Maker Faire Tokyo 2021を見て、何が出来るか考えてみよう!
普段飲食店のマーケティング分野の仕事をしながら、最近Java ScriptやLINE Botを習い始めたプログラミング初心者です。
プログラミングを習い始めたからには形にしたいなと思いつつも、実際の製作って何ができるんだろう~?何をするんだろ~?どうやってするんだろう?と頭の中は???状態で、そんな時に、Maker Faire Tokyo 2021の存在を知りました。
これまでは東京ビッグサイトで開催されていたようですが、2021年10月2日~3日の開催は新型コロナウィルス感染症の影響でオンラインでの開催になったようです。
Maker Faire Tokyo 2021とは
Maker Faire(メイカーフェア)は、誰でも使えるようになった新しいテクノロジー(カードサイズで3,000円で買えるコンピューター、センサー、3Dプリンター、ロボット、AI、VRなど)をユニークな発想で使いこなし、皆があっと驚くようなものや、これまでになかった便利なものを作り出す「メイカー」が集い、展示とデモンストレーションを行うイベントです。
詳しくはこちら→Maker Faire Tokyo 2021
実際に見てみると新しい発見の連続で、どうやって作っているかは今の私にとっては???ですが、非常に面白いイベントと感じました。
今日は気になった作品のご紹介と自分のやりたいことの結びつけをしてみたいと思います~
1.NukaBot
Maker Faire Tokyo 2021_Day1(YouTube)38:00~ご覧いただけます
ドミニク・チェンさん(早稲田大学文化構想学部准教授)の作品です。NukaBot(ヌカボット)は、話しかけると反応して糠床の今の状態を応答してくれるものです。
センサーを使って糠床の状態をモニタリング(温度・湿度・ph・ガス等)し、糠床が良い状態に向かっているのか、悪い状態に向かっているのかのフェーズがあることが分かったとのこと。
さらに、カメラで糠床の状態をチェックできるように。
内部データを参照しながら「今食べ頃だよ」「そろそろかき混ぜたら」「良い感じに発酵できているよ」といったような言葉を返してくれます。
今の状態をフェーズ別でお知らせしてくれるところに非常に惹かれました。
私自身海鮮居酒屋で魚を扱っていた経験があり、自社でも魚を扱う店舗があります。今ではお店で働く機会はなかなか無く寂しいですが、料理が好きなので、家で魚を捌いたりして楽しんでいます!
さて、魚は鮮度が命!といった言葉をよく耳にしますが、一概には言えず、なかには熟成させた方が美味しい魚も実はあります。
熟成とは「魚筋肉中にいる酵素が、味のないたんぱく質をより小さくして、うま味となるアミノ酸へ変化させてくれること」(出典:和食の旨み)
熟成は、誰でも簡単に出来るわけではなく、適切な温度管理と湿度管理、魚を捌く技術にも左右されます。私も昔は、毎日味をみながら何日目が旨味の最高潮になるか試していましたが、本当に難しい技術です。
ご紹介したNukaBotのように、魚の状態をデータ化して可視化する。そして、熟成具合と腐敗のタイミングをお知らせしてくれるシステムを作ることが出来れば、魚を美味しい状態で提供、より熟成魚を手軽に味わえるようにできると考えます。
2.姿勢直しシステム
Maker Faire Tokyo 2021_Day1(YouTube)2:38:00~ご覧いただけます
こちらは田上雄喜さんが製作した姿勢直しシステムです。
小学2年生の男の子が作るなんて驚きです。。。
このシステムは、カメラで姿勢を判定して、姿勢が悪くなったら音で注意してくれるシステムで、「もたれているよ」「ひじついてるよ」といった感じに注意してくれます。
また、姿勢を採点し楽しめるようゲーム性をもたせる工夫も見られました。
姿勢の判定は、Googleの「TM Pose 2 Scratch」を使用しており、良い姿勢・もたれている姿勢・ひじをついている姿勢を登録してあるので、AIがどの姿勢が近いかを判定してくれるとのことです。
シンプルにほしい。。。
前回「初心者がプログラミングを習って何を改善できるかを考えてみました」の記事を書きましたが、その中にある「デスクワーク肩こり問題」は田上君のおかげで解決してくれそうです。
他に、何に応用できるか考えてみました~
居酒屋で店長をしていた時の課題です。
居酒屋での新人教育のひとつに「トレンチ(料理やドリンクを運ぶ時に使うう丸いお盆)の扱い」があります。
慣れればどうってことなく使うことが出来ますが、新人さんにはなかなか難易度の高いことで、私も飲食始めた時にはバランスを崩して派手にガッシャーン!!と何度もやりました。
バランスが取れない原因のひとつに姿勢があります。トレンチのバランスを保つコツは脇を閉める・重いものや重心の高いものは手前に置く等ありますが、結局のところは姿勢が一番大事!です。
今回のシステムを応用すると、
一流サービスマンの立ち振る舞いやトレンチの扱い方を保存しておき、新人さんがトレンチの練習する時に撮影して、悪かったところを指摘してくれる。さらに採点機能もそのまま活かし、緊張しがちな新人さんが楽しくトレンチの扱い方を学べるようにもなると思います。
Maker Faire Tokyo 2021を見て
今日は2作品のご紹介と自分に置き換えた時にやりたいことのご紹介でしたが、冒頭に書いた「プログラミングを習い始めたからには形にしたいなと思いつつも、実際の製作って何ができるんだろう~?何をするんだろ~?どうやってするんだろう?と頭の中は???状態」が少し解決できたかなと思います。
知れば知るほど面白い世界!率直な感想です。
「何ができるか」の前に「何をしたいか」が重要で、私ならではのものを作れれば良いなと気合いが入りました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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