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IoTLTハッカソンに初参加して~筋トレしながらタバコを吸ってプラマイゼロのプロダクト発表~

2021年11月7日(日)人生初のハッカソンに参加してきました!
ハッカソンとは、簡単にいうと時間を決めて開発を行う開発イベントとのこと。今回はIoTLT主催のobniz縛りのハッカソンに初参加です。


1日から数日かけるものまで色々あるようですが、私は1日完結型の超短期集中型です。1日といっても9時集合で18時に終わる、つまりは、アイデア出しから制作・発表までを半日程でぐわぁーーー!とやります。

ぐわぁーーー!と必死にやりつつも多くの気付きが多くありましたので、私の作品と共に他の方のプロダクトも紹介していきます!


私の渾身の謎な作品

タバコ吸いたけりゃ腕下げんなよです!
う~ん、我ながら謎めいたものを作ったと思います。

今回はobniz×〇〇というテーマで、〇〇は当日に発表予定でした。
予想もできなかった「運動」とテーマ発表された瞬間、私は頭が真っ白に。
参加者みんなでアイデア出ししながら各々自分のテーマを決めましたが、本当に皆さんはぶっ飛んだ(褒め言葉)アイデアがたくさん出ること出ること。
・運動しているように見せかける運動
・激しすぎるラジオ体操
・走らないサッカー

とかワードだけで笑うでしょ!って。

なぜ面白く感じたんだろうって考えると、逆説とか常識とのGAPがあるから面白いんだって気付きました。
といったわけで突如ひらめき、タバコという体に悪いこと筋トレという体に良いことをテーマに選んだ次第です。

腕に重りを付けて腕を下げずにキープしながらタバコを吸うことで、筋トレをしながらタバコが吸えます。体に良いことをしているからタバコ吸って良い!という、自己正当化させるIoTです。

腕に負荷をかけた状態でタバコを吸い、腕を下げるとLINEに通知が来て、罰ゲームを求められます。 と同時に、赤LEDが点灯して知らせてくれます。

私が座った状態でタバコを吸う姿勢は、超音波測距センサで測ったところ、腕の位置と地面との距離が約400mmの高さでした。腕が下がり、地面との距離が350mmを下回ると、LINEで罰ゲームの通知が来ます。

罰ゲームとは、、、タバコを今すぐ2本捨てること。 タバコ高いのに、、、

まさに、タバコ吸いたけりゃ腕下げんなよ状態です。ちなみに、2秒に1回カウントされるので、すぐに腕を上げないと沢山タバコを捨てなければなりません(爆)
禁煙させるために、増税の画像を罰ゲームの度に送ってくる、なんとも嫌みなLINE Botです。


企画も技術も凄いプロダクトが溢れるハッカソン

20名ほどのプロダクト発表がありましたが、どれも本当に面白い!!
くだらないもの(褒め言葉)謎過ぎるもの(褒め言葉)技術の凄いもの(もちろん褒め言葉)などなど様々なプロダクトがありました。特に気になった数点をご紹介します。

①面白さNo.1のくだらなさNo.1のシュールさNo.1の個人的お気に入りおもしろ作品

人差し指でひたすらトレーニングする装置をつくりました。
「もっと!熱くなれよ!」の文字が上がったら、修造を起き上がらせろ!

※くだらないってのも褒め言葉です。

こんなん笑うしかないでしょ!って作品ですww
リンク内に動画がございますので、是非ご覧ください!
何が凄いって、企画センスがずば抜けています!!
技術としてはobnizを使ってサーボモータを動かすのみ。
それなのに、そこに修造さんと人差し指を組み合わせることによって、企画として成立させています。

企画:★★★★★★★
技術:★★
※個人的5点満点評価です
※技術が低いって言いたいわけではありませんので悪しからず。。。

このずば抜けた謎さは羨ましい能力と思いながらも、是非とも参考にしたい点です。これぞアート思考と思いました。
すぐに身に着く能力ではありませんが、鍛えることは今からでも出来ます。様々な記事を見たり、今後もハッカソン等に参加して、磨いていきます。


②表現力No.1の優しさNo.1の個人的お気に入りおもしろ作品

スカル・ビリー・ブランクス先生が、一緒に納豆を100回混ぜるまで、
喝メッセージを入れ続けてくれます。ずっと目を光らせているので、
納豆の粘りも、あなたの粘り強さも、見逃す心配ございません。

マトリクスLEDやサーボモーターやLEDを使いこなす技術もさることながら、装飾品を駆使して、企画を最大限に表現する見せ方を工夫している点に惹かれました。
また、発表時に話していた「子供は自分で動かすことに楽しさを覚えるからLINE Botを使いました」ってところが印象的でした。本当に家族想いで優しいなと。

企画:★★★★★
技術:★★★★
※個人的5点満点評価です

見せ方を工夫している点使用者に合わせてプロダクトを選択する大事さを学び、今後のプロダクトに是非とも取り入れたいと思います。


③動画技術No.1の興味No.1の個人的お気に入り技術作品

貧乏ゆすりで気軽に健康ライフを。

どうやってこの短時間でこの動画作ったんだ?と疑問を抱くほどのクオリティ。まず衝撃的でした。
記事には、obniz・モバイルバッテリー・振動センサーの3つで構成とありましたが、1分間の貧乏ゆすりの回数を数えたり、スプレッドシートに保存できたり、様々な技術が折り込んでありました。

