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ジュニアアスリートの悩みを生む根本的要因

文章どころかnoteは久しぶりの田中まおです。
皆様、僕のことをお忘れですよね🥺
えっ、そもそもお前誰?って感じですか😭
では、改めて最近の自己紹介をご覧下さい▼

メンタルトレーナーとパーソナルトレーナー
二足のわらじを履いていると
ご縁があってアスリートのメンタルケアに
携わることがあります。

しかも僕の場合はジュニア世代がほとんど
(ここではジュニアを小学生高学年~高校生までとします)

そこまでご要望があるなら・・・と
それ専用のページを作成しているのですが
想いを書き始めると長くてページ作成には
適していないので、ここに書くことにしました😂


ジュニアアスリートの悩みを生む根本的要因はたった2つ

彼らの悩みを聴いていると細かい内容は
当然異なってきますし、その改善方法も
個人差があるのは当然ですが
大きく分けてたった2つのことしかありません。

小学校の高学年にもなると保護者が思っているより
彼らは彼らなりの考え方を持っています。

言語化する選択肢が少なくて
戸惑うことや難しさがあったとしても
自分のスポーツへの想いはハッキリとしています。
そんな彼らがメンタルケアを必要とするような
悩みというのは大きく分けて2つなのです。


悩みの根本要因その1
【自分自身の結果への捉え方】

・緊張していつもより力を出せなかった
・もっとうまくやれたはずなのに
・なぜ、あんな低い評価なんだ


このように自分自身の結果を
受け止めきれない場合
自分を責めてしまい、自信が失われ
動き出すのに時間が掛かってしまいます。

結果を追い求めることに必死になっていた分
自分の期待にそぐわない結果となった場合
強いショックを受けるのも当然です。

強いショックで立ち直れない場合は
「仕方ないよ。次頑張ろう!」と言って
立ち直れるほど本人にとって軽いものでは
無いから立ち直れないのです。

負の感情が自分へ向かう

試合にかけた時間や想いが強いほど
上手くいかない結果が出ると
自分自身へ怒りの矛先が向かいます。

誰も責めることが出来ない
勝負の世界だからこそある意味で
非情な結果を伴うわけですから
それは苦しく悔しい想いを痛感するわけです。

負の感情そのものが湧き出ることは
大切にしていたわけですから自然なことでしょう。

一方でその時間が長いほど
自分の心を攻撃しつづけることになるので
これを長時間続けるのは
健全な状態を保つことが難しくなります。

だからこそ、その怒りを違う方向性へ
転換する練習が必要になります。


悩みの根本要因その2
【周囲との関係性】

・監督、コーチが自分を見てくれない
・親がわかった風なアドバイスをしてくる
・チームメイトと喧嘩をして気まずい
・誰も自分のことをわかってくれない

これを読んでいるのはアスリート自身よりも
恐らくその関係者の方では無いかと
考えていますが、この悩みを持つ
アスリート身近に必ず一人はいませんか?

彼らもアスリートである前に一人の人間
場面がスポーツ現場であるだけで
そこに人間関係があれば悩みが
出てくるのは自然なことです。

すれ違いはアスリートだけの問題じゃ無い

最初はコーチ、監督、親を含めた保護者の
言うことを聞いていた子供が
少しずつ自分自身の価値観や意見を持ち
それに反発するような考えをもっては
対立すると言うことも私の場合は相談されます。

この時、アスリート自身の話も当然聞きますが
実は周りの大人がいつまでも
【かわいい〇〇くん(ちゃん)】のままで
関わっている
というのがすれ違いを生む
一因となっていることがあります。

これは日本のスポーツ現場が抱える
古き慣習のようなものと僕は考えています。

コーチや監督の言うことが絶対であり
親はその言うことを聞くように説得する

プロの現場では少しずつ
少なくなってきていますが
それとは異なる現場ではまだまだ根強く
日本に残っている慣習ではないでしょうか。

その関わり方が上手くいったのは
とっくに過去の話であり
多様な価値観があふれた現代では
監督、コーチ、保護者はアスリートを
最大限のパフォーマンスが出せるように
良質でポジティブなサポートする
時代に変わっているのです。
当然、それにはアスリートの
こころのサポートも含まれています。

とあるエピソードの重要な気づき

以前、競泳をしている小学生のお子様を持つ
お母様からご相談を受けて
セッションをしたことがあります。
その時はお子様と二人で受けて頂きました。

この子、私が話し出すと
ふざけて真面目に話を聞かないんです

これが相談内容でした。

そこで僕は彼に聞きました(簡略化します)

お母さんが〇〇くんのために力になって
あげたいんだけどどうしたらいいか
わからなくなっちゃったらしいから
お母さんのために
力を貸してもらって良いかな?

と。

彼はとても協力的に話を聴いてくれたどころか
自分自身の水泳への想いも
お母さんに伝えてくれました。

セッションの最後にお母さんが一言

私はまだ〇〇が子供だと思っていたけど
私が彼を子供でいてほしくて
手放したくなかったんだなって
気づきました

お母さんがお子様から適度な距離を
保つことで結果的にポジティブなサポートへ繋がる
そんな重要な気づきだったと僕は思いました。

まとめ

アスリートも一人の人間。
こころの状態が乱れるときと言うのは
場面がスポーツと言うだけであり
根底的な部分は一般の方と大して差はありません。

ジュニアアスリートであってもそうです。
関係性が近しいほど、子供は子供と
観てしまいがちですが、関わる人が増え
得られる情報源(TVやネット)が増えれば
一個人としての考えをもつ存在になります。

一個人としての存在だからこそ
自分自身の在り方や他者との関わり方に
悩むのは当然のことでは無いでしょうか。

だからこそ周りのサポーター全員が学ぶ
必要があると僕は考えます。

が、それでもメンタルのことは複雑で
特殊な技術が必要になるものですから
そういった場合に遠慮無くプロへ相談するのも
大切な選択だと思います。

多くのジュニアアスリートが
自分らしくスポーツへ取り組める
世界になるよう貢献して参ります。

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