して、結局お気に入りの1個でしか遊ばない。おいおい、んじゃあ1個だけ最初から取ればいいじゃん。そう思ったりするわけです。

後先を考えず、思いのままに行動する。

これって素敵ですよ。楽しそうだもん。

片付ける?そんなのは後のこと。それを気にしていては進まないよ。

そう語りかけるような子供の眼差し。
私の方が未熟な考えだったのかと、錯覚してしまいます。

子供の行動をどう捉えるか。

あ〜あ。また片付けるのかよ。必要な物だけ出しなさい!と憤るか。

好きなことに熱中するって素敵だな〜と思うか。

行動は同じでも、捉え方によって毎日が変わる。

これからも育児を楽しむぞ!

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