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台湾ひとり研究室:翻訳編「#30新しい翻訳作業ツールを使いはじめました。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。第30回となる今回は、新しい翻訳作業ツールの使用感をシェアします。

「これ、本当にいいので、みんなに紹介してるんです」

前回、台湾人の通訳・翻訳家である詹慕如zhān mùrú(セン・ボジョ)さんから翻訳時に使っているツール「Termsoup」をご紹介いただいたことに触れました。まだ使い始めたばかりですが、早速、その使用感をシェアしてみようと思います。

Termsoupは、UI/UXデザイナーでもある翻訳家がパートナーと共に2016年に開発したオンラインアプリです。もともとは文書作成ソフトを使って翻訳作業をしていた書籍翻訳者が、もっと翻訳者専用のツールを作りたいと考えたことがきっかけだったそう。

翻訳支援ツールとは?

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勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15