経験する事で得る事、失う事。
こんにちは!
知り合いで介護職の若者がおります。
「経験のために現場にも出ようと思って、仕事を変えたんです。石川から京都に引っ越して来たんです。」
介護職で頑張っている若者が言っておりました。
「初めて就職したのは介護でも、管理する側の仕事だったんです。でも、管理するのに現場を知らないのってなんか違うなと思って。ほら、そういうのって若いうちにしかできない事ですしね。今だけかなって。」
ふむふむ、素晴らしい心意気なこと!
でも、、、なんとなく、
会うたび会うたび元気が無くなっている気がするのです。
「今の仕事はどうなの?楽しいの?」
「大変ですよ〜!色んな人がいますしね。それに夜勤とかもあって、結構生活リズムは狂いますよ。彼女とも中々会えないし。やっぱり寂しかったりしますよ。」
「そっか〜!生活リズム狂うのは辛いよね。」
「今だけと思って頑張らないとですね。」
今だけかぁ。。。
経験する事全部は、きっと財産にもなるけれど、
経験した事で無くしてしまうものもあるなと思ったりもします。
その「経験」が足かせとなってしまうことも。
それも全て「経験」で今につながっているんだというけれど、できればそんな「経験」なんてしなかった方がどんなに楽に「自分」でいられたんだろうと思うこともあります。
そんなに疲れているし、楽しくなさそうで、「今だけ」だったら、もう辞めてしまって本当にやりたかったことをすればいいのに。と。
でも、それを言ってしまうと、元も子もないので、「無理しないでお気張りやす〜」と僕は言う事しかできません。
「もうその職場で学ぶことってなかったりするのかもよ。」と言ってみたり。
大きなお世話でちょっとだけ罪悪感
正解なんて、人によって変わる。
それが正解かもしれないし、それが間違いかもしれないし。
僕の正解が彼の正解とは限らないし。
どちらの道に行くとしても、
僕自身としては「また今度ね〜^_^」
と見送るだけなのですがね。
ただ、彼を見送る時の後ろ姿に、
明るいモノを見ていたいと、
勝手に願ってしまうのです。
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