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誰もが無意識の間に陥ってしまう「確証バイアス」について解説!
こんにちは!
どーも!ゆ〜せ〜です!
今回は、誰もが無意識の間に陥ってしまう「確証バイアス」について解説したいと思います。
今回もビジネスにも生活にも必ず役に立つ心理学の話をさせていただきます。
皆さんは確証バイアスをご存知でしょうか?
なんとなく聞いたことある!という方が多いんじゃないかなーと思うですがらどうでしょうか。
確証バイアスはどんな人でも無意識の間に陥ってしまうし、それによって非合理的な判断をして後悔するなんてことも少なくありません。
そんなことにならないように、今日も学んでいきましょう!!
「確証バイアス」って何?
確証バイアスとは、意識せずとも自分の思い込みや願いを肯定する情報ばかりに目が行ってしまい、それ以外の情報には目も向けない傾向のことです。
バイアスというのは、よく心理学で用いられますが、意味は考え方の偏りのことで、思い込みと解釈すれば分かりやすいと思います。
ちなみに、この確証バイアスは、社会心理学や認知心理学の中の1つになります。
これは誰しもが無意識で起こりうることですので、自分にも起こる可能性は十分あると考えておきましょう。
次に2つの具体例を見て理解を深めていきましょう。
あの人はすごい人
今日は入社日。
あなたは自分の上司である佐藤さんに挨拶をして仕事に取りかかろうとしています。
佐藤さんは結果も社内一の成績らしく、「すごい人が上司になったもんだなあ」とあなたは思っています。
佐藤さんはあなたの同期の人たちに次々にタスクを割り振り、あなたにもタスクを振ってきました。
あなたはやる意味あるのかな?と思い、佐藤さんに聞いてみると、「これは絶対必要なタスクだ」と言われました。
さすが佐藤さん!自分とは考えているスケールが違うのだろうとあなたは感じています。
すると佐藤さんはおもむろに立ち上がり、部長のところへ行き、謝っていてミスをしていたようです。
おそらく部下のミスを謝っているのでしょう。
そして佐藤さんは席に戻ってくると、重大なミスをしていたようです。
実は、あなたに振ったタスクは佐藤さんのやるべきタスクで責任レベルの高いものでした。
あなたはそんなこと知るよしもなくタスクに励みます。
この話から何が分かってくるのでしょうか??
社内成績トップの佐藤さん。
すごい人ではありますが、実はミスが多いところがありました。
ただのミス以外にもタスクの割り振りまで間違い、重要度の高いタスクを新人に任せるという失態までも犯しています。
しかし、あなたは佐藤さんの成績トップ=すごい人だから、ミスもしないと考えてしまい、確証バイアスに陥ってしまったのです。
つまり、佐藤さんはすごいという固定観念を持ってしまい、逆の行動には全く注意が働いていないのです。
こんなことは日常でもよくあります。
経営者って肩書きだけですごい人とかも同じですね。
次の具体例はどんなものでしょうか?
未来は真っ暗闇
これは僕の実体験です笑
中学生のころ僕は運動会が好きではありませんでした。
それは1位になれないからです。いや。
中学2年生。
少し半袖では肌寒いこの日、きれいに舗装された砂の世界に200人近い中学生が座っていた。
選手宣誓などただ待ってるだけのイベントが終わり、今団体競技の一部が終わったところ。
次は200m走。自分の番になった。
ここで僕はこう思う。
「あ〜どうせ頑張っても勝てないし、転けたりしたらださいよなあ」
やる気もないままスタート位置につき、花火のような大きな音を合図に走り出す。
結果は8人中7位くらいだっただろうか、もしかしたらビリだったかもしれない。
とちょっと恥ずかしい過去を話したところで、ここでの確証バイアスについての解説をします。
ここでは、自分の番になった僕の心境が完全に確証バイアスに陥っています。
どうせ勝てないと思っていることは、実際不確実な未来を勝手に自分はできない、ダメだと決めつけているだけなのです。
これは過去の勝てなかったという失敗経験から分からない未来をネガティブに予想してしまうという無意識的な確証バイアスなんです。
しかし、人間は考え方ひとつで良いようにも転ぶことがあります。
もし僕があの時、「自分なら出来るかもしれない、少しのチャンスでもあったら絶対に見逃さない」と考えていたら、順位が3位くらいまでは上がっていたかもしれません。
これは、ニュースにも取り上げられた有名な出来事ですが、皆さんは2002年のソルトレークシティーオリンピックでのスピードスケートの決勝を覚えていますか?
ゴール手前で選手同士の接触により、先頭集団が次々と倒れて、最下位で走っていたブラッドバリー選手が抜き去って優勝したという話です。
そのときブラッドバリー選手は「これがスポーツ。いつも強い選手が勝つわけじゃない」と言いました。
過去に囚われて未来の選択を狭めてしまわないことが重要ということがここから学ぶことができます。
さらに、自分なら出来るかもしれないというのは、間違いなく自己肯定感も強めることができるので、できるだけポジティブな考えを持った方が良いです。
今お話したオリンピックについて興味のある方は下記にリンクを貼っておくので見てみて下さい。
面白いですよ!
少し話が脱線してしまいましたが、最後に確証バイアスに陥ってしまわないために対策方法を見ていきましょう。
確証バイアスの対策方法
まずは、情報の出どころが偏っていないかどうかを考えましょう。
1つの情報だけを信じると大きな偏りが生じてしまうので、サンプル数を増やすのが重要になってきます。
その方法としてたくさん調べるだけではなく、素直な意見を言ってくれる人がいるなら聞いてみることはかなり有効です。
次に、視野や視点が限定されていないかどうかを確認しましょう。
自分の主張と反対の意見、つまりは反論も考え合わせた上で判断しているのかを確認して、自分にとって都合のいいものだけを選ばないようにしましょう。
最終目的は広い視点で客観的かつ冷静に判断するということになります。
これを目指して、確証バイアスに陥らないように注意していきましょう。
今回は、誰もが無意識の間に陥ってしまう「確証バイアス」について解説してきました。
誰しもに起こりうるので、確証バイアスに陥っているかな?と感じたら、広い視点で客観的かつ冷静に判断するように心がけていきましょう。
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