Shizuka.T

ITに弱いIT系企業サラリーマン。カメラマン業は少しお休み中。旅と日々の記憶を綴ります…

Shizuka.T

ITに弱いIT系企業サラリーマン。カメラマン業は少しお休み中。旅と日々の記憶を綴ります。記憶の引き出しから無造作に出して、友達に話すみたいに書いてみたい。 https://tanakashizuka.com/

マガジン

  • 図書館通読(かよいよみ)記録

    幼い頃から続けている唯一のこと、図書館通い。本が好き、図書館が好き、でも実際の読書量は全く多くありません。それでも通い続ける私の、図書館で借りた本の記録です。

  • 旅・写真・思い出

    大好きだった旅と写真とそれらの思い出など

最近の記事

図書館通読記録 2024年1月

通読 記録 2024年1月 久しぶりに図書館に来れた。 先月頭ごろからめちゃくちゃに忙しく睡眠時間を削ってやっと生活に必要な雑務をなんとかこなすような日々だったので、本など到底読めなかった。 久しぶりに自由な時間ができたので、迷わず朝から図書館に行く。 ジャムの本を借りると決めていた。 2年ほど前からジャム作りに凝っている。先日友達の庭に毎年たくさんなる名前のわからない柑橘をもらったのでマーマレードにしたくなり、これまで我流でやってきたジャム作り、ここらで本でも読ん

    • 図書館通読(かよいよみ)記録 エピローグ

      図書館が好きだ。 熱し易く冷め易い、たいへんに飽きっぽい私はこれまで何一つ長く続けられたことがないと思っていたし、そんな自分を甘んじて受け入れていたが、ふと、一つだけ小学生の頃から自分の意思で続けていることがあるじゃないかと気づいた。図書館通いだ。 といっても貸出期間である二週間ごとに返しては借りるを30年ほど休むことなく続けましたというようなプチ自慢的殊勝なものではなく、数ヶ月空くこともざらにある通いスパン。 それでも常に生活の中で細々と続けてきた私の中ではルーティンタス

      • 初の子連れ海外 / 出発前の長い導入、これまでの旅の遍歴編

        4年半ぶり、そして4歳10ヶ月の娘を連れての初の海外旅行。成田からベトナムのダナンに飛ぶ当日の朝、目が覚めたベッドの上で私が思ったのは、かつての大航海時代ならぬ大旅行時代がどれほど貴重な時間だったかということだった。 当時も分かってはいるつもりだったけれど、やっぱり分かっていなかったのだと思う。 友達と何十日も外国を旅するということのスペシャルさを。日本に帰ってきてしばらくのんびりして、また次の計画をわくわくと立て準備をする気ままさを。 寝転んだまま天井を見ながら、かつての旅

        • 旅と写真が好きな私が選ぶ、ロードムービー9選+1

          旅と写真・・どちらも昔から好きだったけれど、旅行は旅行、映画は映画と別個に考えており長らく結びつけてはいなかった。 そりゃそうかという気もするが、事前にチェックして積極的に見に行く映画のジャンルの比率がロードムービーだけ異様に高いと気づいた時には、私って思ってたより単純、と拍子抜けしたほどだ。 というか、どこまで旅が好きなんだ私。 もちろんロードームービー以外にも好きな映画はたくさんありますが、今日は自称旅写真家の私が好きなロードムービーをもちろん独断で(じゃなかったら一体

        図書館通読記録 2024年1月

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        • 図書館通読(かよいよみ)記録
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          8本

        記事

          ギリシャ、サモス島でのワールドカップ

          ワールドカップ2022がもうすぐ終わります。楽しい時間をありがとう。 W杯が始まると必ず思い出すことが2つあって、今日はその1つについて。 2010年W杯スペイン大会、日本対カメルーン戦。 私はそれをギリシャのサモス島にある「ピタゴラスホテル」という小さなペンションの、小さなテレビで見ていた。 サモス島は数学者ピタゴラスが生まれた地だ。 トルコのクシャダスという町からフェリーで1時間足らずで行けるサモス島には、約1ヶ月のトルコ旅行の途中で1泊だけ海を越えて寄り道した。 そ

