『自分の選んだ道(選択)を信じ、行動する』

「選択」について考えます。


「どこかに辿り着きたいと欲するならば、

今いる所には、とどまらないことを決心することだ」


これは、モルガン商会を巨大財閥へと創り上げた

J・P・モルガンの言葉です。


1912年のアメリカ政府の調査によると

モルガン商会は「鉄鋼生産の53%」「鉄道路線の34%」

「機械生産の60%」を支配していたそうです。

「モルガン帝国なくして、アメリカ経済は成り立たない」

と言われたのが垣間見えるデータではないでしょうか。

積極的に事業拡大を図って行った、モルガンのあくなき成長志向は

まさに驚異的なものでした。


そして、それを支えたのが、前出のモルガンの言葉だったのです。

モルガンの言うように『決心』なくして

人生を変えることはできません。

人生とは、この一点が起点となって

「勝者」と「敗者」とに分けるのです。


では、その「決心」は、何から生まれるのでしょうか。

それは「決断」です。

私たちは「決断」することで「決心」がつくのです。

では「決断」とは・・

「決める」か「断る」かを決めるだけのことです。

「求める結果に向かって、どちらが必要なのか?」を

単純に決めることなのです。

ただ、それだけのことです。


ですから、今とは違う場所に辿り着きたいと思うのであれば

先ずは「今いる場所から移動する」と決めることです。

その時に「判断の材料」が、どうしても必要であれば・・

或いは、迷ったならば・・

その場所に、辿り着けなかった時の痛みをイメージしてみます。


例えば、何が失われ、何が犠牲になり、

そして、誰に迷惑をかけてしまうのか・・を。

それは、身体の何処かに痛みを感じるくらいに

可能な限りリアルにイメージしてみましょう。


そして次に、辿り着けた時の喜びをイメージしてみましょう。

何を得られ、何を感じ、誰に貢献できるのか・・をです。

こちらは、ニヤニヤしてしまうくらいにリアルにイメージしましょう。

そして、自分の未来にどちらが必要なのかを考えるのです。

すると、おのずと「どの道を行くか」が決まるはずです。


私たちは、基本的には保守的です。

無意識に変化することを恐れがちです。

「このままではダメだ!」とは思いながらも、

昨日と同じ今日を送ってしまうのは、それが理由です。


どんなに才能があり、価値ある情報を手に入れ

周囲が驚くほどのアイデアを考えていたとしても

決断し、行動しなければ何も起きません。

また、何も変わりません。


そして、大切なのは一度「決断」したならば

その指示に従うことであり、行動することです。

「どちらを選ぶか?」は、さほど重要ではなく

「どちらかに決めて行動する」ことです。

しかし「決断」以上に、私たちの人生にとって重要なのが・・

「自分の選んだ道(選択)」を信じることです。

そして、その信じた道を歩むことです。


人生は、確かに「決断の連続」です。

ですから、目の前の問題、一つ一つに

「決断する習慣」を身に付けることは必要です。

しかし、それ以上に重要なのは・・

その選択が「正しい」と信じ、

「私は、この道を歩む」と決心(決意)することです。

すると、その選択(決断)が正しかったと証明されるのです。


人生は「決断」によって、歩む道が決まるのですが

「決意(決心)」によって築かれていくのです。

ですから、一度、決断をしたならば

「私は、この道を歩む」

「この道が、私の歩む道」と言葉にしましょう。

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