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読書チャレンジノート[インプット大全]

○はじめに

ビジネス書の中でも比較的有名な「アウトプット大全」という
著書がありますが、その著書と対を成す形で発刊されたのが
この「インプット大全」。

ビジネス書としてかなり売れた前作に引き続いて、
インプットの質を高めるためのテクニック集、という
意味合いが強い本です。

読書や日々の経験など、インプットは誰しも行っているけど、
そのインプットをより自分の知見に蓄えていけるように、
そのテクニックを学んで欲しいと思います。

■内容

○1.この本を読んだ目的、ねらい

・インプットする上で大事なポイントを理解したい

日々、読書やオンラインでの動画視聴、そしてラジオなど、
いろんなインプットに囲まれた日々。
これらのあらゆる情報がごちゃ混ぜになっていて、インプットしたことが
しっかりと自分の知識や経験に活かしきれていない、と感じることが多い。

大事なポイントを押さえて、このごちゃ混ぜインプットに対峙できれば
今の学びをしっかりと腹落ちさせられるのではないか、と考えました。

つまり、本書から「インプットでの要点」を見つけることが目標。

・インプットの効率を上げる方法を知りたい

いろんな情報を不特定に、かつランダムにインプットしており、
その内容のメモがバラバラだったり、残したり残さなかったりと
全く統一できていないという状況。
また、何度も同じものをインプットし繰り返しても、残らないことが多い。
もっと、「インプット」する際の質を高める上でも、インプット効率を
上げるテクニックがあれば、ぜひ身につけたい。

・インプットした知識を、ちゃんと自分の力として残したい

インプットして得た知識が、結局うまく活用しきれずに、数ヶ月たって
消えてしまっている、という風に感じることが多い。
もちろん、うまく実践できているものもあるが、得た知識のほとんどが
日の目を見ずに、消えているようにも感じてしまう。

せっかく学んだこと、得た知識などを、どうにかして自分の実力にできるよう
しっかりと活かす方法を得たいと思う。

結局は、覚えたことを即実践し、繰り返し使い続ける、ということになりそうだが
インプットの時点で力として身につけるためのテクニックがある気がする。
テクニック集となる本書から、これは!と思えるポイントが見つかれば幸い。

○2.読んでよかったこと、感じたこと

・インプットする前に「目的意識」を持つことが重要

インプットする情報が、「何のために」必要なのか、という意識付けが
重要である、ということが、本書を通して最たる学びと感じました。
よく、本を読む前に「目的を意識して」「何を得たいかをイメージして」と
言われるが、ここにつながるのだなと。
また、オンライン授業でも、「この授業を通して何を学びたいか」という
導入での問いは、まさに「目的意識を明確化する」ための問いだと感じる。

質問されれば答えられることだが、無意識だと、なんとなく手に取り
なんとなく学ぶ、という感じになりがち。

ここに、「自己内省」のための「なぜ」という問いを置くことで
「目的にフォーカスしたインプット」が実施できると感じた。

ただ、目的としては「こうなりたい」「これを目指したい」という
遠いゴールイメージが必要になる感じもある。
目指す人物像、理想像を具体的にイメージできると、目的意識もはっきりしそう。

昨年は「手に取った本を読む前に、こんなことを学びたい」というメモを
なんとなく書いていたが、これを「目的」としてもうちょっと意識をして
実践できるとインプットの質が向上しそう。

・アウトプットを前提としたインプットを心がける

本書では「AZ」というキーワードで「アウトプット前提」でのインプット、
と表現されていた。
前作の「アウトプット大全」からのつながりもあり、インプットだけでなく
その後の「アウトプット」までを一連と捉えることが大事だということ。
特に「読書」は「読」んで「書」くから読書なのだ、というフレーズに
納得しかない。
今の自分は読むだけ。もしくは読むことがメインで、書くことはおまけでしかない。
この読んで書く=読書、という位置づけとするならば、昨年までの自分は
読読なわけである。読読。もっと「書」く行為に時間を割く必要がある。

またまた前作からの流れにはなるが、インプットとアウトプットの比率は3:7が理想。
インプット過多になってしまう点に意識を向け、インプット量を減らしつつ
アウトプット量を増やす、という仕組みづくりにも意識を向けたい。

・1つの事象から3つの気づきがあればOK!

