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夢を見せてくれる選手は素晴らしい

皆さんは素晴らしい選手と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?たくさん得点が取れる選手でしょうか?はたまたかっこよくダンクを決めてくれる選手ですか?

自分の場合、少し概念が違います。素晴らしい選手とは「夢をみせてくれる選手」です。


選手である自分にとっての夢(=バスケで達成したい状態)は、試合に勝つことや気持ちよくプレーすることです。ただこの夢って1人で実現できません。1人では試合できないし、1on1が苦手な自分が気持ちよくプレーするなら、仲間のいいアシストをもらわないといけません。自分が夢を達成するために、いいアシストや試合勝つイメージを想像させくれる素晴らしい選手が必要です。

選手なので、参加させてくれるって感覚に近いですね。SNSでよくあるベストプレー動画の中に入れるって感覚です。

例えば、先日NBAのウィザーズに1巡目8位でドラフトされた八村選手。今まで日本人がNBAのドラフトにかかるイメージは全くありませんでした。
選手からしたらNBAは雲の上の上という存在です。

ところが彼がNBAにかかった時から(自分がものすごくうまくなったわけではないですが)、距離が近くなったように感じました。「日本人でもNBAにいけるんじゃないか」ってことを八村選手は自分たちにイメージさせてくれたわけです。

選手ってチームを決める時に、お金などの待遇面も考慮しますが「面白いバスケができる」という基準を一番大切にしています。

つまり「夢をみせてくれる素晴らしい選手」が1人いれば、「面白いバスケができる」というイメージを持てるので、周りに選手が集まってきます。選手が集まればチームが勝てるようになります。(ある程度のレベルに到達している日本人選手は不足しているので、自然と集まる状態を作るだけでチームは強くなります。これは現状での話です。)チームが勝てるようになればファンが増えます。ファンが増えて収益効果が見込めればスポンサーが増え、素晴らしいサービスや能力が高い選手を獲得できるようになります。このような正の循環によって、総合的に素晴らしいチームになります。

つまり、「夢をみせてくれる素晴らしい選手」が1人いると素晴らしいチームが完成するんです。

もし自分がチームを作るとしたら、「夢をみせてくれる素晴らしい選手」を決めるのに一番の時間とお金をかけます。チームの軸となる人材だからです。


そういった選手って普通の選手と比べてどことなく違う雰囲気を持っていたり、面白い考え方をしています。今の若い選手を観たときに、「あいつはなんか違う雰囲気持ってるから将来化けそうだな」とかそう思って試合観戦すると面白いかもしれません。

以上、選手の独り言でした。

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