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EXIT騒動から考える人の変化

EXITってお笑いコンビ知ってますか?

パリピ(パーティ・ピープル:パーティ好きで騒ぐこと楽しむことに目がない人々のこと)キャラ・チャラ男キャラを演じて、その特徴を漫才に落とし込む芸風で、いま大ブレイクしている芸人さんのひとつなんですね。

「ポンポ〜ン」という言葉を、チェケラ!みたいなノリで漫才の間に挟み込むことで、観衆を掴むようなことをしてるんですが、おそらくよくテレビを見る方だったら目にしたことがあると思います。

まぁ、その「ポンポ〜ン」が面白いかどうかは別問題なんですがw、EXITには兼近さんという方がおられます。

で、その兼近さん。どうやら8年前に逮捕されたことがあるらしいとのことで、今ネットニュースで話題になってるんですね。

逮捕の内容は、女子高生の売春の斡旋をしていたとして売春防止法違反の疑いとのこと。で、今話題のスキャンダルを発射することで、雑誌の売上を伸ばそうとした文藝春秋社が、文春砲をチュドーンとぶっ放したって話なんです。

でも、いくら逮捕されたといっても、それは兼近さんが吉本に入る前の話です。

なので吉本興業は「おいおい、いくらなんでもそれはやりすぎだろ。プライバシーもクソもねぇじゃねぇか。」と、文藝春秋社に法的処置もやむを得ないという判断をしているそうなんですね。

まぁ、その吉本興業と文藝春秋社のイザコザはそっと見守るとして(苦笑)、ぼくが今回言いたいのは、人はいつでも過去の自分とは別の人間になることができるという話なんですね。

というのも、当たり前の話なんですが、過去の自分の行為というのは、今の自分とは全く無関係だからです。

そうじゃなくて、過去の自分の行為からなにを学ぶのか?という点が非常に重要になってくるんです。

確かに、『過去の積み重ねで今がある』という見方もあります。ですが、今の自分を作るための決定打となった要素ってのは、『過去に経験した内容を自分なりにどう解釈するか?の積み重ね』なんだとぼくは考えるんですね。

だってそうじゃないですか。

いくら犯罪を犯したからといっても、世の中にはそこから更生する人もいれば、再犯を繰り返す人もいるわけです。

再犯を繰り返す人のだいたいってのは「しょせん自分はこんな人間さ。これが自分の人生なんだ。」と決めつけてるだけなんです。

ですが、更生する人というのは、過去の自分の行為を愚かしいものと反省して、「何が何でも違う人生を歩んでやる」と意志を固めた結果に過ぎないんですよね。

もちろん更生することは、そんなに簡単なことじゃありません。

コンフォートゾーンも働いていますし、新しい世界を歩むことには、人間は大なり小なり抵抗を覚えてしまうものです。

でも、その抵抗をどう扱うかは、今の自分でしか対処仕様がありませんし、そこには過去に自分というのは全くの無関係のはずです。

橋下徹さんは、昔『茶髪の風雲児』という異名で弁護士をされていました。

なんですが大阪府知事に立候補するときには髪をバッサリ切って、髪も黒く染めて「茶髪のぼくはもういません」と言い切って、昔の自分と今の自分は全くの別物だということを、世間にアピールしました。

そうなんですよ。

人間って、そんなシンプルな方法で大きく変わることができるものなんです。

ぼくだって、前職は製鉄所で働く機械系保全マンでしたが、今は経営コンサルタントを名乗れるくらいの仕事をしています。

もし、「オレって保全マンだしな。経営コンサルタントを名乗ったら、完全に詐欺だよな。」なんて思っていたら、一生路頭に迷っていたことでしょう。

今回のEXIT兼近さんは、どのようにして自分を変えてお笑いの道に入ったかはわかりません。ですが、「オレには売春斡旋しかできることないしな」なんて思い続けていたら、今も刑務所と隣り合わせの人生を歩んでいたことでしょう。

田辺輝恭

ReveDunJourプロジェクトは"夢”に特化し、子どもたち若者たちへ夢の持ち方・叶え方を発信しています。世界で夢を叶えてきた達成者たちが在籍。彼らから知恵と考え方を絞り取ることを是非としています。大和の心で我が儘に。