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Photo by
chisa_murata
入場料約3億の人生館
この世界はまるで、限られた人達でできた映画のよう
僕達は日常の中で、それをただ見ているだけ
憧れと羨望というもの、その類いはいつしか当たり前になって
身の丈さえ見なくなり、モニターの前で堂々と、または精々としながらあぐらかき、息を吐き眺めている
腐りかけの味噌汁を排水口に流した
今まで生きてきた
まだこれからも生きていく
待ちくたびれて、日が沈んでいく
その景色はまるであの日に似ていた
無理矢理に陳腐に何かに例えればそういう事になる
この世に生まれ、初めて見た朝日に向かって手を振る
そんな事があるものかと思うけれど、物語とはそう言うものだ
僕が全てを台無しにした
あなたは人生に何を期待していますか。
あなたの隣には誰が笑っていてくれていますか。
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