見出し画像

メンタルセッションそれぞれの違い

すっかりメンタル寄りの記事ばかりに
なってしまっている真央です💦

ツイッターとインスタでは
パーソナルトレーナーとメンタルトレーナーを
分けて発信しているので
noteをご覧頂いて初めて
パーソナルトレーナーをやっていることも
知った方もいるかもしれません🥺

実は明確な区分けは無い

早速本題に入ります(キリッ)

メンタルトレーニング、コーチング、ケア
いずれも僕はお客様に対してご提供していますが
「そもそも何が違うのさ?(´・ω・`)」と
パートナーから突っ込まれたのですが
確かにこちらでその違いはわかっていても
多くの人はその違いがわからないですよね。

なので、しっかりとした情報を出そうと思い
ネットで調べてみたのですが
その明確な区分けが
定義されているわけではなさそうです。

同業の方の記事が沢山上がってきますが
公的な機関から区別を定義するような
情報は見つかりませんでした。
(探す前から予想はしていましたが・・・)

つまり!

違いは各心理職の捉え方次第!
のようなので、私もあくまで個人的な
見解としてそれぞれの違いをお伝えします。

【前提】メンタルにも力量がある

メンタルと力量といわれても
ピンとこないと思いますから
ここは身体の体力を例えに出してみます。

体力が高い人と低い人がいるのは
何となく想像できるのではないでしょうか・

運動している人は比較的体力は高く
その逆の人は体力が低い
・・・というように体力の差は日々の
運動を含めた生活習慣に影響されます。

生活習慣ですから食生活や
睡眠の質にもそれは左右されます。

それだけではなくストレスを含めた
自分にとって「心身共に負になる要因」が体力を
落としていくと考えてもらえたら
わかりやすいのではないでしょうか。

メンタルの状態もこの体力と同様
日常生活の要因によって波が起こり
高い波の場合はプラスの感情が
生まれやすくなり
低い波の場合はその逆となるわけです。

比較的メンタルの力量が高い状態にある人は
前向きな状態であったり、適宜ストレスを
発散して健やかに日々を過ごしている一方
メンタルの力量が低い状態になると
程度にもよりますが怒りっぽくなったり
塞ぎ込みがちになったりするのです。

誤解の無いようお伝えすると
どんなに力が高い人でも
負の要因によって力が落ちることはあります。
それ自体は生きている限り自然なことで有り
避けることは出来ません。

力量には個人の基準があり
その基準から高い状態にあればプラスの
感情や感覚を感じるだろうし
基準から低ければ負の感情と感覚に
覆われている状態になります。

心を整える技術の方向性

メンタルには力量があるということを
理解して頂いたところで
それぞれの方向性の話をお伝えします。

再度お伝えしますが明確な定義は無く
あくまでも私の主観に基づく物です。
実際、私のセッションでは
ひとつの物に取り組むというよりも
お客様の心の波の変化によって
その技術を変えることがほとんどですので
どれが良いというものではありませんので
ご了承下さいm(_ _)m

メンタルトレーニングの方向性

メンタルトレーニングはその名の通り
トレーニング(練習)がメインになりますので
苦手とする心理状態や状況を
練習して乗り越えるという方向性
です。

トレーニングということは

・繰り返し行えること
・ひとりでも再現できること
・トレーニングの前後で違いが実感できること

上記の3つは
トレーニングをやった結果として
お客様が実感できることが
大切だと考えます。

ここは筋トレとも共通していて
胸のトレーニングをしたら
胸が張っている
胸に筋肉痛がある
ということで
効果が実感できるように
苦手な状況や心理状態の苦手意識に
良いと思える変化を感じられたら
トレーニングは成果があったということになります。

アスリートのメンタルトレーニングで
度々扱われるのは競技中に起きる

心理的課題
(緊張しすぎるとか同じパターンで失敗するなど)
思考のクセ
(ネガティブ思考やいつまでも考えすぎて競技に集中できない)

