マーケティング・マイオピア[3-3]
我利なる主観から離れて考える
1)マーケティング・マイオピア
2)ドリルを買う人は、ドリルが欲しいのではなく、穴が欲しくて買う
3)顧客を繋ぎとめ、長期的な関係を築き上げることがマーケティング
というレビット教授の主張は、今じゃ珍しくも何ともなくなった感があります。
しかし、現実的には、まだまだ実現困難だったりします。
政府が「ものづくり日本」を推進しているからです。
ものづくりの技術や、製品そのものに価値があり、商品優先で、価値あと回しになりますと、
1)豆腐メーカーは、豆腐を作るのが仕事
2)豆腐を買う人は、豆腐が欲しくて買う
3)いま買っている人が、お客さん(リピーターや紹介客は眼中に無し)
という考え方に染まります。マーケティングの付け入る隙はありません。
豆腐のように、お客さんが価値を知っている商品ならば、まだしも、価値知られていない司法書士となると、
1)司法書士は、不登記の代理が仕事(4~5軒お隣の司法書士も)
2)司法書士へ依頼する人は、司法書士へ依頼したくて、司法書士へ依頼する
3)仕事を受任中のお客さんが顧客(リピーターや紹介客は客に非ず)
という考えになります。なので、先生方(の一部)は横柄なのでしょう。
余談を兼ねて、次回の予告にチョッピリ触れますと、
「先生と呼ばれて喜んでいるようでは、マーケティングの付け入る隙なし」
ということです。
経営者が(社員も)、自社を、どう定義するか?について考えるには、
「先生と呼ばれて喜ぶ主観」
から離れ、顧客の視点で考える(顧客の考えを調べる)ことです。
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