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【書評vol.3】モチベーション革命【好きと歪みで人生の生きがいを作れ】

※本書の学びやアクションプランは私個人が考えたものになります。ですので、実際の解釈や意味、言葉など多少異なる場合がございますが、あらかじめご了承下さいませ。

こんにちは!
どーも!ミニマリストのゆ〜せ〜です!

今回も、モチベーション革命という本の書評を書いていきますので、最後までよろしくお願い致します。

モチベーション革命の概要


まず、本書はモチベーション革命という名前からあなたのやる気が出ないという事態を改善してくれるテクニックをまとめたような本ではありません。
本書では、なぜ、お金を稼ぐため頑張れないのか?という問いから、これからの時代を生きる「乾けない世代」の幸せとは?モチベーションとは?という本質について書かれています。
それは、「上の世代」では、カネやモノや地位などの達成・快楽のため、ないものを生み出していましたが、一方で、「乾けない世代」は生まれた頃からないものがない世代で「上の世代」のように頑張ることはできないのです。
今は変化が予測できないVUCA時代で、その環境下では、個人のモチベーション、生きがいというのも重要になってきますが、世の中の変化を予測し、イノベーションを起こす組織をいかに作るかということも重要になってきます。
これからの時代を生きる「乾けない世代」だけでなく、「上の世代」の人も「乾けない世代」の若者の価値観・考え方に寄り添うことにより、幸せとは何かという問いについて学ぶこともできると思います。

モチベーション革命の学び


ではモチベーション革命の学びについてじっくり解説していきますので、楽しんで読んでください!

自分の好きを「生きがい」にしていくには?


まずはこのグラフを見てください。

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※引用 尾原 和啓(2017)モチベーション革命 幻冬舎

真ん中に「Ikigai」というものがあり、これが生きがいです。
英語でややこしいですが、生きがいは外枠の4つが交わるところになることがわかります。
その4つの意味は以下の通りです。

・Passion「情熱、没頭」
・Mission「使命感」
・Profession「専門」
・Vocation「天職」

これらの外枠の外枠について解説。

・That which you love「あなたが大好きなこと」
・That which the world needs「世界が必要としていること」
・That which you are good at「あなたが得意なこと」
・That which you can be paid for「あなたが稼げること」

That〜始まるこの4つの点が全て重なると、結果的に生きがいとなり、さらに生きがい増えていきます。
生きがいの生み出し方についてはご理解頂けたかと思いますが、注意点はあります。
それは、好きなことばかりしている時間が極端に増えたり、生きがいの4つの点のバランスがうまくとれずに、養うべき家族や子供が犠牲になったりするのは本末転倒になるということです。
つまり、重要なのはバランスだということです。

自分の「大好きなこと」「世界が必要としていること」「得意なこと」「稼げること」について考え、いずれ生きがいを増やして充実した生活を送ってください!

モチベーション革命を活かすアクションプラン


では、このモチベーション革命で得た学びを実生活に活かすにはどうすればいいでしょうか?

「歪み」を生み出す懐疑力を育む


いわゆる常識に従う常識人間は世間で好まれる傾向にありますが、そこに価値は全くありません。
なぜなら、みんなと同じだからです。
それは、「価値=差異×理解」という方程式が成立するからと言い換えることもできるでしょう。
常識人間は多くの人に当たり前のこととされ、理解は十分に行き届いていますが、人との差異、つまり、自分だけのアドバンテージというものがありません。
よって、計算式はこうなります。
常識人間の価値 = 0(差異) × 90(理解)
つまり、結果は価値ゼロになります。

反対に、このようになってはいけません。
非常識人間の価値 = 90(差異) × 0(理解)
こちらも価値はゼロで、人と違いすぎたらダメということではなく、理解されなければダメなんだということです。

しかしながら、私は前者より圧倒的に後者でありたいと思います。
同じ価値ゼロでありながら、なぜ後者を選ぶのかというと、それは、理解さえされれば、大きな価値を生み出すことができるからです。
理解は世の中の一般の人にされれば良いですから、昔はテレビに出てとか難易度がめちゃくちゃ高かったですが、今はものすごく簡単になりました。
YoutubeやTwitter、InstagramなどのSNSを使うことで、自己表現の場はいくらでもあります。
今のインターネット社会では、基本的にいつでも、誰とでもつながれるわけです。