          ギリシャ、サモス島でのワールドカップ

          書きたい、読みたい、形にしたい。

          7月にnoteを始めて以来、実は密かに毎月15日納期の月1更新を目指していて、そのルールは実は友達が決めてくれたのだけど、とはいえ誰に依頼されたわけでもない期日を律儀に守るべく過去4回更新してきた。 いつも書きたい内容はすぐ決まって、あとは時間の捻出だけだった。 しかしどういうわけか、今月、どうしても書けなかった。 先月行った北海道の話を書こうと思い、大量に買ったお土産の話とか、食べた美味しいもののこととか、思いを巡らせるのだけどピンとこない。筆ならぬタイピングが全然進まな

          書きたい、読みたい、形にしたい。

          最後の旅ルーマニアとバックパッカーの定義について

          前回の投稿を書いた時はまだまだ半袖、靴下なしで過ごせる9月中旬、次は大好きなチリの美しい海岸について書こう!などと思っていたが、今やすっかり季節は秋。寒いのが苦手でこの時期急速に元気がなくなり気持ちが落ち込むのは例年のこと。 窓の外の秋空をしんみり眺めながらどんなことを思い出すかといえばやはりルーマニアのことだろう。 2017年10月、直近最後に行った外国、ルーマニア。そこから早5年、ただいまバックパッカー休止中。そもそもあの休止前最後の旅ルーマニアで私はバックパッカーだっ

          最後の旅ルーマニアとバックパッカーの定義について

          ポルトガル、海沿いの街ナザレのイワシの炭火焼き

          私は海なし県の出身で、かつ子供の頃夏は必ず一度は遠征して海水浴に行ってキラキラな時間を過ごしていたため、人生を通して海への憧れは並々ならぬものがある。 たとえ泳げなくても一眼見るだけで嬉しく、埋め立てた臨海エリアにある空港行きの電車から見る黒い海ですらテンションが上がる。旅先も山より街より海が好き。 そんな私なので8年前に縁あって海の近くに引っ越すことになった時は嬉しかった。魚も大好きだし。 一度場所を変えたが今もまた海の近くに住んでいる。 そんな最近、とある休日の夕方ふと

          ポルトガル、海沿いの街ナザレのイワシの炭火焼き

          百日紅と夏の空

          みんな大好き太宰治の、没落していく貴族を表現した「斜陽」というタイトルの作品は、しかしまさに窓から斜めに入る西日、部屋の中の壁や家具にくっきりと映っている光の輪郭のごとき美しさでどこを読んでもうっとりしてしまう。その美しさ故、斜陽という言葉に私はどうしてもネガティブなイメージを抱けない。 この小説の中の台詞「夏の花が好きなひとは、夏に死ぬっていうけれども、本当かしら。」、は夏が来るたび心の中でつぶやいてしまう台詞だ。私も夏の花が本当に好きだから。 斜陽でお母さまが好きだと言っ

          百日紅と夏の空

          スウェーデン 雨上がりのライラックの花

          旅の記憶は突然甦る。ふとした拍子、何かがきっかけで。それを脈絡なくつらつらと。記憶の引き出しから無造作に出して、友達に話すみたいに書いてみたい。 スウェーデンで撮影した紫の花。 花の写真・・それは趣味でカメラを持ち始めた人ならおそらく概ね最初に撮るであろう被写体といえる。いってみればベタ中のベタ。 だけど私はやっぱり花を撮るのが好きだ。 この写真はスウェーデンの写真の中でも好きな一枚。でもこの時は花の名前も知らず撮影した。帰国後写真を見返した時も特に何の花か調べようともせ

          スウェーデン 雨上がりのライラックの花