企画:★★★
技術:★★★★★
※個人的5点満点評価です

今の私にはできない技術ですが、スプレッドシートに保存できると学べたことが大きな収穫です。やり方を調べて、今後使ってみたいと思います。


④知らない用語No.1の理解が追い付かないNo.1の個人的お気に入り技術作品

掃除をしながら運動を促すデバイスです。人の動きを把握するために、距離センサや加速度センサは使用せず、obnizのBLEの電波強度を使用しました。このため、obnizとスマホがあれば使用できます。

BLEペリフェラル・nRF Connect・LocalName・アドバタイズ・NeoPixel LED・Perlinノイズと知らない用語がたくさん出てきました。
この世界に足を踏み入れて1か月ほどの私にはわからないことばかりなのは当然ですが、理解が出来ないことを楽しめるようになった気がします
そこに気付けたことは、なんだか新鮮な気持ちでした。

企画:★★★★
技術:★★★★★★
※個人的5点満点評価です

理解出来ないことは仕方がなくとも、理解出来るようにするにはどう動くかってことが大事で、調べながら頭を悩ませながら1つ1つ吸収してやるぜっ!って励まされた気持ちでいっぱいです。


ハッカソンに参加しての気付き

上記で色々と書いたもの+ハッカソンに参加しての気付きをまとめると、
①技術だけではダメ、企画だけでもダメ、どちらも大事と再認識
②時間配分を制する者はハッカソンを制する!?
③ハッカソンは楽しい!!
の3点です。

①技術だけではダメ、企画だけでもダメ、どちらも大事と再認識
技術だけあっても人の目を惹く・面白く思ってもらえるプロダクトはできません。逆に企画力だけあってもそれをかたちにする技術がなければプロダクトはできません。
各々によってバランスはあるにせよ、結局良いプロダクトを作るにはどちらも大事だと再認識しました。
短期決戦のハッカソンでは、今の自分に出来ることをやるしかありません。なので、私は企画よりで勝負することにしました。

ゲームの初期段階で装備する刀のみで敵に挑みましたが、勝つには人と違う方向から攻めるしかありません。そんな気持ちで、アイデア出しには特に注力しました。

②時間配分を制する者はハッカソンを制する!?
アイデア出しが終わって、10時45分位からひとり作業に入った時、まず最初にしたことはスケジュールの逆算です。
15時半に発表できるかたちを作るのが理想だから、14時半までには発表動画や画像を集め終わる、そのためには14時までに実装を終わらせると逆算しました。

14時目標の実装の部分も、
STEP1:距離センサを使って、腕を下げたらLED点灯
STEP2:LINEBotと組み合わせて、腕が下がったら罰ゲーム通知がテキストで届く(プッシュメッセージ)
STEP3:さらになんか面白い画像も送れるようにする。(画像はSTEP2まで出来るようになったら考えよ)
といった3段階に分けて、時間をみながら取り組みました。
とりあえず、STEP1さえ出来れば発表出来ないって最悪の自体は免れると思うと、気が楽になった気がします。

途中途中で、あれもやりたい・これもやりたいが出てきましたが、一旦は頭の片隅に置きつつ計画通りに進め、余った時間でブラッシュアップを続けながらかたちにすることが出来ました。

③ハッカソンは楽しい!!
自分でも意外でしたが、最大の気付きでした。
前日まではドキドキしながら心臓が口から飛び出そうなくらい緊張していましたが、実際始まると緊張しながらも和気あいあいとした空気感で楽しむことが出来ました
計画を練ったことで思い通りに事が運ぶと心に余裕ができ、落ち着いて作業しながら発表を迎えることが出来ました。

実際に発表すると、たくさんの意見を頂くことができ、嬉しくて思わずチャット欄のスクショを撮ってしまいました笑

自分が作ったものは周りの方々に劣っているんじゃないかとビクビクしながら発表しましたが、楽しんでいただくことが出来て良かったです!

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とはいえ、反省点も多くあります。
・もっとわかりやすく伝える方法があったのではないか
・視覚で訴えられる写真や動画をもっと撮影しておけば
・装飾的なところにもっとこだわれたのでは
・センサ等ももっと用意しておけば、企画の幅が広がったはず
・もっと共感してもらるようにはどうしたら良かったのか
といったところです。

現在レモンサワーLoverのためのアプリを企画中で、年明けクラウドファンディングに挑戦する予定がございますので、今回の気付きをフルに活かしていきます!

おまけ

上記に記載した内容ですが、初ハッカソンが終了してすぐに録音した音声メモです。支離滅裂過ぎて聞くに堪えないかもしれませんが、宜しければ是非!

ハッカソン初参加の事前準備当日取り組みながら記録した時系列メモです。宜しければこちらもご覧ください!


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