自暴自棄になりそうなときこそ、「本当にいいの?」と問う
絶賛ダイエット中な私。
糖質を気をつけたり、筋トレをしたりするくらいのゆるさなんだけど、ここしばらくお酒の量は結構控えていたんだよね。やっぱりお酒を飲まないと体調がよくなり、規則正しい生活ができるなと思う。
ただ、夏なのでやっぱり飲みたくなるんだよなあ。暑い日の夜なんか、「あ〜〜今日は飲みたいな」と手を伸ばしそうになる。でも頻繁に飲んでいるとダイエットはしづらいので、そういったときは炭酸水に代えてぐっと我慢。
そんな状態が続いていたんだけど、自分へのご褒美も兼ねて、最近家で久しぶりにお酒を楽しんだんだよね。
そしたらさ、めっちゃ美味しくて……!
しばらくの間我慢して、久しぶりに飲んだお酒ってなんでこんなに美味しいんだろうね。「これぞ人生……!」という気持ちがしたよ。
おつまみの塩加減でも最高で、お酒も進むしどんどん楽しくなってくる。
ただ、満足のゆくまでお酒を飲んだあと、「なんかもう楽しい気分だから、もっと飲んでもいいな」「このまま寝ちゃおうかな〜」という気持ちになった。
いろいろとやりたいこともあるんだけど、放棄したくなってしまうというか。今まで執着していたことに対して「もういいかな」なんて気持ちになることがある。
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お酒で例えてみたものの、ふとしたときに「もういいか」と、明日のことなんてどうでもいい!なんて気持ちになった経験ない?
「今が楽しいからいっか」や「嫌なことがあったらもう全部やめちゃう」みたいな。わかりやすくいうと、自暴自棄になってしまうというか。
いい意味でも悪い意味でも、投げ出してしまいそうなときってない?
ほとんどの場合は実際に投げ出さないものの、つい「もういいかなあ」と、楽しいこと(もしくは嫌なこと)に引っ張られて自分の軸がぶれてしまうそうなときがある。
こういう瞬間って、みんなどう自分を自制しているんだろうなあと思う。
私もたまに、楽しすぎて「明日のことなんか考えないぜ」的な思考になりがちなんだけど、その度に「いやちょっと待てよ」ともう一人の私が止めに入っている。
明日のことちゃんと考えなよ?
飲みすぎたら明日しんどくなるよ?
悲しい気持ちかもしれないけれど、ちゃんとやるべきことはやろうね?
などと、自由に動いてしまいそうな自分にちょっとだけ自制をかけてくれる。
これってすごく大切だと思う。
もちろんね、どうしようもできないこととか、命の危険がある場合は目の前のことだけを考えていいし、いい意味で自暴自棄になってもいい。
ただ、楽しいだけで明日の自分がしんどくなることをしたり、ちょっと嫌なことがあるだけで、殻に閉じこもってしまうのはもったいないなと思う。
そんなことで、明日の自分がしんどくなってもいいの?
そんなことで、今まで積み上げてきたものを止めてしまっていいの?
なんてことを考えてる。
感情に流されて自暴自棄になりそうなときこそ、一回自分に問いかける。
きっと、冷静な自分は「いや、ちょっと待って」と止めてくれるかもしれないよ。
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結局ダイエット中な私も、「お酒は気にせず飲んじゃおっかな〜」という黒い感情が出てきたものの、「いや、ちょっと待てよ」と冷静な自分が止めてくれた。
理想の体型になりたいんでしょ?
体力をつけたいんでしょ?
なんて言葉が頭の中で響いて、「よし、セーブしよう」と思えた。よかった。
自暴自棄になりそうなときこそ、一回問いたいな。
最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