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若手の段階で、「好きと得意」だけで仕事を選り好みするのはあまりお勧めしないなぁという話。

【今朝の画像は、自分で撮った昨日(4/8)の桜です】

終身雇用じゃない(と言われている)し、年功序列じゃない(と言われている)し、ジョブ型になりつつある(と言われている)し、若い方ほど、「自分がやりたいこと、興味関心が持てるもの」に仕事でも集中して向き合いたい願望は強いだろうと思います。

滅私奉公みたいな考えは、既に古く(というか、1986年に社会人になった私だって、そんな気持ちは毛頭持っていなかった)、会社の言いなりにあれこれやるというのももう時代じゃない(転勤など辞令1枚で、とか、2週間前に突然言われて、引っ越ししなければならない、といったことはもうあり得ないと捉えられているでしょう)。それはそうなんです。

ただ、じゃあ、「好きなこと、興味や関心が持てること」だけをしているっていうのは、キャリア形成上、良いのか、というと、そうでもないよなぁ、と思うのですよね。

そもそも若手社員、たとえば、新入社員は、入社したその会社に一体どれだけの、どういう仕事があるのか、詳しく知らないわけです。

興味を持ったことだけやっていくと、だんだん、狭い範囲は詳しくなるかも、得意になるかもしれないですけど、それ以外の範囲では力がつかない。やったことがないことは、得意かどうかもわからなければ、好きか嫌いかもわからない。いや、下手すると、やったことない=嫌い、避けたい、という風に考えることだってあり得ます。

なので、「これ、好きじゃないんですよね」「できれば、避けたい」といって回避していると、いずれ、自分の能力に限界がやってくるように思うのです。

色々やってみて、その中で好きとか得意を見つけて行ったり、得意を作ったり、好きを作ったりという可能性を残しておいたほうがよい。
なぜかといえば、世の中、凄いスピードで変化しまくっているからです。

今、全然、好きでもないし、関心がないことであっても、「やってみない?」と上司などに言われて、気が進まなくても、ストレッチして挑戦したら、「やったことある仕事」になって、それが数年後、自分を助けてくれることってあると思うのですよね。

守備範囲って狭いよりは広いほうがいいんじゃないのかなと思っていて、まあ、それが過ぎると「器用貧乏」と言われたりしちゃうんですけど、いつかマネジメント(組織内でのマネージャだとしても、経営だとしても)に当たる時、若い時からストレッチして、広げた守備範囲は、自分を助けてくれるようにも思います。

というわけで、今朝のVoicy。あまりうまく話せていないのですが、これでもTake2か3です💦


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