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子どもたちの元気を引き出す7

「ものづくり」してますか?って話

子どもたちの中には「ものづくり」が好きな子がいます。
学年にもよりますが、低学年では体感的に7割くらいの子が「ものづくり」が好きです。
といっても、ハマるジャンルはそれぞれ異なります。
なので、多様なジャンルのものづくりをサンプルとともに紹介し、自分の好きなものづくりができるよう、教室に素材や道具を置いています。

この前の記事で紹介した「紙飛行機」以外にも、
〇割りばし工作
〇フェルト工作
〇紙コップ・紙皿工作
〇工作用紙工作
が、「いつでも」「どこででも」できるようにしています。

しかし、材料は際限なくあるわけではありません。
最初はこちらで用意しますが、おいおい子どもたちが自宅から持ってくるように流れを作ります。

★「割りばし鉄砲を作ろう」
 みなさんは、割りばし鉄砲を作ったことはありますか?
 
「材料」
  割りばし三膳
  輪ゴム8本程度
「道具」
  ハサミ
これだけ

作り方はネットにあふれています。
作った実物と材料を用意し、興味のある子を集めて目の前で作って見せます。とっても簡単なので、工程も少なく、数分で出来上がります。
中休みに作って、昼休みには遊び始められます。

作ったもので遊んでいる子を見て
「私も作りたい!」
が生まれ、広がります。
あとは
「作れる子に教えてもらうといいよ~」
でいいんです。
材料が売切れたら「自分で用意してごらん」で。

一度火が付くと、どんどん発展的に取り組みが広がります。
「すげー!こんなの作れるの!?」
「わー、命中力たっか!」
「もっとすごいの作ってくるわ!」
こういう探究が楽しい。
で、ハマらない子もいてあたりまえ。それでいいんです。

★工作用紙工作

「材料」
  工作用紙
  セロハンテープ(表面がざらざらしているやつ)
「道具」
  ハサミ
これだけ

工作用紙で立方体や直方体を作り、マイクラのキャラクターにしたものを子どもたちに紹介します。「こんなの作ったよ」って。

「どうやって作るの?」
「つくりてー!!!」
という声があがります。

展開図の描き方を教えて、目の前で作ってみる。
工作用紙を渡して一緒に作ってみる。
最初はうまくいきません。
「定規があったらいいんだな」
「まっすぐ折ったほうがかっこいい」
つくてみるといろんな「気づき」が生まれます。
最初はテープで止めていた子の中から、
「のりしろってのがあるらしい」
「のりしろを作って、テープじゃなくてノリで作ってみた」
が出てき始めます。
いいねぇ。ハマらない子がいて当然。でも、ハマるこはどんどん発展させていきます。

子どもたちが選択して過ごせる「休み時間」に、どんどん「やりたい子がやる」でいい。
「家で作ってきた!」という子も。
「それ、いい自学だね!」
「これ自学なの?」
「もちろん!だって、自分で選んで決めて学んできたんでしょ?」
「あ、たしかに」

是非、教室内での「ものづくり」の機会を!

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