『絶望を希望に変え、夢を叶えるもの』

「仲間の力」について考えたいと思います。


「仲間の力」で思い出すのが、2011年に起きた

東日本大震災の津波で、妻や家、たくさんの仲間も失った

戸羽 太(とば ふとし)陸前高田市長の言葉です。


想像を絶する苦難を乗りて、岩手県内で最も大きな被害を受けた

陸前高田市を「世界に誇れる美しいまちの創造」を掲げ

市の復興と発展のために日々、最前線で陣頭指揮を取る

戸羽市長を支えたものは何だったのでしょうか。


東日本大震災は私から、夢も希望も

そして、当たり前の日常も奪っていった。

真っ黒い津波は、妻も家もたくさんの仲間も奪っていった。

生まれて初めて味わう本当の絶望。

悔しい。

明日が見えない。

いっそ死んでしまいたい。

本気で思った。


被災をした時、私は市長になってまだ一か月足らず。

自分の実力の無さ、

政治経験の無さ、

精神的弱さ。

自分が本当に小さな存在だと気付かされた。

「もうダメだ・・・すべて終わった」と思った。


でも、その絶望の淵から私を救ってくれたのは

人との出会い。仲間だった。

自分がやりたいことはある。

やらなきゃいけないことは見えている。

でもやり方がわからない。知識がない。

だったら、それをできる人と友達になろう。

考え方を変えることで・・、

人に頼ることで・・、

絶望から抜け出し気持ちが楽になった。


自分は一人じゃない。

たくさんの仲間がいつも応援してくれている。

全国からエールをもらっている。

絶対に「負けない!」

「負けてなるものか!」

悔しさを力にして、必ず「世界に誇れる美しいまちをつくる!」

それが、犠牲になられた方々、応援してくれている仲間への

せめてもの「恩返し」だと思うと力が湧く。


(戸羽 太・陸前高田市長の談話より)


いかがでしょうか。

苦難の中から戸羽市長が抜け出すことが出来たのは・・

そして「絶望」を「希望」に換えるものは・・

「世界に誇れる美しいまちづくり」と言う「でっかい夢」

そして「○○の為に・・」と言って「人の為に働く」という

「大きな志」だったのではないでしょうか。


人は、この「でっかい夢」「大きな志」を持ったときに

自分一人の力では、目的を達成することが出来ないと感じ

「仲間の力」を借りようと思うのです。

そして、自分に足りないものは「仲間」が補ってくれるのです。

また「仲間」が居ることで「勇気」が湧くのです。


ですから「でっかい夢」「大志」を持ったなら

「この目的を達成するために・・」

「自分にないものは人の力を借りよう」と言って

「仲間の力」を信じ、頼りましょう。

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