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自社が自社を潰してしまうかもしれない「カニバリゼーション」について解説!

こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!

今回は、自社が自社を潰してしまうかもしれない「カニバリゼーション」について解説していきたいと思います。

もしも、自分自身が良かれと思ってやったことが、自社を追い込むような形になったら最悪ですよね。

ふつうこんなことは起こらないと考えられがちなんですが、注意していないと全然起こりうる現象なので、今日カニバリゼーションについて理解して、そんなことが起きないようにしましょう。

カニバリゼーションって何?

カニバリゼーションとは、共食いという意味です。

マーケティングにおいては、自社やグループ企業の商品・サービス、流通チャネルなどが売上や流通量を食い合ってしまう現象のことを表します。

流通チャネルについてはこちらに詳しく記載していますので、知らない人は軽く確認してください。

実はカニバリゼーションには、以下のような2つの種類があります。

①不利益をもたらすカニバリゼーション
②戦略としてのカニバリゼーション

①不利益をもたらすカニバリゼーション

これは、予想していなかったカニバリゼーションと言えます。

原因としては、商品・サービスのポジショニングが上手くできなかったり、流通チャネルが適切でなかったりするといったことです。

こちらのカニバリゼーションの損失としては、経営資源を奪い合ってしまったり、競合他社との競争力が弱くなったりということが起こってしまいます。

②戦略としてのカニバリゼーション

これは、①不利益をもたらすカニバリゼーションと違って、予想してわざとやっているカニバリゼーションと言えます。

メリットとしては、企業がマーケティング戦略の一貫として意図的に発生させることにより、自社の市場を強固なものにしたり、競争力を強化したりするなどができます。

ビールが売れなくなった


ここでは、不利益をもたらすカニバリゼーションの具体例をお話ししていきます。

近くのコンビニに行って見てみると、生ビールと発泡酒がありますよね。

ちなみに私はビールは1口も飲めませんが。

発泡酒が導入されたとき、ビールを作っている企業は、より税金の安い発泡酒ジャンルのお酒を市場投入することにより、自社の売上の拡大を目指していました。

結果、発泡酒の売上は予想通り上がっていきました。

しかしながら、新しい市場を開拓するのではなく、既存のビール市場の売上を発泡酒が食ってしまっただけに終わってしまい、全体としての売上は伸びませんでした。

これが、不利益をもたらすカニバリゼーションです。

カニバリゼーションの活用法


カニバリゼーションを戦略的に利用する場合は、以下のような理由があります。

①自社の市場を強固なものにしたい
②競争力を強化したい

例えば、ポテトチップスで色んな味を販売するとします。

味が違えど、同種のお菓子なので当然自社製品内でカニバリゼーションが発生し、売上を食い合うことになります。

ここだけ見ると、デメリットにしか見えません。

しかしながら、一般の人たちがポテトチップスを選ぶとき、どれを選んでも自社の製品になるぐらいのラインナップを揃えることで、競合他社の製品を排除することが可能になります。

その結果、自社製品内で多少のカニバリゼーションが発生したとしても、競合を排除することにより自社のポテトチップス製品の売上が上がることにつながります。

このようにして、カニバリゼーションをうまく利用することができれば、自社の売上を上げるなどのメリットを享受することができるのです。

今回は、自社が自社を潰してしまうかもしれない「カニバリゼーション」について解説してきました。

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