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田中眼鏡のオーナー田中幹也さんに聞く眼鏡屋としてのこだわり

みなさん眼鏡屋さんには行ったことはありますか?
例えば、眼鏡を新しくしたいときや、サングラスが欲しいと思ったとき、更には視力を検査したいときなどに訪れることが多いのではないでしょうか。

なかなか、眼鏡やサングラスを買い直す機会が無いのもあって、慎重に眼鏡を選びたいと思われる方が多いと思います。自分にあった眼鏡は決して安いものではありません。もしかしたら、お店選びから慎重に選ぶ必要があるのかもしれません。

さて、眼鏡屋さんというとどんな店内をイメージするでしょうか。
沢山の眼鏡が陳列していて、ほとんどの店員さんが眼鏡をかけている。
これは、眼鏡屋さんのユニフォームとして多くの会社が取り入れているからです。そのほうが、お客さんに眼鏡をおすすめしやすいのです。

それが、一般的な眼鏡屋さんのイメージではないでしょうか。

今回インタビューさせていただいた、田中眼鏡さんでは眼鏡をかけずに接客をしていらっしゃいます。

「ええ、眼鏡屋さんなのに眼鏡をかけていないの?」

私も最初はそう思いました。先に述べたように、眼鏡屋さんは眼鏡を当然かけているものと思っていたからです。
なぜ眼鏡をかけずに接客をするのか、一般的なイメージの眼鏡屋さんとは一線を画す田中眼鏡さんにインタビューして参りました。

ー多くの眼鏡屋さんは、眼鏡をかけて接客をしているイメージですが、どうして田中眼鏡さんでは、眼鏡をかけずに接客をしていらっしゃるのですか?

「全ての人に似合う眼鏡というものが無いからです。人それぞれに顔の形やファッションの好みが違う中で、全員に共通して似合う眼鏡は存在しうるわけが無いのです。また、眼鏡をかけることで、人に対する印象も変わってしまいます。

例えば、下の眼鏡をそれぞれ掛けた場合でどんな風に見えるでしょうか。きっと様々に受ける印象が変わると思います。是非、見比べてみてください。

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まずは一番左の鼈甲柄のもの。

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次に、一番上の四角いフレームの眼鏡。

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そして、右側にある金色のフレームの眼鏡。

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最後に、一番したの丸いフレームの眼鏡。

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どの眼鏡を描けるかによってどんなふうに見られるのかが決まる、それを体感していただけたかと思います。

眼鏡屋のオーナーである私が、眼鏡を着用して接客していたらどうでしょうか。私のかけている眼鏡がよく見えて、(自分に合うものを選んでいるため、比較的よく見える)本来の自分に合った眼鏡では無いものを選んでしまうかもしれないですよね。」

ーなるほど、接客時に眼鏡をかけていると、お客さんの眼鏡選びに影響を与えてしまう、思いもよらない回答が飛んできました。

眼鏡を選ぶ中で先入観を持って欲しく無い。その思いから眼鏡をかけて接客をしないようにする。そうすることで、本当にお客様の好みに合ったものを提案できる、、なんて深いんだ。

考えてもみれば、普段のファッションや生活に応じて似合う眼鏡って様々ですよね。自分の好みで選ぶ眼鏡ではなく、お客様に似合い、普段の生活で視力を支える提案をする田中眼鏡さんで、ぜひ眼鏡の相談をしてみてはいかがでしょうか。

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