『誰にでも出来ることを、誰もが諦めるまで続ける』

「課題を乗り越える」について考えたいと思います。


「万策つきたとき、あきらめないという選択肢がある」


これは、数多くの若手起業家や経営者のメンターとして知られる

株式会社アントレプレナーセンター代表、福島正伸氏の言葉です。


夢、志を目差す者にとって、勇気と並々ならぬ覚悟が

試される言葉であり、激励の言葉でもあると思います。

「目の前の問題や課題に対して、自分が切れるカードを

何枚持っているか?」は、とても大切なことです。

では、この『カード=「切り札」』は

どの様にすれば持てるのでしょうか?

そして、そのカードの「切れ味」は

どのようにすれば磨かれるのでしょうか?


それは、経験、体験の差によって生まれます。

過去に、どんな経験をしたのか?

どんな修羅場を潜り抜けてきたのか?で

いざという時の「切り札」を持つことができ

また「切れ味」も決まるのです。

言葉を変えるなら、どんな失敗やツマヅキをしたかで

「手持ちのカードの切れ味」は磨かれるという事です。

ですから、人生における失敗やツマヅキは大切なのです。


しかし、そんな経験や体験の少ない人でも手に出来る

特別な『最強のカード』もあります。

トランプで言うならば「ジョーカー」のような

『万能なカード』です。

では、それは、どんなカードなのでしょうか?

それは・・

『熱意』というカードです。

経験、体験の少ない人が、経験、体験の多い人に勝つためには

このカードをどんどん切っていくしかないのです。


反対に、仮にどんな経験、体験が豊富な方でも

この『熱意』というカードが無ければ、

大きな成果を手にすることは出来ません。

では、この「熱意という名のカード」とは何か?です。

それが、福島氏の言う「あきらめない」です。

何があっても「あきらめない」と言うカードが

『最強のカード』であり、それを切り続けることが

勝利を手にする方法なのです。


新幹線の生みの親でもあり「はやぶさ」の打ち上げで

私たちに大きな感動を与えたJAXA(宇宙開発事業団)の

初代理事長でもあった、島秀夫氏は

「出来ないと言うのは、出来ると言うことよりも難しい

何故なら、出来ないと言うのには、全ての出来ないことを

実証しなければならないからです」と言っています。

ですから、何があっても「出来ない」と「諦め」てはいけないのです。


決して、「勝つ」と言う根拠がなかったとしても

「あきらめない」というカードを切り続けた人を

私たちは、のちになって『勝利者』と呼ぶことになるのです。

ですから、何か問題や障害にぶつかったら

「この問題で・・、この苦難で・・

私は、切り札が手に出来る」と言葉にしましょう。

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