親の願いと息子の寝顔

今日のEテレすくすく子育てで、行動遺伝学というものを知った。親の得意、不得意な事が、30〜50%ほど遺伝するという。これを聞いて、みなどう思うだろうか?僕はなかなか納得した。そして、わが息子にはスポーツの能力はあまり期待できないかなということも感じた。もちろん、決してスポーツをさせないとかでは無く、むしろ逆なのだが、中学、高校と成長した時にスポーツで飯を食っていくような事はおススメしないだろう。

僕はいわゆる私立の中高一貫進学校に通ったが、そこには野球部が無かった。僕は高校のハンドボール投げで学年一の遠投ができる肩を持っていたし、体育のソフトボールではサイクルヒットを達成したこともあるので、野球部があれば人生変わってたかもと勝手に妄想していた。しかし、現実は真逆であり、かつ親戚にスポーツで大成した人は皆無であることからも改めて行動遺伝学が裏付けられた気がした。

一方で、トンビが鷹を産むと言うことわざを期待する自分がいるのもまた事実である。親族一統から初めてのプロスポーツ選手が誕生して欲しいとちょっとだけ思う自分がいる。息子たち、遺伝子に負けずに、親父を超えて行ってくれ!などと、スヤスヤ寝てる息子たちを横に見ながら携帯をいじる春の夜であった。