これらの状態を別の状態に変化するよう
トレーニングすることで
少しずつ違うことが出来るようになるのが目標です。

メンタルコーチングの方向性

メンタルコーチングは主に
コーチングという技術をベースに
こころの状態をクライアントが
望む未来へコーチ(導き)するのが方向性
です。

コーチングそのものを記述し始めると
収まりがつかなくなりそうなので
興味がある方は調べてみて下さいw

このコーチングを学ぶカリキュラムでは
メンタルトレーニングの要素も
オーバーラップするため
トレーニングとの差を明確に分けることが
難しい要素となっているのではないかと
僕自身は考えていますが
逆にハッキリと違う部分もあります。

それはコーチングが
未来志向であるということ。

トレーニングは苦手な心理状態を
乗り越えるための練習なので
それが乗り越えられたら
トレーニングは完了です。

コーチングは更にそこから

もし苦手な状態を克服できたら自身の未来に
どのような素晴らしい可能性が待っているか?
どのような人生を送りたいか?

などの未来の計画を想像し、計画を立て
トレーニングを含めた望ましい未来を
コーチと共に探っていくことが特徴的です。

例えばアスリートの場合
アスリート自身の心理的課題を
克服するだけでは無く
それを克服した結果の先の先、
そして人生にどんな良い影響があるか?
というように計画を立てることで
アスリートでよく起きると言われる
燃え尽き症候群を予防すること
可能とも考えられています。

メンタルケアの方向性

トレーニング、コーチングの違いを
説明してきましたが、ケアと大きな違いを
先に挙げておきます。

トレーニングやコーチングは
メンタルの波が比較的高い状態
少なくともフラットに近いレベルまでの
お客様が取り組めるプログラムと考えます。

未来のことを考えるのも
心理的課題に取り組むことも

前を向いて、やってみよう

という気持ちが湧き出ているからこそ
出来ることだったりします。

しかし、どんな人でも大きなショックを受け
こころが打ちひしがれるような
経験をすることがあります。

その時には前を向くことなどできず
それどころか一寸先は闇という
状況になることだってあるかもしれません。

力が基準よりも下がってしまった状態

・誰からも理解されないことの怒りや悲しみ
・大切なものを失った喪失感
・無気力感
・感じたことの無い身体の重さ
・常に自責感や後悔にこころが支配される
・死にたいと度々思う(希死念慮) など

力の基準から大きく下がった状態の
代表例がうつ状態です。

うつとまでいかなくても
大きな落ち込みは前向きな取り組みが
自信を失ってしまったため一切出来ません。

メンタルケアは力が下がった状態から
お客様自身から力が湧き出て
再び前を向けるようにサポートする方向性
です。

私がケアに取り組む場合
ただ話を聴いて寄り添うというだけではなく
何によって力が下がったのか?を
突き止める必要があります。

例えばひどいことを言われて
心が傷ついたのを誰にも吐き出せずに
怒りが溜まった結果、自分自身へ
攻撃の矛先を向けてしまう場合があります。

こういった場合、鬱々とした気持ちが
長時間にわたって自分を苦しめるので
それを解放するための取り組みを
お客様のやりやすい方法で取り組んでもらって
外に健全に発散してもらってこころをケアします。

こころの傷というのは
放置すればどんどん広がっていき
最終的に麻痺する
という特性のひとつを持っているので
力が落ちてしまったと感じたら
早めにケアを受けることをオススメしています。

まとめ

それぞれに違いがあることは
ご理解頂けたでしょうか?

トレーニングやコーチングは
今現在と未来にこころの状態を向けて
苦手を克服し、より良い未来の計画を
立てる取り組み

ケアは過去に受けたこころの傷を
修復しながら前を向く準備をする取り組み

それぞれの方向性に違いはあれど
その都度お客様のこころの状態に合わせて
臨機応変に対応していくのが私のスタイルです。

最後に
身体も心も繋がっているとは
良く聴く言葉だと思います。

これはその通りで落ち込むと
身体も重く動きにくくなったり
腰痛や肩こりを悪化させる事もあります。

まだ、心身共に痛みを感じている間は
戻せる時間も早くて済みますが
麻痺し始めると傷ついていることに
疲れていることに気づかないため
何かしらの病にかかってからようやく
気づくと言うことがあります。

身体も心も少しでも違和感を感じたら
それが内なるシグナルになっているかもしれません。

気づいたらお早めに専門家へご相談下さいね😊

ご相談はこちら▼

ジュニアアスリートのメンタルケア▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?