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家族の関係。

宜保家に住む愛犬2匹は宜保のシーズーと白い家夫婦から来たパグ。
パグは何度か宜保が預かっているうちに、義弟夫婦が宜保家にマイルドに捨てて行ったといって良いで賞。

とりあえず何事も最初はポジティブに話す宜保の性格で
宜保はことあるごとにこの2匹がどれだけ尊いかを熱弁する
しかし時が経つと(5分とか)、必ずやそれはネガティブ話に着地する

「おしっこもしちゃうし、抜け毛がすごすぎてね・・・涙」

粗相なし、抜け毛なしのシーズーに比べてとりあえず一般的にもパグコの抜け毛は半端ない。
加えて置いて行かれたショックからか混乱か、6歳パグコ、いまだにトイレの場所がわからない。

そんなわけでお気に入りのアンティークで飾られた宜保宅室内には所狭しと変な布がかけられ、その変な布の下がアンティークなのかIKEAなのかはもはや宜保にしかわからないしもうどっちでもいいし、それよりなんだか重めの空気が終始室内にひたすら漂っている。

二匹もいれば犬臭も拭えず、おまけにこのパグコは毎日が粗相。なんなら毎回が粗相なので家中歩くのも要注意で住めば慣れるが入った瞬間のふんわりしっこ臭も否めない。

そんな風に密かに日常を耐えている宜保が不憫で、わたしも『義弟夫婦!早く引き取りに来いよコノヤロー!!』と思うのに、それは言っちゃいけないことのように誰も口に出さず、宜保はかわいい末息子を庇ってか「あのおうちにはフェンスがないからねぇ(もう引き取れないのよ)」と意味の分からないことを言ってくる。

いや、パグ飼うのにフェンスは必要なかろう!!!

そして心優しい同居の2番目の義兄は
「いらないからって犬捨てるとか、ありえないよね・・・」と私に囁く。

思ってるなら言ってやって!おたくら兄弟!と思うも、この家族は何事も穏便に済ませたいのか、自分が犠牲になればいいと思っているのか話し合う様子もなく、ただただこの家だけでの忍耐が続く。そりゃ空気も重くなるわ。

とりあえずこの優しい2番目の義弟が文句も言わず日々甲斐甲斐しく2匹の世話をして
宜保はただただ大事な家が汚れて行くことを顔で笑って心で泣いているという現状、、に相反して義弟夫婦はこう言った

「(パグとシーズー)もうあんなに仲が良いんだもん!今更離れ離れはかわいそすぎて、、、一緒にしておくのがみんなにとって幸せなんだと思ったらもう引き離さないのが一番だからネ☆ウン☆」

ってオイ


マイルドに犬を捨てる
79歳の宜保に切ない思いをさせる
パグコを混乱させる

それ全部だめよ?て普通考えたらわかりそうだけど、わからない人もいるんだなーと。
そして全員血のつながった家族なのにはっきりものを言えない関係なんだなーと。


わたしと夫は部外者といえば部外者だけど、
もしうちの弟が母にワンコ押し付けたりしたら、やっぱりちょっと言うよね?とか考えたり。
夫も夫で我関せずだし、豪州の家族事情ってどーなってんだか、、と先々不安な、、

パグコも哀し顔が一層哀し顔で、わたしの心も久々に相当モヤった一件なのでした。


追伸:
そんな豪州宜保宅に今回、うちの13歳と15歳の姉弟を1か月置いてきました☆
そして宜保は風邪をこじらせ、本日うちの息子にもうつった模様。
もう、いろいろカオス☆


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