そうなると、重要なのは「理解」以上に「差異」であるということがわかります。
人との差異は、もちろん人より苦手なことがあってもいいということであることは覚えておいて下さい。
つまり、「他の人よりもオレはこんなことができるんだ」というのは間違いではありませんが、それだけではないということです。
苦手なこと、得意なこと全てパッケージで「あなた」という存在であり、それが他の人との「差異」、つまり「価値」を生み出しているのです。

では、「差異」の重要性を知っていただいた上で「差異」の生み出し方を見ていきましょう。
まず、先ほど紹介した偏愛マップをやってみて下さい。
これをやること自体はあなたの価値は向上しませんが、自分の好きなことを把握し、それを理解し、育んでいく、そしてその好きなことに没頭し、あなたはその好きなことが得意なことになり、稼げるようになり、生きがいになっていくための重要なプロセスになります。
つまり、生きがいを持って生きていくためのスタートラインに立とうよということです。

偏愛マップが終わったら、あなたは十分、人とは違う自分だけの人生にエントリーしたと言えるでしょう。
つまり、自分の好きや生きがい、仕事をする意味合いを突き詰め始めたということです。

しかしながら、「好き」だけで「差異」を生み出すことは非常に難しいです。
「差異」を作るのに重要なキーワードになってくるのは、「歪み」です。
つまり、「みんな当たり前のように◯◯しているけど、それって本当にいるの?必要あるの?」という疑問を持つということです。
ですが、「これをやろう!疑問を持とう!」と決めても今までそれを当たり前だと思い、時には習慣化していったものですから、急にやろうと思ってもできるはずはありません。
私自身、当たり前に疑問を持つようになったのは、本書や他の本を読んだり、今までやったことないことを経験し、様々な分野のインプットが増え、それらの点と点が繋がりあって初めて疑問に変わっていったのです。
これらの経験を踏まえ、疑問を持つ超シンプルで簡単な方法をあなたにお伝えします。

それはやっている全てに「なぜ?」です。
「は?」って感じかもしれませんが、この「なぜ?」は新しいものの見方、つまり多角的に物事を判断するのに絶好の方法です。

例えば、私の朝の行動に「なぜ?」をやってみるとこんな感じになります。

・朝起きた→「なぜ?」→「今日一日を充実したものにし、最高に楽しみたいから」
・歯を磨いた→「なぜ?」→「虫歯になると、長期的に損をするので、それを予防したいから」
・スマホでSNSを確認した→「なぜ?」→「LINEに緊急メッセージが入っていたときに返信したいから、なので他は見ない」
・バナナを食べた→「なぜ?」→「急激に血糖値を上げないで、栄養補給をし、アタマを働かせたいから」
・コーヒーを飲んだ→「なぜ?」→「カフェインの覚醒作用を利用して、目覚めを良くし集中力を向上させたいから」
・散歩した→「なぜ?」→「普段デジタルな仕事をしているので、脳のモードを変更して集中できるようにしたいからと、太陽光を浴びることでセロトニン(不足するとうつ病の原因になる)を分泌させ、気分をスッキリさせたいから」
・記事を書いた→「なぜ?」→「生きがいだと思うし、自分が人に価値を与えられる方法の1つだから」

朝のルーティンでもありますが、ちゃんと自分なりの意味を持っています。

当たり前に直すとこんな感じです。


・朝起きた→「なぜ?」→「人間やし当たり前でしょ」
・歯を磨いた→「なぜ?」→「やらなあかんと言われたから」
・スマホでSNSを確認した→「なぜ?」→「別に習慣だから」
・バナナを食べた→「なぜ?」→「朝ごはんはちゃんと食べないとダメでしょ」
・コーヒーを飲んだ→「なぜ?」→「それが当たり前になっているから」
・散歩した→「なぜ?」→「やりません」
・記事を書いた→「なぜ?」→「仕事やし仕方ない」

これらは「歪み」が全くない常識人間の発想です。
彼らはやっていることにな対して何の疑問を持たずにこう言います。
「当たり前でしょ」と。
そうならないための全てに「なぜ?」です。

自分の生活全てに「なぜ?」と問うことで、その後社会でも慣習にも「なぜ?」が生まれます。
例えば、「なぜこの世は資本主義なの?」とか「なぜ私たちはマイホームを自分の城と言って欲しがるの?」とか日本の文化とも言える当たり前に対してもツッコめるようになるのです。

あらゆる物事に疑問を持てるようになった懐疑力のついたあなたはもうすでに他の人とは違う、「差異のある人間」つまり、「価値のある人間」になったということです。

ここまで記事を読んでいただいてありがとうございます。

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より深く学びたいという人は本書のリンクを貼っておきますので、ぜひ確認して実際に手にとってみてください!

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