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調味料は加えてからが勝負!

冬の定番、白菜が登場。鍋に入りきらないほどの白菜を、ぎゅうぎゅう押し込んで、きのこもたっぷり加えて蒸し炒め、蓋が閉まらない…ほどだった鍋も、少したつと、白菜はくったくたに、白菜ときのこのスープもたっぷり染み出してきて、もうこれだけでおいしい。余計なものはいらないので、調味料も塩だけです。そして、葛がさらにおいしさをアップしてくれます。万能薬とも言われる葛はとろみをつけるだけではありませんので、片栗粉とは似て非なるものです。

先月煮物にした筍芋は、今月は蒸し炒めで。筍芋と長ねぎとれんこんを使ったのですが、あくまでも今回は「みそ」を食べるための料理。たなかれいこ的料理は、調味料の立ち位置も、味をつけるだけの脇役ではありません。塩・醤油・味噌、本物の調味料は、どれも体のベースをととのえてくれます。ですから、おそれずにたっぷりと。今回のみそは玄米みそをベースに、白味噌、そして自家製のコチュジャンを加えた甘辛みそに。そして、調味料は加えてからが勝負!というのは、なかなかレシピでは伝わりませんね。みそを加えてからこそが、おいしさの要。教室では、火加減、鍋の中の音、レシピにはない、たなかれいこの調理のライブ感を感じていただけます。

旬の茹であげただけでもおいしい小松菜は、ゆずが香る煮干し出汁ベースのたれで。たれは、調味料をくわえる毎に味見をしていただき、その変化も味わっていただきました。ほんの少しの調味料が、味わいに奥行きを出してくれることに、みなさま驚きのお顔に。

久しぶりに登場した人参は、こちらも基本は水で蒸し煮。それだけでもバターのような甘い香りが漂います。こちらはマリネに。人参の彩が、テーブルを華やかにしてくれました。

12月もシンプルながら、味わい深い献立の数々。
お帰りになるみなさまの、ほこほことした笑顔が、おなかの中からあたたまって、体も心もほどけていることを物語っています。

今年も一年ありがとうございました。


** 12月の たなかれいこ の たべもの教室 献立 **

  ●白菜の蒸し炒め 塩葛仕上げ

  ●筍芋と長ねぎの蒸しめ 甘辛みそ仕上げ

  ●小松菜のゆず和え

  ●人参の蒸し煮マリネ

  ●もち米入り5分搗きご飯

<今月の使用食材>
白菜、平茸orしめじ、しょうが、筍芋、長ねぎ、れんこん、小松菜、人参、海塩、なたね油、オリーブオイル、みそ、白味噌、醤油、コチュジャン、葛粉、煮干し出汁、ゆず果汁、白バルサミコ、もち米、5分搗き米
*野菜・米は、無農薬・無肥料栽培を中心に、ほぼ在来種のものを使用。
*なたね油は、玉締め圧搾法一番しぼりのもの。
*白味噌は、米・大豆・食塩で作られる本物の白味噌。
*コチュジャンは自家製の約30年物。水飴等不使用の本物のコチュジャン。
*ゆず果汁は、無農薬のゆず100%の果汁。
*ご飯は玄米を5分搗きに精米し、土鍋で炊きました。


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折々に畑から届くおいしい旬の食材を使うため
教室では月々の献立をあらかじめ公表していません。
ひと月わりましたら、献立を公開しています。
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調味料の加え方にも、
料理をもっとおいしくする秘密が。


●教室の様子をまとめたアルバムはこちらをclick!
https://note.com/tanakareiko/n/n290dd8384167


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たなかれいこの たべもの教室は、随時ご入会を承っております。お料理初心者の方でも、もちろん大丈夫です!男性も大歓迎!特に「水曜・夜クラス」「木曜・夜クラス」「土曜・夜クラス」は、人数が少なく穴場です。


毎月通うのはちょっとハードルが高い…、料理にはぜんぜん自信がない…という方は、まずは「1dayクラス」へどうぞ!デモンストレーション式で、気軽にご参加いただけるクラスです。


教室で使用している「塩の花」他、たなかれいこオリジナルのブレンド塩は、Webストアでお求めいただけます。


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