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産地とお客様をつなぐ仕事

買っていただくということ。

モノ→コトに関心が移行したとはよく言われますが、そこに加えて

「エシカル」な部分であったり、「感謝されること」がくっついてきたり。購入したことについて自分が納得する理由が必要ってことですよね。

でも、これって価格弾力性というか、単価によって少し異なるもの。

スーパーで購入する大根にそこまで生産者の深堀りのストーリは求めない。でも、クラウドファンディングには喜んで5000円とか払ってしまう。

同じ消費行動なんだけど、何を得られるか(体験できるか、感じられるか)と単価のバランスをみて、購入するか否かの判断が変わるということ。

売る側としては、自分の扱っている商品単価にふさわしいストーリーが必要ということです。

んじゃあ、ストーリーってどうやって造るの?となるわけですが、

・まずは商品を知ること
・産地の人が当たり前と思っていることに気づくこと
・どんな思いで生産者がこの商品を作っているのかを知ること
・単純にすごいと思ったことを感じること
・知らない単語を聞き逃さないこと

当たり前なんですよね・・・

例えば、昨年さくらんぼ農家さんを取材したときに感じたこと。それは、

「さくらんぼが、あたたかい」

ということ。これってすごくないですか?お店で売っているものや食べる時は冷やして食べますよね。でも、産地のさくらんぼは日光を浴びているからとてもあたたかい。産地では普通だし、考えればわかるのですが、改めてこういった事実を伝えてあげると、購入者にとってはすごく新鮮なんだと思います。

ここにネットショップであれば、売れる要素と不安払拭の要素を加えると、売れるページや売場が完成すると考えます。

元 楽天市場の店長&現 リアル店舗の店長をやっていると、つくづく商売って面白いし、産地とお客様を繋ぐ仕事なんだなと改めて思う。

今日も笑顔で自分が納得する一日を!


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