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思考力の基礎のキ「仮説力」を身につけられる「フェルミ推定」について解説!

こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!

今回は、思考力の基礎のキ「仮説力」を身につけられる「フェルミ推定」について解説したいと思います。

皆さんはフェルミ推定をご存知ですか?

正直、ビジネスマンで知らない人は3流と言っても過言ではありません。

実はこれ、コンサルへの就職の際によく使われるスキルの1つなんです。

ですので、これからコンサルになりたい人は必須のスキルになるので、今から使えるようにしておきましょう!

フェルミ推定って何?


フェルミ推定とは、正確な数値がすぐに分からないときに、入手しやすい情報などをもとにおおよその値を計算する思考法です。

フェルミ推定を使えば、新規事業をやるときなど、データがなかったり、見当がつかなかったりするのを解決することができ、素早く数値を求めることができるというわけです。

さらに、クロスチェックと言って、他の計算式も作ることでより高い精度で数値を求めることができます。

さっそく、具体例をもとにどのようにしてフェルミ推定をするのか見てみましょう。

東京都にある電柱はいくつある?


東京都にある電柱はいくつあるのかをフェルミ推定で考えて見ましょう。

まずは簡単な計算式を作ります。
この時はできるだけ簡単な四則演算を使用します。

都内の電柱の数 = 東京都の面積 × 面積あたりの電柱の本数

このように想定できます。

次に、作った式に、入手可能なデータや仮定の数値を当てはめます。

まず、入手可能な東京都の面積は2,188k㎡です。

面積あたりの電柱の数ですが、都内の電柱同士の間隔を考えてみると、電柱はあちこちにあって、場所によっては電柱がひしめき合っている場所もあります。

そこで、4mごとに1本程度と仮定してみます。

さらに考察をすすめると、4mごとに1本の電柱ということは、4㎡あたり2本の電柱があることがわかります。

よって、4k㎡で2000本になるので、1k㎡あたりは500本であることが想定されます。

この数字を

都内の電柱の数 = 東京都の面積 × 面積あたりの電柱の本数

の式に当てはめて計算してみましょう。

2,188×500= 1,094,000となり、

東京都には、1,094,000本の電柱があることになります。

あとは、クロスチェックをするとより精度が上がるのですが、考え方は同じなので今回は省きます。

実際、総務省によると東京都内で設置されている電柱の数は111万本ということだったので、実際の値にかなり近い数値を出すことができたと言えます。

フェルミ推定に必要なスキル


フェルミ推定に必要なスキルは、3つで
①論理的思考力
②仮説力
③分野の知識

①論理的思考力とは、求めたい式を適切に分解できるかということです。
分解力と考えると分かりやすいかもしれません。

②仮説力とは、実際に近い数値を求めるための推定、仮説ができるかということです。

③分野の知識は、今回の例で言うと、東京都の面積を知っているかということになります。

フェルミ推定をする時に気をつけたいこと


フェルミ推定は使えるようになると本当に素晴らしいスキルになりますが、使い方を間違えるととんでもない数値のズレが生じることがあります。

まずは、分からないからといって適切な仮説ではなく、数値をでっち上げることはやめましょう。
うまく計算できないと、やってしまう人多いので注意です。
分かりやすく言えば都合のいい数値に作り変えるということですね。
これは絶対ダメです。

そうなりそうなときは、異なる意見や知識を持つ人に考えてもらうことがおすすめです。

もしそれができない場合は、さらに分解して計算できないか考えて見ましょう。

最後に、クロスチェックを行った際に、例えば市場規模が1000億円と3000億円が出てしまうということがあります。

そんなときは、市場規模は1000億から3000億円の間にある、または、1000億円以上は少なくともあるという考えを持つことが重要です。

あくまで、仮説ですので、全くズレがないは無理なので、そこの部分は割り切りましょう。

今回は、思考力の基礎のキ「仮説力」を身につけられる「フェルミ推定」について解説しました。

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