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ホテルニューニシノ

サウナに通うようになったのは3年くらい前からなんだけど「ととのう」を意識しはじめたのは最近だ。
サ道って漫画読んだりググったりしたけど、1番大きかったのはサウナーの先輩にレクチャーしてもらったり、その人のインスタをみたことだった。
その先輩サウナーの最近のサ活(サウナ活動)ポストがこのホテルニューニシノだった。サウナのポータルサイト、サウナイキタイでも評判良く期待が高まる。

あのシロクマのカキ氷で有名な‘’むじゃき‘’のすぐ近くにある。久々のサ活ににやけが止まらん。心の中で「うーんこれこれ」とか孤独のグルメの真似をしながらサウナを堪能するのが俺の常だ。1階のエントランスと反対の駐車場の脇に手湯があり、温泉に手を浸すことができる。
「通りすがりの人でも手がすべすべになる手湯、こころにくいサービスじゃないか」と頭のなかで喋りながらうんうんと2回うなずいた。
これ以降はいちいち書かないが、大抵俺は1人のとき孤独のグルメごっこをしているし、サウナの時はそれが顕著なのでもし見かけたらほっといてください。

エレベーターで4階にあがり2時間コースで入る。靴箱に鍵をしてロッカーの鍵と交換して入場。
一刻も早くサウナにはいりたいので服をさっさと脱ぎタオルを手にとるも、謎のパンツがロッカーの中にあり、混乱する。
ゆらっくすみたいに一度専用の服に着替えるのか?(ゆらっくすの2階のくつろぎスペースを利用するときは専用の服に着替えて風呂場にむかう)とりあえず履いてみるも上着がない。謎のパンツにとりあえず着てきたTシャツを着てみたが、そんな格好の人は誰もいない。
だいいち、すぐそこに浴室がある。混乱しながらキョロキョロしていると
「はじめて?」と白髪のナイスミドルなおじ様が声をかけてくれた。それからテキパキとタオルの場所や謎のパンツはサウナパンツで、そのままサウナに入るならそれを履いて入ることなどを教えてくれた。
あまりに的確な説明で店員さんなのかなともおもったが、おじ様もサウナパンツをおめしになりサウナに入っていかれたのだった。
「ご丁寧にありがとうございます」最敬礼で頭を下げた俺はサウナに入る前から心がポカポカとあたたかくなっていた。こういう交流もサウナの醍醐味のひとつだとおもう。

ロウリュー(石に匂いのするお湯をかける)は16時、17時と1時間刻みにある。
迅速かつ丁寧に体を洗い、タオルで体を拭きながらサウナ室の入り口の前に立つと真横に冷水機がある。掛かり湯は源泉をそのまま冷ましたお湯で贅沢だった。

1セット目が終わった頃がちょうど17時ごろだったので2セット目でロウリューをみることができた。石の前の上の段に陣取ることができ、これまたナイスミドルな店員さんが、石からあがる水蒸気を攪拌するためにブン回すタオルの風を感じることができた。

俺はゆらっくす以外のサウナに数える程しか行ったことがなく(ゆらっくすは西のサウナの聖地と呼ばれている。気軽に通える俺たちって相当幸せ)ブオンブオン熱波くらうんだろうなーっておもってた俺は少しホッとした。

その後床をお湯で湿らせてからロウリューが終わる。場所によってはカンカンに乾燥してるサウナもある(それはそれで好き)ここのサウナは湿度がたかくて優しい感じだった。フィンランド式とあったし、ロウリューって多分フィンランド語で書いてあったので湿度が高い系のサウナはフィンランド式なのかな。

椅子の下に緑のライトが照らされていたりデジタルの10分計があったり、ここのサウナの心遣いを感じて嬉しい気持ちにひたる。
外気浴の為の椅子は2脚だが浴槽の淵に腰掛ければ事足りた。むしろお湯が流れ出て足の裏だけが温かくて気持ちいい。3セットくらいして温泉に浸かってあがる。アルカリ性の温泉で重曹泉て書いてあった。肌にいいのかな?今もスベスベしてる。

それからリクライニングでおじ様たちと相撲を観戦し正代が勝ったのを確認して帰ることにした。俺はおっちゃん達といると癒されるみたいだ。
祖父が土木屋で3、4歳のころよく詰所でおっちゃん達に弁当のおかずもらったりして遊んでたからかもしれない。
今もそんなに上でなくても年上の人達と交流している時のほうが癒される。
純粋にサウナって施設も温冷交換浴自体も好き。
だけど昨日は初っ端におじ様に優しくしてもらったお陰で、サウナの中の時計やリクライニングの角度にすら、人の優しさ、心遣いを感じることができた。やっぱ人は人に癒されるんだな〜と感じた日でした。
ホテルニューニシノ最高です〜
今度は泊まりたい〜

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