記録_11_14_mon_2022

記録_11_14_mon_2022

2102///記録//月曜日です。/太陽がまだ低いときに自転車で走ると落ち葉がそこらじゅうに落ちていました。/自転車を停める駐輪場の近くの野球場の金網に引っ掛かったままの枯れ葉や、こんもりと路肩に積みあがった枯れ葉や、いたるところに。/枯れ葉色した酒を呑みます。/安いスコッチを呑みながらビルエヴァンスさんを聴きつつ書く。/これでもかといわんばかりの晩秋です。秋思千万。/

そういえば本当に枯れ葉でお酒を造ろうとしている人もいるらしい。/

夜に無学なままジャズを聴きます。/昨日からたくさんビルエヴァンスさんの「エミリー」という曲を聴いています。/「続・自己との対話」というアルバムに収録されているピアノソロのバージョンです。/誰だろうね、エミリーさん。/と、ふわふわ考えながら聴いています。/中山エミリさんでないことは確かでしょう。/素直に聴いてしまえばかつてお付き合いしていた女性を男性が思い出している、という感はあります。/実際にビルさんがお付き合いしていたということではなく、あくまで音楽のニュアンスとして、の話です。/とはいえその想像はあまりにも秋思が過ぎるので無しにします。/長続きしなかった、夜型の可憐な女性というところが関の山な気がしてしまいます。/エミリーさんはもうちょっと違う女性でも良いはず。/

例えばこれが男性目線ではなく女性目線だったとしたら。/エミリーさん本人の独白のような、そんなものだったとしたら。/男性目線のときの焦げ付いたような、こびりつく女々しさからは一瞬にして離れてしまう。/どの年代の女性でもあり得る感覚になります。/それでもやはり、少しだけ世の中のことを知り始めているくらいの女性からか。/ませている女の子だったら下手すれば中学生ぐらいでもいけそうなほど、広い年代の女性が像に浮かびます。/老年の女性の回想はもちろんのこと、中年で子沢山の優しい、愛嬌のある女性の人生訓だとか、ただ単純に秋が好きな、秋になると着られるコートが大好きな女の子(16mmフィルムで撮られるホームビデオの中にいそう)とか。/

食事をよく噛んで食べることをなるべく心がけている昨今です。/無学であれ博識であれ、音楽は自分自身の感覚でよく咀嚼したい。/音楽を聴く人としての最低限の礼儀、いただきますごちそうさまのように。///2205

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