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果しなき時間の果に

30年ひと昔

米米CLUBの「浪漫飛行」という曲をご存知だろうか。僕と同世代の人は多分知らない人がほとんどいないと思うけど、高校生くらいの若い人はどうだろうね。
歌番組で聞いたことはあるかな?

僕らにとっては「定番のヒット曲」というイメージのままなんだけど、
この曲がヒットしたのは1990年。なんと30年前。

この「2,30年前が思ったより昔じゃない」という感覚、
年を取らないと全くといっていいほどわからないんじゃないかと思う。

よく考えたら、僕が15歳だったこの30年前に、
さらに「30年前」といったら昭和34年(!)

昭和34年のヒットソングといえば
水原弘さんの「黒い花びら」や小林旭さんの「ギターを持った渡り鳥」
白黒テレビ時代のすんげー古い歌謡曲
、というイメージしかなかった。
この年間ヒットランキング、ほとんど知らない曲だもんなぁ。

今の高校生も、90年代のヒットソングって
親の世代が好きな曲、というくらいの認識なのかもね。
古さを感じないのはB'zやドリカム、ミスチル、サザンなど一線で息の長い活躍をしているアーティストが多いのもあるのかな。

果しなき時間の果に

題は小松左京作品のオマージュです。
本家はこちら。超名作です


13年前に、親父が68歳で亡くなった。
親父の時間はそこで止まってしまった。
当たり前なんだけどお袋だけが年をとって、まもなく80歳になる。

お袋はもう80代か…って考えた時に、60代のまま時間が止まってしまった親父のことをお袋はどんなふうに思い出したりしてるんだろう…ってときおり考えるようになった。

もう数年経つと、お袋の年齢より僕の年齢の方が親父が死んだ年齢に近くなるくらいだ。

僕が長生きして80歳や90歳になった時に、親父の写真を眺めて、
「親父、若かったんだなー」って懐かしむときがくるといいな。

親の年齢を追い越すって今はまだ想像つかないけど。

今日はここまで。
それでは、また明日。

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