他の本でもよく書かれていることではあるが、
「1冊の本から多くのことを学ぼうとしない」という点。
1つの事柄から、なにか1つでも気づきがあればよいということ。
自分なりに3つくらい見つけられれば、その本を読んだ価値が出るということ。
貧乏性なので、1冊の本を隅から隅まで読みきりたい欲が強いけど、
それより大事なのは、「その本が何を主題においているか。」
その本が何を教えようとしているのか、そこに意識を向ければ、
1メッセージだけに洗練されることもある。

1冊の本から、お気に入りの1フレーズを手に入れ、3つくらいを目安に
記憶と記録に残していければと思う。

この読書メモフォーマットも、「各ブロックで3つくらい」となっていて
本書の要点と同じ状態となっている。

多くを得ようとせず、自分なりの解釈を3つのポイントとして
残すように習慣化することで、インプットの質につながる。

ということで、アウトプットするテーマを絞って、知識として残す量を要約する
ことが大事と言える。

○3.この本を読んで、自分は何をするか

・「なぜそれをするのか?」というWhyの問いを持とう

すべての行動において、目的を意識せずに「なんとなく」やっていることが多い。
この「なんとなく」がインプットの質を落としているといえる。
行動する意図をしっかりと意味づけ、その行動をなぜするのか。
読書であれば、なぜこの本を読むのか?
勉強であれば、なぜこの勉強をするのか?
その点を、自問自答してスタートする癖をしっかりとつけたいと思う。
癖、つまり習慣にするには、何かしらのルーチンを持ちたい。
たとえば、読書する際には、「表紙」を開く前に、
その本に対して「こんな情報を得たい!」という意識を持つ、
読む前に付箋に「知りたいことを書く」といった行動を実践したいと思う。

図書館で本を借りることが習慣になっているので、借りた本を読む前に
整理するタイミングで、付箋に3つくらいテーマを書いて貼り付けてみるのもありか。

色々やってみて、「目的意識」を持つ習慣を身につけたい。

・読書後の「アウトプット」を習慣化

何度も挙げているとおり、今年のテーマは「アウトプット力の向上」。
特に、読書して終わりにせず、アウトプットにつなげるために力を使いたい。

本書にもあったが、月に10冊読むよりも、月3冊読んでアウトプット、の方が
インプットの質が高いという事実。
耳が痛い。が事実だと思う。
本の冊数ではなく、1冊の本から得た学びが、正しく知識として残ることを
大事にしたい。

そのためにも、読んで学んだことを、アウトプットするところ、つまり
「読」んで「書」くからこそ「読書」である、ということを
しっかりと叩き込んでおきたい。

・日常の出来事を良質なインプットと捉え、自分の言葉で残す

日々の出来事を手帳に残す習慣はあるが、ここに「日々の感想」や
出来事からの気づきを「自分なりの表現」でメモを取っておきたい

このメモを、月単位で見直すことで、振り返りの効果にも期待。

日常には多くのインプットが発生しているが、SNSを通して
気軽にアウトプットすること、そして、そのアウトプットから
改めて気づくことを繰り返したい。

事実をもとに抽象化し、それを転用していく(具体と抽象を繰り返す)。
これが、頭の回転が速い人が自然に行っている行為だと思うので
それを「手を動かして」実践してみる、というところから
はじめたいと思う。

○4.3ヵ月後には何をするか、どうなっていたいか

・目的を意識した行動指針を毎日立てる癖を身につける

毎日の行動目標、行動指針を、自分なりに立てることを
癖付けしたいと思う。
まずは「今日はこれをやるぞ!」という1コミットから。
これをベースに、自分が一日どうありたいか、そして
どんな感情で一日を過ごすかを指針として、未来の感情や
ゴールした自分の感覚を先取りできるように行動できればと思う。

・気軽にアウトプットしていくことを習慣化

理想としては、スマホでのメモを残し、それを発信につなげること。
日常的に仕事中は難しいので、テキストエディタでメモを書いたものを
最終的にどこかにアウトプットできるように導線をつくりたい。

なお、Schooや読書、Voicyなど、自分が意識的に行っている
「良質なインプット」については、できるだけ気軽に、
SNSでまず発信していくことが重要だと思う。
気軽なアウトプットは、やればできるはず。
ここからチャレンジしてみたいと思う。

・見聞きした情報を発信することが趣味になる状態に!

上のテーマにもつながるが、「見聞きした情報」をアウトプットしてないと
気持ち悪いと感じるくらいまで、アウトプットが習慣になれば、もう
趣味と言っていいと思う。

それくらい、情報を発信することを常態化させることができれば、
得た知見を自分のものとして活用できるのかなぁ、と思う。

虎の威を借る狐、という感じでスタートしつつ、最終的には
虎になるコトを目標に。虎になれれば、言うこと無しです。

○おわりに

インプット大全、という名前を冠していますが、要所要所で
「アウトプット」を意識させるフレーズが登場しています。
それくらい、インプットして終わり、ではなく、
インプットしてからの導線(延長線)を意識する必要があると
言うことが理解できたと思います。

この試みも、インプットして終わり、ではなく、
インプットしたことをアウトプットして、それを再読、再認識することで、
インプットの重ねがけとともに、理解度の質を向上することに
つながっているのだと思います。

日々の情報収集を、「発信していくところ」までを趣味として
実践していけるように、これからも続けたいと思います。


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